テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
⚠️雑です
殴り書きです、ごめんなさい🙏🙏
なのにめっちゃ長いっす、ごめん笑笑笑笑笑
rsli
『帰る場所、もう1個あってもいいでしょ?』
人、少ない。
らいと、立ってる。
ぼーっと前見てる。
頭、空っぽ。
何も考えたくないのに。
ぐるぐるする。
同じことばっか。
「……もういいやろ」
「俺が死んでもべつに誰も悲しまないし」
小さい声。
誰にも聞こえない。
そのとき。
「よくないでしょ」
後ろから声。
らいと、びくっ。
振り向く。
知らない男。
ロゼと名乗る男。
らいと、眉ひそめる。
「……なん」
ロゼ、少し肩すくめる。
「なんとなくやばそうだったから」
軽い言い方。
でも。
目はちゃんと見てる。
らいと、逸らす。
「……関係ないやろ」
ロゼ、うなずく。
「うん、関係ない」
あっさり。
らいと、少し戸惑う。
ロゼ、続ける。
「でも、見ちゃったから」
それだけ。
押しつけない。
でも離れない。
らいと、黙る。
数秒。
「……ほっといて」
「俺なんて生きてても意味ないんだよ……」
弱い声。
ロゼ、少し考える。
「じゃあ、5分だけ」
「……は?」
「5分だけ付き合って」
意味わからん。
らいと、困る。
でも。
なんか断れない。
「……なんなん」
ロゼ、笑う。
「コーヒー奢る」
らいと、ため息。
「……意味わからん」
でも。
足、動く。
少しだけ。
ロゼの方へ。
自販機。
コーヒー、2本。
ロゼ、渡す。
らいと、受け取る。
「……ありがと」
小さい声。
ロゼ、横に立つ。
何も言わない。
静か。
らいと、ぽつり。
「……なんで声かけたん」
ロゼ、少し考える。
「なんか、戻ってこれなさそうな顔してた」
らいと、止まる。
その言葉。
妙に刺さる。
「……そんな顔しとった?」
ロゼ、うなずく。
「してた」
はっきり。
らいと、少し笑う。
弱い笑い。
「……ださいな」
ロゼ、軽く首振る。
「普通だよ」
枢空乃希
らいと、目逸らす。
しばらく無言。
でも。
さっきより。
穏やかな雰囲気をかもしだしてる。
ロゼ、ぽつり。
「全部投げ出す前にさ」
らいと、少しだけ見る。
ロゼ、続ける。
「一個くらい、逃げ道増やしてもよくない?」
らいと、黙る。
「帰る場所、ひとつじゃなくていいでしょ」
やさしい声。
らいと、ぎゅっと缶握る。
少し震える。
「……そんな簡単に言うなや」
声、弱い。
ロゼ、うなずく。
「簡単じゃないよ」
否定しない。
「だから、今は簡単なことだけでいい」
らいと、少しだけ顔上げる。
ロゼ、軽く笑う。
「とりあえず、今日は帰ろ」
「……どこに」
ロゼ、さらっと。
「俺ん家」
らいと、固まる。
「……は?」
ロゼ、肩すくめる。
「もう一個の場所」
らいと、何も言えない。
数秒。
風、吹く。
心、少しだけ揺れる。
「……知らん人やし」
ロゼ、うなずく。
「だね」
それでも。
「でも今、君のこと見てる人ではあるでしょ」
その一言。
らいと、止まる。
胸、ぎゅってなる。
ずっと。
誰にも見られてない気がしてた。
でも今。
ちゃんと見られてる。
言葉出ない。
ロゼ、手差し出す。
「どうする?」
急かさない。
選ばせる。
らいと、じっと見る。
その手。
少し震えてる。
怖い。
でも。
ゆっくり。
手、伸ばす。
触れる。
ロゼ、軽く握る。
強くない。
逃げられるくらい。
ちょうどいい力。
らいと、ぽつり。
「……ちょっとだけやけん」
ロゼ、笑う。
「はいはい」
歩く。
隣。
距離、少しずつ近くなる。
らいと、まだ不安。
でも。
さっきより。
ちゃんと前見てる。
ロゼ、ちらっと見る。
(戻ってきてる)
小さく笑う。
「名前は?」
らいと、少しだけ迷う。
でも。
「……らいと」
「いい名前」
らいと、少し照れる。
「……ロゼ」
呼ぶ。
自然に。
ロゼ、少し驚く。
でも嬉しい。
「なに」
らいと、小さく。
「……さっき」
「ん?」
「……止めてくれて、ありがと」
ちゃんと言う。
ロゼ、少し笑う。
「どういたしまして」
li視点
あの夜のこと、
うまく思い出せない。
寒くて、
何もかもどうでもよくなってたことくらい。
でも、ひとつだけ覚えてる。
「よくないでしょ」って声。
知らない人のはずなのに、
その声で、少しだけ止まれた。
今、俺は朝を迎えて、
くだらないことで笑って、
少しずつ世界が明るくなった気がする。
あのとき、ほんの少しだけ、
誰かの言葉を受け取ったから。
俺は今、
ちゃんと生きてる。
アイツには言わないけど、
あの声がなかったら、
ここに立って笑ってる自分はいなかったってこと。
生きるのが少し怖かった俺を、
ただそばにいてくれたその人が、
なんとなく、いつのまにか、
救ってくれてたんだってこと。
正直、深い理由なんてなかった。
目に入っただけで、
放っておいたらまずそうだなと思っただけ。
だから声をかけた。
あいつは迷ってた。
今にも消えそうな顔で。
だから、ほんの少しだけ引き止めた。
大したことはしてない。
コーヒー渡して、
帰る場所ひとつ増やしただけ。
でも今、
あいつは隣で笑って、少しずつ距離を詰めてくる。
あの日のことを思い返すたび、
声をかけてよかったとだけ思う。
アイツには言わないけど、
あのとき自分が立ち止まったことが、
誰かの命をそっとつなぎ止めたんだってこと。
特別なことじゃない。
でも、その静かな瞬間の積み重ねが、
あいつの笑顔になって、
ちゃんと生きる力になってるんだってこと。
コメント
2件
そういう感じの話ほんとに好きです😭rzさんの優しさがすごくこの作品に詰まっててらぶです😿