俺はぷりっつ、〇〇病院で入院している。
どうやら俺は、記憶喪失なようだ。
でも、いくら経ってもなにも思い出せない。
もはや今は、自分の苗字すらわからない。
すると、ドアから知らない白衣を着た男の人が入ってきた。
金髪のきれいな顔の人。
お医者さんかな?とおもっていたらその人が話しかけてきた。
🟡「あれ?起こしちゃった?ごめんね」
🟢「い、いや、大丈夫ですよ」
🟡「そっか、よかった。、、、ねぇ、やっぱり何も思い出せない?」
🟢「はい、なにも、、、」
🟡「そっか、、、(俯」
その人はショックだったのか、俯いてしまった。
というか、泣いていた。
自分がなにかしたのかと思って
🟢「大丈夫ですか!?」
と聞いた。
🟡「う、ううん、、、ねぇ、ちょっとお話聞いてくれる?」
🟢「はい、、、」
というと、その人は話し始めた。
🟡「俺には、彼氏がいたんだ。緑川っていうね。すごく大好きだった彼氏。中学3年生の頃に告白したんだ。」
🟡「○○○○○、大好きです!」
🟩「えっ!?お、俺も実は、、、」
🟡「、、、?」
🟩「はぁ、、もう、俺が最初に言おうと思ってたのに」
🟡「え?」
🟩「俺も大好きや!」
🟡「そうやって付き合えたんだ。その日の帰り道、一緒に帰ってくれて、幸せな時間だった。「俺達もついに付き合ったのか、、、」「そうだね~」なんて話したりして。でも、俺達が信号をわたっていた時、トラックが突っ込んできた。俺は彼がかばってくれたから少しの怪我だけで済んだんだけど、彼は、、、」
🟢「ッ、、、」
🟡「記憶喪失になちゃったんだ。君みたいにね。でも、その記憶喪失は少し特殊で、1日だけど記憶がリセットされるようになったんだよ。」
🟢「そう、なんですか、、、」
🟡「あ、ごめんね。こんな話に付き合わせて。」
🟢「いや、いいんです!大丈夫ですよ!」
🟡「じゃあ、記憶戻るといいね。ばいばい」
ガラガラ
あとから気づいた。
あの人が来ていた服、白かったから白衣だと思ったけど違った。
お医者さんじゃない。
でもなぜか、すこし気持ちが和んだ。
🟢「ッ_。ポロポロ」
「緑川 ぷりっつ」
自分の名札を見て、涙が流れてきた。
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