そして数ターンが経過した。そして1人の犠牲と共に『 氷のエリア』をクリアした。そうして教室に戻ってきた。
残り1ターンで、『 大地のエリア』のクリアは無理だ。無理と分かっていてもサイコロを振った。その時に人形が
「しゅーりょー」
と言った。そうして周りをみるとひとつの班がクリアしていた。その時に気づいたこれはどれかひとつの班がクリアすればいいのだ。と、
そしてみんながその班に集まり一人一人に感謝していると、そのクリアした班の人達が全員死んでしまった。その時人形が
「人は犠牲の上に成り立っている」
と言い、それを言い終えた途端
「急げー。残り6分。急げー。残り6分」
とループし始めた。しかし俺らはなんの事か分からなかった。そうしてしばらく教室で亡くなった奴らのことを思っていると人形が
「残り1分。残り1分。」
と言った。俺は何か疑問に思い窓から運動場を見てみると、10数人が運動場に集まっていた。
その時俺は思い出したあの放送を。「制限時間は2時間。こないと死」という放送を
「みんな!運動場にでろ!放送だ!放送を思い出せ!この人形が言っているのは残り時間(タイムリミット)だ!急げ!のこり1分もないぞ!」
といい、扉を開け、廊下に出た。そうして玄関に向かっていると、他の教室が見えた。血まみれで誰も居ない教室、双六をしている教室、その時わかった。これは全クラスで行われていたと言うことに。その時急に友達のことが頭を過ぎった。しかしそれで悩んでいる時間はない。急いで玄関へ向かっていると、他の教室から
「残り15秒」
と聞こえた。
「ここの階段を下れば、1階だ!急げ!」
と言い急いで下った。玄関が見えた。
「お前ら!玄関が見えたぞ!」
と言い後ろをみると、地獄絵図だった。階段で1人転んでしまいそれに引っかかり転んで階段は血まみれになっていた。「ううっ」と声を上げているやつもいた。しかし足を止めれば俺まで死んでしまう。
残り5秒
「前をみろ!」と橋本が言った。
残り4秒
そうして俺の背中に手を置いた。
残り3秒
「お前はすげぇよ。だから俺らの分も生きてくれ」
残り2秒
「あっちで失望させんなよ。約束だぞ」
残り1秒
運動場が、見えたその時、橋本が俺の背中を押した。
0
後ろを振り向くと橋本は死んでいた。橋本は自分を犠牲に俺を生かしてくれた。
「あぁ。うああ、うわあああああ。橋本ぉ。橋本ぉ。起きてくれよぉぉぉぉ」
と涙が溢れ、絶望を味合わされた。その時運動場の式台から
「おーyouよく出てこれたね!とてもgreat!だけど靴を履き替えなかったのはBADだね。早く来て、そんなゴミ相手にしないで。みんな待ってるから。」
「お前、もう1回言ってみろ」
「?あーゴミ?」
「お前をぶっ殺す。」
「おー実に勇敢!greatです!しかしたょっとうるさいので黙って貰いますよ!」
「なにいっt」
と急に目の前が真っ暗になった。
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