テラーノベル
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「…………すぐかけ直す」
ピッ……
「えっ、話しても大丈夫だよ?切っちゃってよかったの?」
目の前の私にも、声が少しも聞こえないくらい小さな声の相手だったのか、通話音量が小さいのかは分からないけど、相手の返事を待たずに切ったみたいだ。
「いい。どうでもいい知人からの誘いだから、急ぎでもないし」
「お友達じゃないの……?」
友達からの電話はあっても、どうでもいい知人というのが私にはいないから分からないな。
「友達の友達みたいなので、知人」
「なるほど。私、友達が少ないからそういうのがないけど。あ、4月に友達たちとバスツアーで出掛けたの」
―― 結婚式に招待するのも、彼女たちだね
と友達二人の顔を思い浮かべる私に
「ふーん。で、話の続き」
徹さんは食べ終わったスプーンを置いて言った。
「何の話だったっけ……あっ」
渡邊さんのことだ、と思い出した私を【大丈夫か?】という目で見た彼が
「お母さんの再婚相手の仕事」
と促す。
「そうそう。えっとね、母の勤め先にも来ている人で、会ったらしいんだけど。福祉車両を扱っている会社なんだって」
渡邊さんは自分で【社長だ!】とか言いそうにない人だ。だから私もわざわざは言わなかった。でも……
「そこで何やってる人?」
と、徹さんはまた聞いた。
#元カレ
まぁ
10,148
芙月みひろ
442
黒歴史つくーる
77
コメント
2件
樋代ちゃんのお友達のことなんてどうでもいいんでしょ! だから話を戻してまでお母さんの再婚相手の職種、役職、を… 徹、なぜ聞きたがる?電話の相手は? 樋代ちゃんが言わなかったのは正解だよ。 それなのに言わさせる。 何回でも言う〜!言っちゃダメ〜!!!
電話の相手が気になる!!それにしても渡邉さんの職業に拘るのが怪しー😱