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ホッとして、やっと解放されると思ったら片脚を持ち上げられた。
後ろに当てられるモノ。
「は、ぇ⁈、なんッ、!んやぁぁあ⁈」
わけが分からず抵抗しようとしたけど、それも虚しくナカにクロノアさんのが入ってきた。
「、っう」
きゅうと締めてしまうのは、本心は悦ぶ素直な身体になっているから。
「な゛ん、れ…⁈」
「え?だってトラゾー言ったじゃん。痕つけた人のとこに行きなって」
不安定な姿勢で、しかもしたことのない体位で突き上げられる。
「ゃ゛ッ、だ…これ、こわぃ…っ!」
「俺にしっかり掴まってたら大丈夫だよ」
痕をつけたのが俺とクロノアさんは言ってるけど、記憶に全くない。
「トラゾーの好きなとこ突いてあげるね?」
「ひ、っ!、ま…もぅ、おわりッ、おわ、りだって、ばぁ…!!ばかっ!はなせってぇ…!、ぅあ゛っ、んぁあ〜〜ッッ!!」
「口悪っ。いや、そんなとこも可愛いけど…離さないから。それに今、俺が手を離したらトラゾー大変なことになっちゃうよ」
一瞬手を離したクロノアさん。
体勢が崩れてダメなとこに入りかけて慌ててしがみつく力を強めた。
「ほら」
「ばっ…おれがッ、いってんのは、ひゃう⁈、そうじゃなくて…!!」
「これ、トラゾーが寝ぼけてつけたんだよ」
「…は…⁈」
話題を急に戻すのやめて欲しい。
「俺、別に痕つけられるの嫌とか言ってねぇよ。トラゾーが勝手に自己完結しただけじゃんか」
確かに明言されたことはない。
勝手にそうだろうと決めつけていた。
「ぺいんとに言われた時そうだよって言ってやろうとも思ったけど、トラゾーは変なこと考えてる顔してたから言うのやめたんだよ」
「ひぁンッ⁈」
「淡白なほうだけど、…普通に恋人とはヤりたいもんでしょ」
「ヤり…っ、⁈きき、たくないッ、んゃっ!、あなたの口から、そんな、ことばッ…」
「俺はトラゾーにやらしい言葉たくさん言わせたいよ。恥ずかしがるきみが見たいから」
「し、しらないっ、し…、いわな、い!、ぁあ、んッ!」
「まぁそれは、追々ね?」
熱も硬度も大きさも増しているクロノアさんのを受け入れるのでいっぱいいっぱいで。
「あと俺、怒ってるんだ」
「ふぇッ⁈、ンやぁ、ま゛、そこ、やぁあっ!」
「ぺいんととあんな恋人みたいなことして……きみたちが以心伝心してるのは自他共に周知のことだけど。…俺はそれを許してるつもりはないよ」
恋人ごっこと言われていたあの時のこと。
表情ひとつ変わってなかったから何も思ってないと思ってたのに。
「ポーカーフェイスは得意だから、俺」
「あぅゔっ!、ぃ、ひぁんンッ!!」
片脚が限界を迎えて崩れ落ちる。
「ゃ、もう…やめへ、くださぃ…ッ」
「俺が一回で満足すると思ってたんなら、とんだ見当違いだね」
崩れた姿勢を変えられて、壁に手を縫い付けられた。
「や゛ぁ⁈」
「トラゾーのこと滅茶苦茶にするって言っただろ」
「っ!、それ、いじょ…いれちゃッ…だめです…っ!」
腰をゆっくり押し進めてくるクロノアさんに混乱が勝つ。
止まって欲しいのに自分のお尻にクロノアさんのお腹が当たった。
奥の奥。
許している以上の場所にクロノアさんのが入ってこようとする。
「入るね?」
「だ、め、…くろの、あさん…まっ゛…ぁ、……─────────〜〜〜!!?」
ナカでダメな音がした気がした。
電気が流されたような背筋をはしる感覚。
目の前が白黒とチカチカしているし、身体から力が抜けた。
「ぇ、ぅ…あ…⁇」
「可愛いね、すごい混乱してる」
ドアの前で腰だけ上げさせられた格好で蹲る俺にクロノアさんが後ろで笑った。
「そもそも誰と比べて淡白だって言ってるの?俺以外に身体許してたわけ?」
衝撃で声が出せない。
俺の言うのは世間と比較してで。
「ッ、…ツ…!」
口から出るのは空気の漏れる音だけ。
「…無言は肯定とみなすよ」
低い声に緩く首を横に振る。
「そっか。よかった」
こんなんが淡白だなんておかしい。
取り繕っていたんなら、この人は腹黒だ。
「俺がこういうことしたいって思うのはトラゾーだけだよ。隠してただけで。だから周りから見れば淡白に見えてたかもしれないね。まぁ、トラゾーもそう思ってたみたいだし。…えっと?もっといっぱい触って欲しいし、求めて欲しい?だっけ」
上半身だけへたり込む俺の下腹部を押したクロノアさんが反芻するかのように言う。
「や゛ぁあ〜〜ッッ⁈」
「確証の持てるものと、好きって言って欲しい…。トラゾーの不安を取り除けるなら、なんだってしてあげるよ?」
「ぉ、しちゃ…だめれ、すッ…」
「ナカにもたくさん中出ししてあげるし」
「んゃあぁ゛っ!」
びくっと身体が大きく跳ねた。
射精してもないのに、ずっとイッてる感覚がする。
「あれ?メスイキした?」
こんな下品な言葉、クロノアさんから飛び出るなんて誰が思うのか。
「ナカずっとビクビク痙攣してる」
「は、へッ、⁈と、ま゛ン、なぃ…っ〜〜!」
「トラゾー可愛いよ。好き、大好き。愛してる」
「その、っ、こぇ、やだぁ…ッ」
低くて掠れてて、俺しか囁かれたことがない声で今まで言わなかった言葉を言わないでほしい。
「トラゾー俺の声好きだもんね?大丈夫。俺もトラゾーの声好きだから」
そう言ってクロノアさんは動きを再開した。
「ぁッ、ゃ!ん、ふっ、ぁあ…!」
「あと一つトラゾーに教えてあげる」
「んひゃッ⁈」
根本まで咥え込まされる俺の耳元でクロノアさんがさっきよりも何トーンも潜ませた声で囁いた。
「俺がさっさと風呂に行く理由はね、ナカでもっと出したかったのを自分で処理してたからだよ」
「なっ、ひ、ぅぁあっ」
「トラゾーに負担かけたくないし、言っただろ。中出しもトラゾーがつらくなるからって」
ぐりっと抜かれた場所を抉られる。
「ん゛ゃぁあぁ゛あ…っ!!?」
「俺ひとりが気持ち良くなっても意味ないし。トラゾーが俺のこと淡白な奴って思って終わりにしたんなら終わらせないと。恋人のすることは聞いてあげなきゃいけないだろ?」
こんな、心身共にぐちゃぐちゃになりそうな快楽を毎回やられてたら身がもたない。
「だから、抑えてあげてたのに。トラゾーがあんな可愛いことするから俺も我慢しないよ」
「ら、ら゛っへ…!く、のあさ、っ…ぉれが、…さ、そって、も…かゎしっ、て…たから…ッッ」
「じゃあこれを毎日耐えれる?」
びくりと肩が跳ねる。
「俺はいいよ?トラゾーが気持ち良くなりすぎてドロドロのぐちゃぐちゃになっても」
毎日求められるの想像して奥がキュンと締まる。
「ふぅん?…嬉しいんだ」
「ま、まぃにちは、んぁッ、むりっ…れ゛す、っ!」
「トラゾー体力あるのに、快楽には弱いもんね?」
「ちがっ…」
「俺の、離したくないって締めてるくせに」
「ひゃぅうッ!!」
クロノアさんが、ビクビクと震える俺のを急に触って上下に動かし始めた。
「ひ、ゃ、だめッ!どっちも、はっ、あんン!、だめで、すッ!!」
ナカで硬さと大きさを増しながらも、クロノアさんの手は止まらない。
「でなっ、…で、にゃぃい…ッ、やあ、っぁ、ぁあ…ひゃぁあんっ!!」
イッた感じの射精感とは違うのに、別のモノを吹き出した。
「潮吹きまでしてくれるんだ?トラゾーすごく可愛いね♡」
「ぃ、あ…ひ、ぅ…♡♡?⁇」
脚も腰もガクガクと震えて、クロノアさんに腰を持ってもらわないと床に突っ伏しそうになる。
「じゃあ、俺もトラゾーのおねだりしてくれた通りナカに出してあげるよ」
「ヒッ、…ぃ、らなッ…も、く、ろのあさん、ので、いっぱいっで、…はぃんなぃっ!」
「孕ませるくらい出すって言ったよね?」
淡白なんか程遠い、獣みたいな行為。
「毎日こんな激しくしてたらトラゾー疲れちゃうし、日常生活してても喘いじゃいそうだから、淡白な触れ合いにしてたけど…。それも今日でやめるね?…あぁ、でもトラゾーからこんな風におねだりされたいからたまには淡白にしてみようかな?」
穿つように最奥を突かれる。
「んぁぁあ゛あッ…!!」
「じゃあ、射精すね?ちゃんと溢さず受け止めろよ」
「や、ぁ、ぁあ〜〜ッッ♡⁈」
長い長い射精と最奥で広がる熱いクロノアさんの出したモノ。
刷り込むように、塗りつけるようにナカをグリグリと擦られて、俺も出さずにイッた。
「っ、ぐ!、…すごい締め付け。…そんなことしなくてもまだいっぱい注いであげるよ」
「っっ〜⁈、も゛ッ、おな、か、いっぱぃ…ッ、たすけ、へ、…くる゛、しぃ…、くおのぁ、さん゛…っ」
「え?苦しめてる俺に助けを求めるの?可愛すぎじゃない?」
少しだけ膨らむお腹。
ナカから自身を抜いたクロノアさんは俺から手を離す。
「あ゛ッ、ぅ…っ」
力なく倒れ込んだ俺のナカからクロノアさんが出したたくさんの白濁が太ももを伝って床に滴る。
ドロリと、出ていく感覚に身震いした。
「あっ、こら。溢しちゃダメだろ。…ふはっ♡ココ、ヒクついてる」
クロノアさんは溢れる白濁を掬って俺のナカに戻していく。
弱い場所も押したり引っ掻いたりしながら。
「はぅ゛うッ♡」
「溢さないように蓋しないと。まだまだトラゾーのナカに注ぎ足りないし♡」
「やぁあ…ッ♡」
ふるふると首を横に振って、もう無理なことを意思表示した。