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あぁ…どうもヨミといると調子が狂う。
甘えたくなってしまう。
苦しい
辛い
思いっきり甘えたい
辛いことを吐き出したい
でもそれ以上に、ヨミに幸せになってほしい
「出ていきなさい!」
思わず突き飛ばしてしまった
ヨミは、突き飛ばされて壁に頭をぶつけた。
「ヨミ…?ごめんなさい、私、こんなつもりじゃ…」
どうしようどうしよう
医者を呼ぶ?
それとも先に応急処置?
ヨミ、死なないで
ごめんなさい、何度でも謝るから…
お願い…
「このくらい大丈夫だよ」
こんな怪我を、私のせいで負って、どうして私に微笑みかけることができるの?
ヨミは…優しすぎる
「今…医者を呼ぶから…」
「だめだよ。また、イアナが悪者にされちゃう」
これは…本当に私が悪いのに。
ヨミが、とても苦しそうなのに。
ヨミの…この…私への執着はなんなの…?
「…ごめん」
それ以上、何も言えなくなってしまった。
黙りながら包帯を巻いたけど、ヨミも、無言だった。
「ヨミ…ベッドまで行ける…?」
支えようと手を差し出すが、その手は役割を果たさずに終わった。
ヨミに抱き寄せられて、一緒にベッドに寝転ばされた。
「イアナ…やっぱり、優しいね」
全然、そんなこと、ないのに。
ヨミは私のどこに惚れたのだろう。
ヨミは私のどこに惹かれたのだろう。
世間からも悪女と評される、いても厄介なだけの女だというのに。
「イアナ…?どうして泣いてるの?」
ぇ…私、泣いてるの?
弱みをみせるなんて…
はやく涙を止めないと。
「ヨミ…私…っ」
頭では、わかっているのに、甘えてしまう自分がいる。
甘えたいと思っている自分がいる。
気がついたら、私はヨミに抱きついていた。
ヨミは、私の醜いところも、汚いところも、全部、包み込んでくれる気がした。