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その甘酸っぱい毒に溺れて堕ちる。-第4話-
-カイside-
△△…
△△は俺の元カノ。最近連絡がしつこくて…
《ねぇカイ、まだあの店行ってんの?》
『何?悪い?』
《もっかいやり直さない?》
『なんで』
《カイと別れてから気がついた》
《まだカイが好き》
『今更…』
《今更なのはわかってる。でもやり直したい》
『……』
『いいよ。やり直す?』
《ほんと!?》
《うんやり直す!!》
『……』
これで気を紛らわせれるかな…笑
……会いたい
『でもあの店行かせてくれるならやり直してもいいよ』
《行っていいよ》
『ありがと』
でも店には行けてない。ていうか行けない
会いたい……たった数日しか会ってないあの子に
-みらside-
「バーテンダー、カイくん最近来てないの?」
“はい来ておりません”
「そっか…」
それから数日が経ち
また店を訪れた
もう手慣れたようにカウンターに腰を下ろす
「バーテンダー、モヒートちょu」
と 言いかけた時オリエンタルの匂いがすぅーと通った
『久しぶり』
「カイくん!?」
『そうだよ〜』
カイくん…ずっと会いたかった人…
『あそうだ。』
『連絡先交換しない?』
「いいけど、大丈夫?」
『いいよ別に』
「私のやつ渡しとくね」
『あーありがと』
あー何やってんだろ…笑 吹っ切れると思ったのに
「あっそうだ。言っとくね」
『何を?』
「前言った元カレが生きてて、復縁した」
『そっか』
『そういや俺も元カノと寄り戻したんだ』
「そうなんだ」
「会えなくなるね」
『うん。でも別にここには来るから』
「そっか」
あーやっぱあの電話彼女さんからだったんだ…笑
『あのさ、うち来る?』
「笑 簡単に言わない方がいいよ」
「彼女さんいるんでしょ?」
『同棲してない』
『なんもしないよ』
「んー行けたら行くね」
『……住所送っとく』
「ありがと」
行けたら行く。絶対に行かないと思ってるだろう。ほんとに言葉の通り行けたら行くとしか私は思ってない
「もう帰るね」
『もう帰んの?」
「うん帰る」
『そっか、ばいばい』
-カイside-
行けたら行くか…笑 絶対来ない笑
俺も帰ろ…
家に着いてスマホを見る。が何も通知は来ていない
家に帰って30分が経とうとしてる時チャイムがなった
まさかとは思い、覗き穴を見る
そこにはみらが立っていた
とっさにドアを開けた
『みら!?』
「来たよ…」
『……』
「今、食事制限中とかない?」
「お酒とかお菓子買ってきたよ」
『食事制限してない』
「よかった」
少し時間が経ち、距離が近くなっていた
『ほんとに彼氏と上手くやってる?』
「やってるよ…」
気がつけば肩が触れるくらい近かった
『ねぇキス、していい?』
「……」
「いいよ」
柔からかいキスを交わし次第に濃厚なキスへ変わっていく。夜が俺たちを飲み込んでいった
目が覚め、気がつくと朝になっていた
隣にいたはずのみらの姿はもうなかった
『居ない…』
彼女の残り香だけが彼女がいたことを証明している
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