探偵社視点みたいよー!
って人が多かったので書きます!
本編Let’s go!
探偵社
国木田:視点
現在時刻は午前10時半,
重い雰囲気の中,探偵社で仕事を
していた。賢治はいつも通りだが,
どこか寂しそうであり,谷崎,鏡花,
そして敦は明らかにテンションが
低かった。みんなが太宰の帰りを
待っている。勿論俺もだ。
その時だった。
『『バンッッ!!』』
ドアが思い切り開いた。
敵襲かと思い,皆が身構えたが
違った。乱歩さんだった。
乱歩さんは酸欠でこう言った。
乱「太宰が…倒れた。」
俺は太宰が倒れたと乱歩さんに
聞いた時,耳を疑った。
あのほら吹きの太宰が?
有り得ない…いや,
信じたくなかった。
そして俺はまだ太宰に謝れて
いない。謝らなくてはならない。
それなのに…俺は冷や汗を流して
こう言った。
国「どういう事です…?太宰は
無事なんですか…ッ!?」
そう叫んだ。
乱「焦るのも分かるが1度待て。
太宰を苦しめたのはポートマフィアの
中原中也,素敵帽子くんだ。」
その名前を聞いた瞬間,
敦は立ち上がり,心の底から
憎悪しているかの様に顔を歪めた。
乱「待て敦,1度話を聞け。」
敦はハッとしたかのように再度
顔を下に向け,椅子に腰をかけた。
乱「だが,僕達にも勿論責任はある」
当たり前だ。フョードルとやらに
誑かされた俺らも悪い。
俺らは話し合って少し太宰の
様子を見ることにした。
頼む,,無事で居てくれ。
敦:視点
乱歩さんの説明の後,僕らは
太宰さんの寮へ向かった。
何故か少し足がすくんだ。
国「…太宰なら大丈夫だろう。」
それに気づいた国木田さんが
僕を励ましてくれた。
そうだ。あの人が何度自殺を
積んだと思っているんだ。
大丈夫…大丈夫に決まってる。
そうこうしていると太宰さんの
寮に着いた。乱歩さんがドアを開ける。
その瞬間に血生臭い匂いが
鼻を刺激した。僕は言葉を失った。
玄関に付いた赤黒い染みが
リビングへと僕らを誘ってる様だった。
僕らはそれに釣られる様に
リビングへと足を運ぶ,
そこに居たのは布団の上で
血の滲む包帯を身に纏い,
傷だらけの太宰さんがいた。
何処と無くその表情は
苦しそうで僕らの胸を痛めた。
太宰さんの体は細くて
暫く食べてなかったことを連想させた。
乱「…太宰の様子を
見たかったんだろう。
もう辛いだろうから帰れ。」
看病は僕がするから。
と乱歩さんは告げて僕らを
家の外に出した。国木田さんと
谷崎さんは さっきから顔色が悪く,
鏡花ちゃんは胸に手を置いて
密かに顔を歪めていた。
賢治くんはここには来ていない。
きっと力が暴走してしまうだろうと
思った。…僕は今どんな顔を
しているのだろうか。
そう思っていると,
鏡「…大丈夫…、?」
敦「ぇ…,?」
何とも情けない返事だ。
僕は自分の頬に手を置いてみた。
生暖かい水が指に触れた。
あぁ…そうか。僕は泣いているんだ。
そう思った瞬間涙が溢れて僕は
顔を覆い隠した。大粒の涙が
大量に零れ落ちて地面を濡らした。
太宰さんが…
このまま起きなかったら どうしよう。
そんな不安が僕を襲った。 その時だ。
乱「「太宰ッ…!!!」」
中から声が聞こえた。
太宰さんが起きたのかと思い僕は
咄嗟に扉を開ける。
そこにあった光景はとても
衝撃的だった。乱歩さんが窓から
飛び降りようとしていた。
僕は驚いて乱歩さんを止めた。
離せ!と叫ぶ乱歩さんのあの表情は
今でも忘れられない。
乱歩さんは疲れたように地面に
座り込んだ。僕らは何があったのか
乱歩さんに聞いた。
乱「太宰が起きた時の為に…
浴槽を掃除していたらガタッと言う
音がして…太宰の所に行くと太宰は
もう居なかったんだ…窓から見てみると
太宰は飛び降りた様だった。
追いかけようとしたら
君達に止められた訳だ。」
僕は少し申し訳なくなり乍も
乱歩さんを止めて良かったと
心の底から安堵した。
それが後から凶になるなんて
思いもしなかった。
おなじみのてぃるです!!
この小説に足を運んでくださって
本当にありがとうございます!!
続きも勿論書きます!
コメント
3件
ありゃ...目から塩水が...
続きお願いします!( ♪˶´・ᴗ・ `˶ ♪)