テラーノベル
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「「………の事件は今回も洗脳との関係性がありますので、住民の皆さんはすぐに対策を行なっ……」」
「はぁまたか……」
「何々〜?あぁ〜また洗脳事件?み〜せて〜♪」
ここ最近で頻繁に起き続けている洗脳事件、とある組織が関係している。
この世界には完全体を求め、世界中の人を奴隷にしようと企む「ドクター」がいる。そのドクターの支配下の**”ブレインズ”**、この組織が洗脳事件と関わっている。
「ありゃまぁ、これはまたやってるねぇ〜」
アザラシというあだ名がぴったりなシキはソファにゴロンゴロンとだらしなくテレビを見つめている。
「俺たちも世界とか征服したりできっ……いだだっ…」
不謹慎なことを言いつつ、ちょうど良く通りかかったセイに勢いよく頬を強く摘まれて、ソファから引き起こされる。自業自得だ。
「馬鹿者……俺らは守る側だろうがっ…!」
ドスの効いた声がシキの耳に直接伝わる。
「痛いがラァ離してぇぇ!ちぎれるっ!」
あそこのじゃれあいはともかく、俺らも組織の一つ、“フィール”(心の能力者)だ。
俺の名前はソウ、仲間はシキ、セイ、合わせて3人で事件を解決している。
「はぁっ…はぁ…セイってば万力〜…」
「これで何回目だお前は……ったく…。」
「あははっ…!いやいや〜」
ギロリと鋭い目で睨むとシキは冷や汗をダラダラと流して笑っている。本当に呆れるしか無い。
「セイがオッドアイズじゃなくて良かったね…シキ…」
能力……とは言っても人体に関する力。それを持つ者…通称「ボディ」
組織はそれぞれ7つ、脳、目、耳、鼻、口、心、触覚、それぞれアタック型、バランス型、サポート型、それを生かして組織内でチームを組み協力をすることでより素早く事件を解決する。だが、あの洗脳事件が起きてから組織内の中が悪くなっている。多分ブレインズの能力だと思うが……能力までは把握できていない。
「オッドアイズって言ってもミカゲってやつでしょぉ〜?そんな簡単に騙される訳ナイナイ〜」
するといきなり街中に悲鳴が響いた。
「……!?な、なんだ今の…」
「急いで行くぞ……シキも早く立て……!」
「へいへい…」
俺たちが動き出すよりも先に玄関が勢いよく開かれる。外の異様な空気が部屋に流れ込み事件の重大さを改めて知る。
目の前に立っていたのは……
「オッドアイズ…?なんでここに…」
目に関する能力者たちオッドアイズ、シオン、ヨル、ミカゲの三兄弟の組織。
長男のシオンが呼吸をする暇もないと訴えるくらいには焦り、他2人は目が潤んで今にも溢れそうだった。
「フィール……だろ…?」
「か、母さんと…父さんが……」
「街のみんなも……あいつらがっ…」
一斉に話されると困るが、要するに助けを求めている顔だ。
俺は…感情には敏感だからな…
「話は後でしよう…行くよ…!」
俺たちはそれぞれの手を握って家を抜け出した。
「み、見て!あそこっ…!!」
シオンの指差す先、人々が捕えられている多分オッドアイズの両親も。犯人は目の前の4人集団だろう。
「お、おい!!何やってるんだ!!今すぐ辞めろ!」
俺の声が伝わったのか視線がこちらに集まる。感情のない女性、明るい笑顔の女性、何やら震えている少女、ずっと笑っている男性
見てわかるのは明らかに普通じゃない、ボディだ…。
「あら…何かしら、私の仕事の邪魔ですけど」
「え〜!めっちゃビビっててウケる〜!お子ちゃまだもんね〜」
「…大声…怖い……」
「ん〜?ははっ!どっかで会ったことあるかなぁ?」
返事を返すだけで動きを止める雰囲気もなく捕えた人々を痛ぶっている。
頭に血が昇って周りに赤い覇気がまとい、シキとセイはそれを見て察する。これは俺の能力だ。
「本当に辞めろ!!そんなことをして何になるんだ!!」
攻撃を仕掛けようとするもシキに止められる。振り払いたかったが、仲間の真剣な目を見てグッと堪えた。相手の能力もわからないまま突っ込むのは確かによくないかもしれないけど……。
オッドアイズたちを見るとシオンの目の色が変化していた。能力を発動しているのだろう、確か千里眼……だったか。
少し時間が経ち、シオンは口を開いた。
「この人たち気をつけたほうがいい……特にあの元気な女の人…」
「能力……洗脳だって…」
「洗脳…」
洗脳事件というのは主にあの女が関わっているということになる。つまり、ドクターの支配下“ブレインズ”だ。
人々を操り、奴隷にし、要らなくなれば捨てる。そのせいで俺の両親は………
「お前らは狂ってる!!間違いなくだ!!」
少しは抑えたものの、すぐに頭に血が昇ってきてしまう。大切な人のことを考えれば余計に。
「あぁ〜も〜!うるさい!!こいつやっちゃっていい?」
「あははっ!いいんじゃない?」
何か会話をしているようだ。怒りが勝っているせいでまともに声すら聞こえない。
話終わる素振りを見せたかと思えば、いきなりこちらに体を向けて俺に手をかざしてきた…。
(洗脳を使うつもりなのか…?)
警戒体制をとるが……
何も起こらない。
「なんだよ!!」
周りのみんなとは正反対に感情的になりすぎた俺は理性など捨て、思い切り“ソイツ”に殴りかかる。
(クソっ!カスった…)
顔を狙ったつもりが、相手のほうが一枚上手だった。それでも、軽く吹っ飛んで壁に激突。無表情の女性の顔が少し動いたように見えた。
「痛った!えっ…!?マジ!?」
「この子、感情が強いわね」
「ふふっ…一回撤退しよっかっ!」
怒っている俺のことは無視して洗脳済みの人々を掻っ攫い、ものすごいスピードで街を去っていった。
残ったのは静寂、程よく吹く風が俺の感情を逆撫でするように通過している。
「ま、待てっ!」
逃げられた。
先ほどまでの怒りと、なんとも言えないモヤモヤが身体中に染み渡る。
唇を噛み締めざるをえない。
「今は帰って状況を整理しよう………。オッドアイズ達も」
セイが発する落ち着いた言葉にハッと理性を戻して、ぎこちなく動く足を前に進めた。
#神奈川
こちらの茨さん🖌️
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瀬名 紫陽花
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コメント
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わあ
天才
AIくんありがとう