4話 レッスンは社内恋愛?
私の勤める『株式会社frihet』は、都内のオフィス街にそびえ立つ高層ビルの中にある。
いつもと変わらない通勤路を、昨夜のせいでいつもよりそわそわしながら歩く。
(逢坂くんに会ったら、何て言おう。昨日のことはやっぱり無しで、とか言ったら呆れられるよね……)
自分から言い出したことなのに。
一夜明けて冷静になると、あんな約束をしてしまったことを少しだけ後悔していた。
逢坂くんは私のことを「魅力なくない」と言ってくれたけど、自分ではどうしてもそう思えないのだ。
気づくと無意識に鎖骨の下を指先で触れていた。
息が止まるかと思うほどの情熱的なキス。胸を包んで揺らす骨ばった指。逢坂くんの触れた感触がまたリアルに蘇ってきて、私はふるふると首を振った。
(自信を持つ以前に、またあんなことをするのかと思うと***************************
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