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「……今のは問題ありません」
律の短い言葉が、耳の奥で何度も響いていた。
褒められたわけではない。けれど、否定されなかったことが、何より嬉しかった。
「やった……!」
思わず小さく拳を握る。
ほんの一歩でも進めた気がする。
そして、もっと先へ進みたいと思った。
(律さんに、ちゃんと認めてもらいたい。もっと堂々と“できる”って言われたい)
胸の奥で芽生えた思いが、華の表情を明るく照らしていた。