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結愛
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#純愛
結愛
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な こྀི
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コメント
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うわあ、この手紙のシーン、すごく温かい気持ちになりました。愛美さんが「あしながおじさん」の物語と自分たちを重ねて言葉を綴っているのが、本当に胸に響きます。珠莉ちゃんにバレた時の会話の再現も面白いですね。「純也叔父さまのことですわよね?」の鋭い指摘に思わずニヤリとしてしまいました。純也さんの「……うん」という頷きに、八年分の想いが詰まっている感じがして、じんわりきました。続きが楽しみです!
『続いて、もう一通読ませて頂きます。この手紙は、ここにいる夫の純也さん宛てです』
愛美がブルーの封筒を開封しながらそう言った時、純也さんは「えっ?」と驚いた。この手紙は愛美からのサプライスだ。
彼は愛美が二通の手紙を用意していて、そのうち一通が〈わかば園〉の園長先生や職員さん方に宛てたものだとは知っていたけれど、もう一通が誰に宛てて書かれた手紙だったのかまでは知らなかったのだ。
『それでは――。
【わたしの大好きな〝あしながおじさん〟こと純也さんへ。
八年前、中学を卒業してからの進路に悩んでいたわたしに手を差し伸べてくれて、その後の人生を変えてくれたこと、ものすごく感謝しています。本当にありがとう。
あの時、他の理事の方たちは誰一人として、わたしの援助に名乗りを上げなかったと園長先生から聞きました。でも、今までは男子の援助しかしてこなかったあなたがわたしの書いた作文を読み上げて、『僕が彼女を援助します』って宣言した時、多分そこにいらっしゃったみなさんがビックリしていたと思います。
その理由を、あなたは三年後にわたしに話してくれたよね。俺は〈あしながおじさん〉のジャービスになりたかったんだ、って。あなたは大好きなあの物語のヒーローと自分を重ね合わせて、自分にとってのジュディ・アボットになってくれる相手を見つけたんだよね。それがわたしだったんだって聞いて、多分あなたがくれたどんな言葉よりも嬉しかった。わたしもジュディに憧れていたから。
あなたは好きになった相手が十三歳も年下の女の子だったから、ずいぶん悩んだだろうなって思う。いつかわたしに打ち明けてくれたよりもずっと大きな悩みを、あなたは抱えていたんじゃないかな。だって、まさか物語の中と同じように、わたしが姪の珠莉ちゃんと同級生になるなんて思っていなかったはずだから。それは本当に偶然のいたずらで、あなたにとっては予想外の展開だったんじゃないかな?
そして、ある時とうとう珠莉ちゃんにバレちゃったんだよね。わたしを援助している〝あしながおじさん〟が、純也さんだってこと。
それは多分、高二の春にあなたがわたしたちの暮らしていた寮へ来てくれた時。帰り際に、珠莉ちゃんと二人で何か話していたよね。内容までは分からないけど、多分こんな感じだったんじゃないかなっていうのは想像がつきます。
「純也叔父さま、愛美さんを援助して下さっている『おじさま』って、純也叔父さまのことですわよね?」
「……えっ!? まさか、そんなわけないだろ?」
「いいえ、隠してもムダですわ。私がいつ、愛美さんがインフルエンザで入院していたことを叔父さまにお伝えしましたの? お伝えしていませんでしたわよね?」
*カンのいい珠莉ちゃんは、そのことが理由で気づいたんだと思います】*』
愛美がそこまで読んだ時、純也さんは「……うん」と大きく頷いた。