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R-18気味 フライギ
地雷の方はここでさようなら
「逃がさない」
雨音が遠くに聞こえる。室内に響くのは、乱れた息遣いと、シーツが擦れる音だけだった。
「……フランス、もう……っ」
震える声で名を呼んでも、フランスはクスリと笑うだけだ。
「もう? 何? はっきり言ってごらん?」
喉元に舌を這わせながら、耳元で囁かれる。熱い吐息が肌を撫で、ゾクリと背筋が震えた。
「っ……フランス、やめ……」
言い終わる前に、顎を掴まれ強引に唇を塞がれる。深く、舌を絡め取られ、思考が焼き尽くされそうになる。
「ん……っ、ふ……」
逃げようとするたびに腕を引き寄せられ、指先が肌を這う。焦らすように撫でられるたび、意識がどんどん溶かされていく。
「嫌がるくせに、こんなに熱くなってるのはどうして?」
フランスの手が滑るように腰へと移動し、ゆっくりと撫で上げる。敏感な部分をなぞられ、思わず息を詰めた。
「っ……や、フランス……そこは……っ」
「”そこは” なんだい? もっとちゃんと言って?」
意地悪く笑いながら、指が執拗に焦らす。ゆっくりと、しかし確実に追い詰めるような動きに、抗う気力が削がれていく。
「ふ、っ……く……っ」
腰が震えるたび、フランスの手はさらに深く入り込んでくる。
「ほら、素直になりなよ。君はもう、僕のものなんだから」
耳元に落とされた言葉が、頭の奥に焼き付いて離れない。フランスの手が絡みつくように私を縛り、もう後戻りなどできなかった。
「君を僕でいっぱいにしてあげるよ……覚悟して?」
艶やかな声とともに、支配されるような熱に飲み込まれていった—