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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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⚠︎腐表現有⚠︎

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翌日

ドンッ。

何やら外が五月蝿い。少しイライラしながら朝を迎えた。本当は寝るつもりはなかったが、昨日の疲労のせいか寝てしまっていた。

放「チッ…、なんだ?」

ドンドンドンッ。扉を三回叩かれた。この部屋には来客が来ることは滅多にない。誰だろうと思い、開けてみるとそこには_。

放「…クラクサナリデビ?」

ナヒ「あら、もしかして今起きたの?」

放「そうだが?それで、何か用かい?」

今日は機嫌が悪い日みたいだ。イライラを落ち着かせようとしているが、奴のことを思い出すとイライラが湧き出てくる。

ナヒ「あら、そんなに苛立ってどうかしたの?」

放「…はぁ、話した方がいいのかい?」

ナヒ「いいに決まってるわよ。」

昨日起こった事の経緯をクラクサナリデビに話した。

ナヒ「あら?その同僚ってもしかして_」

放「フンッ、公子だよ。」

ナヒ「やっぱりそうなのね。貴方がイラついている要因がわかったわ。」

やはりクラクサナリデビには自分がイラついていることをわかっていたようだ。とにかく奴とは関わりたくなかった。

その時、クラクサナリデビ以外の気配を感じた。思わず走って外に出る。

放「…チッ、またお前か。」

???「やあ、また会えて嬉しいよ。」

ナヒ「…貴方がファデュイ執行官の公子なのね。」

タル「嗚呼、そうだよ。」

奴にはクラクサナリデビが何故名前を知っているのかがわかっているらしい。

放「何をしに来た!」

ナヒ「そんなに怒鳴らない。」

クラクサナリデビがそう言ったが、自分は聞こえてないフリをする。

タル「何って…もちろん、君を探してたのさ。」

放「チッ、お前は何がしたいんだ?」

憎しみ、嫌悪、苛立ち。それぞれの感情が溢れ出る。

タル「おやおや、そんな顔で俺を見ないでくれよ。」

放「…………」

無言で奴を見る。自分がファデュイ執行官だった時もそうだったが、やはり目に光がない。

タル「……はぁ、本当はこうしたくなかったが。」

そう言ったつかの間。自分は浮いた。

タル「お嬢ちゃん!この子を借りてくよー!」

放「はぁ?!!おい、クラクサナリデビ!!!」

ナヒ「あらあら、楽しんでらっしゃい。」

放「クラクサナリデビっ…!!!!帰ったら覚えておけ!!!」

ナヒ「ふふっ…。」


数分後

放「はぁ…仕方ない。着いていくしかないだろうね。」

タル「本当かい…?!!」

もうヤケクソだった。もう会わないと思っていたのに、いきなり会ってしまったからには着いていくしかないだろう。

放「言っておくが、僕は君のことが嫌いだ。」

タル「昨日会ったばかりで、なんでそんなこと言われちゃうのかな〜…」

お前のせいだろ、とつい思ってしまった。それに朝起きたばかりで髪もボサボサだ。

放「…そういえば、何故フォンテーヌに行きたいんだい?」

タル「用事だよ、用事。」

ふと思った。何故僕を誘ったのかと。

放「…あと、何故僕を誘ったんだい?」

タル「俺が気になったからだよ。」

放「気になった??」

何となくで感じているのだろうか。自分が元第6位の執行官だったことを。自分はとある質問を聞いてみた。

放「今でも、ファデュイ執行官の第6位は空席なのかい?」

タル「…ん?嗚呼、そうだよ。でも、なんで君が知ってるんだい?」

放「風の噂だ。」

タル「ふーん…。」


数分後

今は自分の元素を使って飛んでいる。奴は下から走って追いかけている。

タル「はぁ…そろそろ降りてきてくれないかい!!」

放「嫌に決まってるだろ…!!」

そう言った途端、奴がとんでもないジャンプをする。僕の体に捕まってきた。コイツは異常な程の運動神経なんだろう。

放「…はぁ、僕の質問に答えてくれるかい?答えたら運んであげるよ。」

タル「本当かい…?!」

まんまとその話に乗った。僕は質問をする。

放「何故、気になったんだい?」

タル「その質問、またかい?」

放「ちゃんと答えるんだぞ?正直に答えなかったら落とす。」

タル「はぁ…?!えーっと……」

タル「こういうことだよっ…!!」

急に顔を近づけてきたと思ったら、唇に何か当たっている。これはいわゆる_、口付けだ。

放「………?!!!」

頭を掴んで止めさせようとするが中々離れない。しかも、奴の舌を自分の口の中に入れてきた。

放「………っ?!?!!」

タル「………プハァ。」

放「チッ、虫けらが……!!」

タル「ハハッ、その顔見てみたかったんだ!」

何故急に口付けをされたのかが理解出来なかった。

放「何故口付けをしてきたっ…!!」

タル「君に向けての愛情表現かな。」

放「はぁ…???君は余計なことをしてしまったね。」

タル「え??」

ガッシリ掴んでいた服を離す。奴は何とか受け身を取れた。

タル「さっきのは謝るからー!!!運んでくれよ!!」

放「無理だね、べー。」

自分は、フォンテーヌに行く道を先々進んだ。奴はやはり、追いかけて来ていた。

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第三話・終

苦手だった方はすみません……!!

「コイツのこと」

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