白布くん宅にて。
シラブ「さっきから言ってんだろ、
なんで何回も同じミスすんだよ!」
『だって〜…』
ひぃぃぃ〜〜
白布くんと2人で、白布くんのおうちで
仲良くお勉強中です♡
白布くんの家初めてで…2人きりだなんて
ドキドキが止まらないよ!!
ずっと今日は緊張してドキドキしちゃって…
今もまじで音聞こえてんじゃないの!?
ドキドキ
私だけ…?
なのかも…
白布くんってば…
『鬼〜…』
シラブ「お前が、バカだからだろ」
『白布くんがバカバカ言うから余計バカになっちゃう…』
シラブ「何言ってんだ」
白布くんはそう言って、また私に勉強を
教えてくれる。
優しい!!
今日は何も無かった。
下駄箱には何もされてなかったし、
1日何も起きなかった
平和だったー。
変わったことといえば、結奈ちゃんは
今日お休みだそうで
結奈ちゃんの近くにいつもいた
りさちゃん?まきちゃん?が
「美樹ちゃん、!ほんとごめんなさい…」とだけ言いパタパタと逃げて行ってしまった。
何だったんだ…?と次の休み時間行くと
その2人も早退してしまったらしい。
接点ない2人からなんのごめんなさい…?
後からりっこに聞くと、知らないだって。
ほんと謎だよね!!
昼休みは、覚くんたちがまた来てくれた!
楽しくお昼を過ごしたよ。
あー楽しかったなぁ。
そして今もとっても…
シラブ「おい、聞いてんの?」
ハッ
やば、思い返してたら説明聞いてなかった
白布くんに怒られちゃう…
『ごめん、聞いてなかった』
私がそう言うと、はぁ〜とため息をついてしまう白布くん。
呆れちゃった?
隣に座ってる白布くんの方を向いて
『ごめんね?』と謝ると、
白布くんはシャーペンを置いて私の方を向く。
へ?なになになに
シラブ「お前さ、俺と別れろって書いた紙見てどう思ったの」
『えっ…?』
何故それを知っておられる、、?
シラブ「天童さんや桜井から聞いた」
え、、?
シラブ「そんで今日、犯人みんなで突き止めたんだ」
えっ…!?今日…!?
『えっえ〜〜!?!?!?』
シラブ「あの…あいつだったわ、最近お前に付きまとってる、、伊、伊野尾、、?」
『伊藤結奈ちゃん!?』
シラブ「あーそうそう」
名前すら覚えてない白布くん、、、
『結奈ちゃんがそんな事…』
友達だと思ってたのに、、これからもっと仲良くなれるかもって思ったのに、、
なんで、、、
放心状態の私を、白布くんはギュッと抱きしめた。
『白布くん、、?』
白布くんは私の肩に顔を埋める。
ゆっくり白布くんの背中に手を回す。
シラブ「お前、もっと俺を頼れよ」
そう言って白布くんは強く抱きしめる。
「俺はお前の彼氏だろ…」
そう付け足す声が
息が首にかかってくすぐったくて
『白布くんくすぐったいよ』
と背中をトントンしながら言うと、パッと
私を離した。
そして私の頬を両手で包んで言う。
シラブ「俺と別れんの?」
その顔はとても辛そうで…
白布くん、私があの紙を見て
別れるっていう選択をするかもしれないって
不安だったのかな?
そして今も。
白布くんは、心配性だね?
そんなの決まってるよ。
『別れるわけないじゃん…』
なんだかそう言うと涙が溢れてきて…
白布くんと別れたいだなんて思うわけない…
この言葉すら伝えるのが辛いや
シラブ「泣くなよ…」
そう言って白布くんは嬉しそうな、照れくさそうな顔で微笑んで私の涙を指でぬぐって
それからそのままキスをした。
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いや、尊