今日は俺の唯一の同期であり親友が旅立つ日
白いタキシードに身を包みいつも以上に綺麗な
その姿に思わず見惚れる。
阿「ねぇ、見過ぎだから笑」
深「んー、…綺麗だなぁって…」
阿「何それっ、笑」
深「多分めめも言葉にならないと思うよこの姿のあべちゃん見たら」
阿「そうかなぁ、でも綺麗って思ってくれたら嬉しいな」
深「綺麗だよ、大丈夫自信持って」
阿「ふふっ、うんありがと」
コンコンッ
ラ「阿部ちゃーん‼︎ってうわぁっ!」
向「えっ、あーぷぅ⁉︎綺麗過ぎひん⁉︎」
阿「ありがと笑」
ラ「やっばい、今どこの国のお姫様かと思った」
深「性別変わってるじゃん笑笑」
向「えっ、写真撮らしてーや!」
阿「いいよ皆んなで撮ろっか」
深「康二達はどうしたの?めめと一緒に居たんじゃないわけ?」
ラ「なんかね阿部ちゃんの姿見たいけど見たらやばいから今精神統一してるよ」
向「俺たちは避難してきてん」
阿「あぁ、笑」
深「佐久間達は?終わりそう?」
ラ「もうそろそろって言ってた‼︎」
深「おっけ!」
そう、今日はめめと阿部ちゃんの結婚式。
まだ同棲婚が認められてないからあくまで
自分達で行う形だけの式だけどそれでも2人はすごく喜んでくれて今日の日を楽しみにしていてくれた。
会場のセッティングとかも全て自分達で行って
料理はだてさまと康二が担当してくれており
会場の飾り付けなどは照と佐久間が担当しており衣装と化粧はラウールと翔太が担当して、
俺は全体をまとめる係をしてるよ‼︎笑
阿「ふっか、本当今日はありがと」
深「なぁに?大切な同期のためですもん」
阿「1番に泣かないでね?」
深「それは厳しいかも笑」
岩「ふっかー!準備終わった‼︎」
深「はーい!…よしっ、阿部ちゃん」
阿「うん、」
深「いってらっしゃい‼︎」
阿「行ってきます!」
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半泣き状態のふっかに見送られ愛する人の待つ
場所まで向かう。
少し遠くに白のタキシード身を包んだ大好きな人の姿が見えた。
俺が声かける前にこちらに気付き駆け足で向かってきてくれた
目「亮平っ、…ぅわっ、」
阿「…どこか変だった?」
目「ううん、綺麗過ぎて…言葉がでてこないっ、」
阿「…ふふっ、蓮はかっこ良すぎるよ…」
目「そんな事ないよ」
阿「俺隣歩いていいのかなって思っちゃうくらいかっこいいよ」
目「俺の隣は亮平だけだから」
阿「うん、知ってる笑」
目「この会場ふっかさんが手配してくれたんだって」
阿「ね、本当頭上がらないよ」
目「…本当感謝しなきゃね」
阿「ふっか達の時は俺たちが頑張ろうね」
目「もちろん、そのつもり」
ラ「あ、2人とももう行ける⁇」
阿「うん、大丈夫だよ!」
目「あれ?なんでお前がここにいるの?」
ラ「僕リングボーイだから‼︎」
阿「あれ、佐久間がやるって言ってなかったけ⁇」
ラ「僕がリングボーイで、佐久間くんはフラワーボーイだよ‼︎代わってもらったの!」
目「そういうことか」
ラ「まぁ、それは置いといてさっ、扉開けるよ‼︎」
俺たちの前に立ちはだかる扉がゆっくりと開く
目の前にはステンドグラスがありまるで俺たちの事を祝福してくれているように優しい暖かな光が差し込んでいる。
大好きなメンバーに見守られながら今日という日を迎えられたことが嬉しくてバージンロードを歩きながら目に涙が溜まるのがわかった。
目「亮平泣くの早過ぎ」
阿「だって、グスッ…」
佐「阿部ちゃん!めっちゃ綺麗だよ‼︎」
岩「やばい、なきそうっ、」
向「ええやんっ、ええ写真がとれるで!」
渡「阿部泣くな‼︎化粧が崩れるだろ!」
宮「翔太、口悪いよ笑」
深「うぅっ、…阿部ちゃんがっ、グスッ」
ラ「ママ泣き過ぎ笑」
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岩「えー、健やかな時も、病めるときも喜び、悲しみの時も共に助け合い命ある限り尽くす事を誓いますか?」
阿「あれ、照が牧師なの?」
岩「あー、ふっかが泣き過ぎて無理だから代わりかな笑」
目「めっちゃ泣いてましたもんね」
岩「なんなら今も泣いてるから」
阿「泣き虫だな笑」
岩「とりあえず誓いますか?」
目「ふはっ、圧がやべぇ笑笑」
阿「誓います‼︎」
目「俺も命に変えても守り抜く事を誓います」
岩「それでは誓いのキスを」
阿「えっ、⁉︎」
目「じゃあ、…」
蓮は膝まづき俺の手のひらを取ったと思ったらそのまま手の甲にキスをしてきた。
阿「れっ、ん、…///」
目「唇は家に帰ってからのお楽しみにしとくね」
阿「ばっ、ばかぁっ‼︎///」
そんなこんなで式は無事に終わり
家に帰り2人でまったりしてるとグループLINEにたくさんの今日の写真が康二から送られてきた。
阿「あっ、康二が沢山送ってくれてるよ」
目「どれ?ほんとだ…うわっ、この亮平まじ可愛い…これも、」
阿「恥ずかしいから…///」
ピコンッ
阿「ん?康二からだ、」
向『グループLINEじゃ送るのあれかな思ったからこれは阿部ちゃんにあげるな⁉︎』
康二から個人で送られてきた写真は蓮が俺に膝ま付き手の甲にキスしてる写真だった。
本当にプリンスみたいだなこの蓮…
目「何見てるの?ってうわ、恥ずかしい…」
阿「王子様みたいでかっこよかったよ?」
目「そうかな、カッコつけ過ぎた…」
阿「ふふっ、待ち受けにしとこ」
目「それは勘弁してっ‼︎///」
これの後にいわふか夫婦が式を上げることになるのはまた別の話。
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岩「ふっか、いい加減泣き止みなよ」
深「だって、あべちゃん…綺麗だった…」
岩「はいはい、そうだね笑」
深「…グスッ」
岩「ふっかもさ、式あげたい?」
深「へぇっ?」
岩「もしよかったら俺と結婚式しない?」
深「…………はぁ⁉︎⁇⁉︎」
岩「なに、やだ?」
深「やじゃないっ、‼︎けどっ、ぇ⁉︎」
岩「言ったからね覚えといてよ」
深「ちょまっ、ひかるっ⁉︎‼︎」
end
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コメント
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現実だったらいいのに