コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
【これはウミの幼少期のお話】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
東の海のある村に2人の兄妹が住んでいる。
そこは【フーシャ村】という村だ。
兄の名はルフィ、そして2個下の妹の名はウミ。
その日、ルフィはフーシャ村を走り回っていた。
そして、港に着くと見た事のない大きな海賊船が止まっていた。
ルフィ「お前ら海賊だな!」
?女「だったらなに?」
その船に、ルフィより2つ上くらいの赤と白の髪の女の子が居た。
ルフィ「何かしてきたらタダじゃおかないからな!」
?女「なに?やる気??」
?男「止めておけ、おれ達は喧嘩をしに来たんじゃないんだ。この村には手強そうな保安官が居るんだな」
止めに入ったのは赤髪で片方の目に三本の傷がある男だった。
ルフィ「なんだお前…」
ルフィはその雰囲気に不思議な感じている。
シャンクス「おれはシャンクス。この船の船長をしている。」
その赤髪の男はシャンクスと名乗った。
?女「ちょっと!シャンクス!何勝手に名前教えてんの?」
シャンクス「いいだろう?ウタ。」
シャンクスは少女をウタと呼んだ。
ウタ「もう知らない!」
ウタは不貞腐れたようにそっぽを向いた。
シャンクス「なぁ、保安官。この村を案内してくれないか?」
シャンクスがルフィに声をかける。
ルフィ「嫌だ!断る!」
ルフィは大声で断る。
シャンクス「おいおい。少しくらい頼むよ。」
ルフィ「嫌だ!」
ウタ「ちょっと!アンタさっきから嫌だ!嫌だ!うるさい!」
ウタ達が船を降りる。
ウタがルフィを引っ張り歩いていく。
シャンクス「お、おい。ウタァ…」
シャンクス達はその後を歩いていく。
その頃、ウミは、PARTYS BARに来ていた。
客「ウミちゃーん、おじちゃんにお酒ちょうだ〜い」
マキノ「ちょっと、大丈夫ですか?酔ってます?」
客「酔ってなーいよ、マキノちゃーん。」
マキノ「どう見ても酔ってます。」
テクテク)
ウミが一生懸命、お酒を持って来る。
マキノ「ウミ?大丈夫?」
マキノが心配し、一緒に運んでくれる。
ウミ「どーぞ。」
客「ありがとう〜ウミちゃーん。そんなウミちゃんには飴をあげるね?どうぞ。」
ウミ「いいの?ありがとう😁😁✨」
客「可愛いね〜」
マキノ「ちょっと。困りますよ。喉に詰まらせたらどうするんですかぁ。」
村長「そうだぞ!ウミまだたったの5歳だぞ!」
客2「もう5歳でしょ?大丈夫よ。ねぇウミちゃん。おばちゃんがクッキーあげようねぇ。」
マキノ「も〜。そんなにあげたら太るじゃないですかぁ。」
ウミ「ねぇマキノ…」
マキノ「ん?どうしたの……ねぇその顔はダメだってぇ。」
ウミがうるうる攻撃でマキノを見つめていた。
マキノ「も〜。ちゃんとお礼言うのよ?」
ウミ「はーい!ありがとう!マキノ!大好き!」
ウミがパァーっと笑顔になり、受け取る。
すると外から聞きなれた声がした。
ルフィ「離せよ!離せってばぁ!」
ルフィだ。
ウミはルフィの声が聞こえ、外へとかけ出す。
ウミ「!!!!!」
ウタ「???」
外へ出ると知らない男達が沢山居て、驚き中へ走って戻り、マキノの後ろに隠れる。
マキノ「ど、どうしたの?」
キィー)
シャンクス「お?酒場かぁ。いいなぁ。あ、酒をくれねぇか?」
ルフィ「離せってば!」
ウタ「わかったよ!うるさいなぁ!」
ウミがヒョコッとこっそりと覗くように顔を出す。
マキノ「ルフィ?!その子、何か悪いことしました?」
マキノは怯えながらシャンクス達に尋ねる。
シャンクス「そんなに怯えないでくれぇ。別に悪いことなんてされてないし、していないさぁ。ただ今さっきこの島に着いたら、頼もしい保安官さんが居てなぁ、村を案内して貰おうと思ったんだ。」
マキノ「ほ、本当ですか?」
シャンクス「悪いことなんざしてねぇよ。少しの間だけここを拠点として滞在させて欲しいんだ。いいかな?」
村長「もし、悪さしてみろ!海軍に突き出すぞ!」
シャンクス「わかった!これからよろしく頼む!」
ウタ「何、この小さい女の子!!!!!」
ウタがマキノの後ろに隠れているウミを覗き込む。
ビクッ)
ウミの人見知りが発動し、顔をマキノで隠す。
ウタ「あ、びっくりさせちゃったね。ごめん。私はウタ!あの人たちの船の音楽家なんだ!よろしくね(*^^*)貴女は?」
ウミはまた少し顔をだし
ウミ「ウ、ウミ…」
ウタ「ウミ?!貴女ウミって言うの?!」
ウミ「う、うん。」
ウタ「私と名前似てるね!(´>∀<`)ゝ))エヘヘ
なんか嬉しいなぁ〜。」
ウミ「ウ、ウミも、う、嬉しい…」
ウタ「あ〜!可愛い〜!妹にならない?」
ウタがウミに抱きつく。
ウミ「で、でも、ウミ、ルフィの妹だから…」
ウタ「ルフィ?あぁ、あのうるさいの?」
ウミがキョトンとする。
するとシャンクスと目が合い、また隠れる。
シャンクス「え!?」
クルー「あははっ!お頭、怖がられてらァ!ワハハッ!」
クルー達がシャンクスを揶揄う。
シャンクス「うるせぇぞ〜!」
シャンクスはウミの前でしゃがみ、ウミに話しかける。
シャンクス「俺はシャンクスってんだ。赤髪海賊団って海賊の船長だ。これからよろしくな😁😁✨」
ウミ「シ、シャンクス?」
シャンクス「そう。シャンクスだぁ!」
シャンクスはニカッと笑う。
ウミ「ウミ…ウミだよ。よろしくね。」
ルフィ「ウミ!コイツらに名前教えてよかったのか?」
ウミ「だって、悪い人じゃなさそうだろ?」
ルフィ「そ、そうだけどよぉ…まだ騙されてるかも知れねぇだろ!?」
シャンクス「おいルフィ。辛いこと言うなよぉ。」
シャンクスは笑いながら言う。
ルフィ「うるせぇ!俺はまだ信じてねぇからな!」
≡≡≡ヾ(⌒(_‘ω’)_タッタッタッ
ルフィは走って行く。
ウミ「え?ルフィ!!!!!」
シャンクス「そら、そうだよな。初めて来た知らねぇやつだもんな。そりゃ警戒するよな。仲良くなりてぇんだけどなぁ。」
ウミ「ル、ルフィは良い奴だよ?」
シャンクス「ああ。わかってるさ。俺はな、アイツを初めて見てから、気に入っちまったんだ。なんか楽しそうな奴だ。」
シャンクスは満面の笑みで笑う。
ウミ「ルフィ、また明日ここ来ると思う!シャンクス達を見に!」
シャンクス「…!なぁーハッハッハー!そうか!そうだな!野郎共〜!飲むぞー!」
クルー「おー!」
シャンクス達がフーシャ村に来て結構たった頃、
ウタとルフィがいつもの様に勝負をしていた。
今は夜、ルフィとウタがチキンレースをしようとしている最中だ。
ウミはそれをシャンクスの隣にちょこんと座り2人を見ていた。
シャンクス「ウミ、お前は仲間に入らねぇでいいのか?」
シャンクスがウミに尋ねる。
ウミ「私はいい。見てるだけで楽しいんだ!」
ウミが横に居るシャンクスを見上げて笑う。
シャンクス「ウミ、我慢する事はねぇ。自分のしたい事はしたいって言やぁ良いんだ。しかもその歳で遠慮なんてするな!なぁーハッハッハー!」
シャンクスがウミの頭をワシャワシャと撫でる。
ウミ「(*´ ˘ `*)♡エヘヘ」
ウミは撫でられたのが嬉しく、微笑んだ。
そして色々あり、シャンクスが刀の頭でウタとルフィの頭をコツンとやる。
ウタ「子供に剣を使うなんて海賊の風上にも置けないぞシャンクス!」
シャンクス「ばーか、今のは愛のムチってやつだ」
ルフィ「鞭じゃなくて剣だったぞ!」
ウタ「も〜う愛だなんて私を愛してるってことぉ?」
シャンクスとウタとルフィが仲良く話してるのを見てウミが呟く。
ウミ「仲良いよな。あの3人」
ベック「お前も混ざりゃ良いじゃねぇか」
ベックがウミの横に座り話しかけた。
ウミ「ん〜。」
シャンクス「ウミ!お前も来いよ!」
ウミ「え?」
ウタ「そうだよ!ウミ!ウミもおいでよ!」
ベック「ほら、行ってこい。」
横を見るとベックが微笑んでいた。
ウミ「う、うん!」
ウミは嬉しくて、立ち上がり、駆け寄る。
それからしばらくして
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【ここからはRutaさんのアカウントで書いて下さっているのでそちらも続きだと思いご覧下さい】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【原作が少し入ります。ご了承くださいください。】
この日、いつもと変わらずシャンクス達は海へ出た。そして夕方にはフーシャ村の港にレッド・フォース号とシャンクス達が帰ってきた。だがいつもと様子がおかしい。船員たちの様子も何もかもがおかしかった。
………そう。ウタが居ない。
ルフィ「シャンクス、ウタは?」
ルフィの隣でウミもシャンクスを見上げる。
シャンクス「ルフィ、ウミ。ウタはな、歌手になるために船を降りたんだ。」
シャンクスがルフィとウミの頭を撫でる。
ウミ「え?ウタ、居なくなっちゃったのか?」
ルフィ「なんで止めなかったんだよ!シャンクス!」
シャンクス「………」
その日は村の空気も悪かった。
それからしばらく経った頃、フーシャ村は前のように賑やかな村に戻っていた。
ルフィとウミはレッド・フォース号に乗っていた。
ルフィは船首に立つ。
シャンクス「おい。ルフィ、何する気だ?」
ルフィ「フン!俺は遊び半分なんかじゃない!もうあったま来た!証拠を見せてやる!」
ルフィは片手に刃物を持つ。
ウミ「ルフィ!危ないだろ!」
ルフィ「うるせぇ!」
シャンクス「だっはっはっ!おう!やってみろ!何するか知らねぇがな!」
クルー「またルフィが面白ぇことやってるよ」
シャンクス達はやれやれ!と笑っている。
ウミ「と、止めないの?」
ベック「やりてぇようにやりゃいいのさ。男ってそんなもんだ。」
ベックがウミの頭に手を置く。
ルフィ「フン!!」
ルフィが小刀で目の下を刺す。
ウミ「ひゃっっ!!!」
クルー「なっっっ!!!」
ルフィ「いってぇーーーー!」
クルー「バ、バカ野郎!何やってんだ!!!」
ルフィ「痛てぇよーーーーー!!!」
『ああああああああぁぁぁ〜〜〜』
その後、船を降り、PARTYS BARに来た。
シャンクス「野郎共ー!宴だァ!!!ルフィの根性と俺達の大いなる旅に!!!」
みんなが騒ぎ出す。
ルフィ「あ〜痛くなかった。」
ルフィが強がる
シャンクス「嘘つけ!馬鹿なことすんじゃねぇ!」
ウミはシャンクスの隣に座り、ジュースを飲んでいる。
ルフィ「俺は怪我だって、全然恐くないんだ!連れてってくれよ!次の航海!俺だって海賊になりてぇんだよ!」
ルフィが笑みを浮かべ、シャンクスに言う。
シャンクス「お前なんかが海賊になれるか!カナズチは海賊に取って致命的だぜ?」
それからシャンクス達とルフィの騒ぎが始まり、ウミは黙って見ていた。
マキノ「相変わらず楽しそうですね。船長さん」
マキノが樽を持ち、現れる。
シャンクス「ああ。こいつをからかうのは俺の楽しみなんだ。」
ルフィがベックに向かってシャンクスに指を指す。
ベック「確かに楽しんでるな。」
ウミ「あ!マキノ!」
ウミがマキノに駆け寄る。
マキノ「あら、ウミ。フフっ。ルフィ、ウミ貴方達も何か食べてく?」
ルフィ「ああ。じゃあ宝払いで食う。」
ウミ「私も私も!」
シャンクス「でたな?宝払い!お前ら、それはサギだぜ」
ルフィ「違う!ちゃんと俺は海賊になって宝見つけたら金払いに来るんだ!」
マキノ「ふふふ。期待して待ってるわ」
ルフィ「しししし。」
シャンクス「ウミ、お前は海賊になりたくねぇのか?」
ウミ「ん?私?私はぁ………えへへ〜」
ウミが満面の笑みを向ける
『可愛い〜〜〜』
クルーやシャンクス達がヘニャ〜と笑う。
マキノ「ウミはモテモテね。ふふふ」
ウミ「モテモテって何?」
マキノ「それは大きくなってから知るといいわ。」
マキノがニコッと笑う。
それからシャンクス達と会話を交わしていた頃、
バキ)
扉を蹴り破る音がした。
ヒグマ「邪魔するぜ。」
ヒグマという山賊達が押し寄せてきた。
それからシャンクスが酒瓶で殴られる。
『!!!!』
マキノ、ルフィ、ウミが驚き、目を見開く。
そして色々あり、山賊達が出ていく。
マキノ「船長さん。大丈夫ですか?!怪我は?」
シャンクス「あ〜、大丈夫、問題ない。………ぷッ!」
クルーや、シャンクスが爆笑する。
ルフィ「なんで笑ってんだよ!あんなのカッコ悪いじゃないか!!!!なんで戦わねぇんだよ!!!!」
ビクッ!)
急に大声をあげるルフィにびっくりしてしまったウミ。
ルフィ「いくらあいつらが大勢で強そうでも!!あんな事されて笑ってるなんて男じゃないぞ!!!!海賊じゃない!!!!」
ウミ「ルフィ…」
シャンクス「気持ちはわからんでもないが、ただ酒をかけられただけだ。怒る程の事じゃないだろう?」
ルフィは怒りながら歩き出す。
シャンクス「おい、待てよ。ルフィ」
ルフィ「しるか!もう知らん!弱虫が移る!」
ウミ「ルフィ、待っ、!!??」
『!!??』
ルフィの腕が伸び、みんなの目が飛び出る。
ウミ「う、腕、ルフィ、腕が、:( ;˙꒳˙;):」
シャンクス「腕が伸びた!!」
『こりゃ…まさかお前…』
ルフィ「なんだ!これァァ!!!」
ラッキー・ルー「ない!」
『何ィ!!』
ラッキー・ルー「敵船から奪ったゴムゴムの実!!!!」
みんなが驚き、騒ぎ。
シャンクス「ゴムゴムの実はな!悪魔の実とも呼ばれる海の秘宝なんだ!!!!食えば全身ゴム人間!!!!そして一生泳げない体になっちまうんだ!!」
ウミ、ルフィ「え~~~~~~っ!!うそ~~~~~~!!!!」
シャンクス「バカ野郎!!!!」
それから色々あり、ある日、ルフィとウミは村を歩き、BARに来ていた。
すると、あの時の山賊が来た。
ルフィ「げ………」
ウミ「が………」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
マキノ「村長さん!大変!」
村長「どうしたんじゃマキノ。そんなに慌てて」
マキノ「ルフィとウミが、山賊達に!!!!」
その頃、ルフィとヒグマが戦っていた。
そしてルフィがヒグマに踏まれる。
ウミは下っ端共に捕まっている。
ウミ「おい!ルフィに手ぇ出すな!」
ルフィ「足をどけろ!バカ山賊!!!!」
下っ端共「うるせぇガキどもだな。」
村長達が走ってくる。
村長「その子達を放してくれ!頼む!ルフィとウミが何をやったかは知らんし、あんた達と争う気も無い!失礼でなければ金も払う!その子達を助けてくれ!」
ルフィ、ウミ「村長…」
それでもヒグマはルフィを踏みつけにしながら村長の言葉を却下した。
ルフィ「悪いのはお前らだ!この山ざる!」
ウミ「そうだ!村長が頭を下げることねぇ!」
ヒグマ「よし、売り飛ばすのはやめだ。やっぱり殺してしまおう。その小娘もだ。」
ルフィ、ウミ「❗️」
マキノ「ルフィ!ウミ!」
村長「た…頼む!見逃してくれ!」
?「港に誰も迎えがないんで何事かと思えば…いつかの山賊じゃないか」
マキノ「船長さん!」
そう。シャンクス達だ。
シャンクス「ルフィ!お前のパンチはピストルのように強いんじゃなかったのか?妹1人守れなくてどうする?」
ウミ「シャンクス…」
ルフィ「…………うるせぇ!」
それから言い合いがあり、シャンクスにピストルが向けられる。
シャンクス「ピストル抜いたからには命かけろよ?」
山賊「あ?何言ってやがる。」
シャンクス「そいつは脅しの道具じゃねぇって言ってんだ。」
ドン!)
ラッキー・ルーがシャンクスにピストルを向けていた山賊を撃つ。
『!!!!』
みんなが目を見開く。
シャンクス「いいか?山賊…俺は酒や食い物を頭からぶっ掛けられようが唾を吐きかけられようが大抵の事は笑って見過ごしてやる。だがな!どんな理由があろうと俺の友達を傷つけるやつは絶対に許さない!!!!」
ルフィ「シャンクス…」
ヒグマはシャンクスの発言に嘲笑い、下っ端達は襲いかかって来る。
だがベックが下っ端達を片付ける。
ベック「うぬぼれるなよ?山賊…!!ウチと1戦やりたきゃ軍艦でも引っ張ってくるんだな。」
ルフィ、ウミ「…つええ…」
マキノ「すごい…」
ヒグマ「や、待てよ!仕掛けてきたのはこのガキ共だぜ!」
シャンクス「どのみち賞金首だろう」
煙幕が撒かれる。
シャンクス「煙幕だァ!」
煙幕が晴れだした。
シャンクス「!!ルフィ!ウミ!し!し!しまった!油断してた!ルフィとウミが!どうしようみんな!」
シャンクスが頭をかかえ、慌て出す。
ラッキー・ルー「うろたえるんじゃねえ!お頭!この野郎!!!!みんなで探しゃすぐ見つかる!!!!」
ベック「ったく、この人は…」
キュッ)
誰かがシャンクスの裾を軽く引っ張る。
シャンクス「ん?誰だ?あああ!ウミ!居た!!!!」
シャンクスの裾を引っ張ったのはウミだった。
ラッキー・ルー「怪我は!怪我はねぇのか!」
ウミ「う、うん。でも、ルフィが!」
シャンクス「今から助けに行ってくるからな?大丈夫だからな?」
シャンクスが慌てたまま言う。
ラッキー・ルー「お、お、落ち着けって!お頭!」
その頃、ルフィとヒグマは海に居た。
そしてルフィが海へ投げられる。
ルフィが溺れそうになった時、近海の主が小舟ごとヒグマを飲み込む。そしてルフィまで食べられそうになった時、ルフィを助けにある男がやって来た。
ルフィ「………!!シャンクス!!!!」
シャンクス「失せろ!」
シャンクスは覇気で近海の主に言う。
すると近海の主は大人しくなり帰って行く。
シャンクス「恩に着るよルフィ。ウミとマキノさんから聞いたぞ?俺のために戦ってくれたんだってなぁ?」
ルフィは、シャンクスの胸の中で泣く。
シャンクス「おい。泣くな男だろ?」
ルフィ「……だってよぉ…ジャングズ…!!腕がぁぁ!!!!」
シャンクスの左腕が無く、血がドバドバ出ていた。
シャンクス「安いもんだ。腕の1本くらい…無事でよかった。」
ルフィ「う、う、うわぁぁぁー!」
そして、村に付き、マキノに手当てをされたシャンクスとルフィの元にウミが駆け寄る。
シャンクスの腕を見てしまい。
ウミ「シャンクス…」
シャンクス「!なんだ来たのか。見舞酒なら喜んで受け取るが…そうじゃないみたいだな。」
ウミ「……痛いか?」
シャンクス「まさか。ルフィもお前も無事でよかった。ほら来い。」
シャンクスはウミに片腕を広げる。
ポロッ)
シャンクス「あー。ほらほら泣くな。お前に泣かれる方がよっぽど胸が痛い。」
ウミ「ズビッ。ぐすん。」
シャンクスがウミの頭を撫でているとシャンクスはルフィの表情に気づく。
ルフィは俯いている。
シャンクス「おっと。そうだ。船の包帯がもう無いんだ。マキノさんから新しく貰ってきてくれるか?」
シャンクスがウミに頼む。
ウミ「ん。いいよ。」
シャンクス「よし、ありがとう。」
≡≡≡ヾ(⌒(_‘ω’)_タッタッタッ
ウミは走ってマキノの所へ向かう。
シャンクス「ルフィ」
ルフィ「!」
シャンクス「ウミはこの事をお前のせいだなんて思いやしてないさ」
シャンクスは左腕を指さしながら言う。
シャンクス「だからそう顔に出して落ち込むな。」
ルフィ「別にそんなんじゃねぇし!」
プイッと視線をそらす。
シャンクス「(図星だな。)俺はウミを泣かせたダメな男だな。…ルフィ。アイツを泣かせないと約束してくれるか?」
ルフィ「無理だ!だってアイツ、転んだだけですぐ泣く!」
シャンクス「で、でもウミはお前のたった1人の妹だ。守ってやってくれ。分かったか?」
ルフィ「…ん!…」
シャンクス「よし!いい子だ!」
シャンクスがルフィを撫でる。
ルフィ「ガキ扱いすんじゃねぇ。」
それからシャンクスたちの出港の日が来た。
ルフィがシャンクス達に【海賊王になる】と告げ、シャンクスがルフィに麦わら帽子を託した。
が、横でギャンギャン泣くウミが居る。
シャンクス「だっはっはっ!ウミ!泣くな。二度と会えないわけじゃないだろう?」
ウミ「うわぁぁん😭😭ジャングズ〜!!」
マキノ「ほらウミ?そんなに泣いてたら船長さん達が行けないわ。」
シャンクス「でかくなったらまた会いに来てやるさ。それまでには自分のやりたい事見つけとくんだぞ?約束だ。」
ウミ「ゔん!」
小指を交し、約束した。
そしてシャンクス達は海の果へ向かって行った。