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ベラドール「なぁ」
俺らは飯を食い終わって昨日のことについて話し合っていたら、
ベラドール「さっきから気になってたんだけどよ、ドアんとこになんか刺さってね?」
シャスカ「…確かに、よく見たら刺さってんな」
それが気になったのか自らドアに近づいて行った。
そして、ドアを開けると、何やら紙が釘で打ち付けられていた。
ベラドール「なんだこれ?」
シャスカ「果たし状…?」
ボラス「今日の13時、我々の城、マリリ城に来るように。今すぐにでもお前らの愚行を終わらせる。マリアル…、どういうことだ…」
ベラドール「今日!?」
シャスカ「城なんて場所分からねー…って下の方にちゃんと地図まで親切に」
ベラドール「カヤト…どうするよ」
シャスカ「誰かが残る…しかないな」
ベラドール「私残るよ」
シャスカ「良いのか?能力的に…3人で行った方が…」
ボラス「相手はどれだけ強いか分からないからな」
シャスカ「仕方ない、待ってもらうしか他ないかもな」
ボラス「準備するとしよう」
ベラドール「私、カヤトに伝えてくるよ、食料も運んでな」
そして時は流れ果たし状通りの13時になった。
ベラドール「…よし、行くか」
シャスカ「どれぐらい掛かるだろうな…」
ボラス「気を引き締めて行こう」
こうして俺達は、地図を頼りに目的地まで向かうことにした。
ディサイア「ミカン…」
発見した頃には惨たらしい姿で見つかった。
ディサイア「許せない事態だ…」
ジョセフ「僕達はこうして弔う事しかできない。その他にもやられてしまった子達の分も生きようじゃないか、ディサイアさん」
ディサイア「そうするとしよう。…しかしそんなこともありながら生き残っているなんて凄いことだ、ソフィア」
ジョセフ「残ったのは僕を含めて3名。相手も相当な実力者達だったね」
ディサイア「悔しくなるな…」
ソフィア「館も荒れちゃってますね…修復するのにかなり時間がかかります…しかも3人で…」
ジョセフ「ここら見て周ったんだけど、カヤト君の死体がなくてね。何か知ってる事はないかな」
ソフィア「私は見てないです…」
ディサイア「彼の事だ、無いならきっと何処かで生きているはず」
ジョセフ「僕もそう思う反面、ちょっとばかし心配でね…死んじゃったりしてないか、とかさ」
ディサイア「だが、心配はいらないだろう。さて、まずは各部屋の瓦礫を外にやる作業からするとしよう」
ソフィア「先が思いやられるような気がしますが、頑張りましょう」
ジョセフ「そうだね」
ゲルタ「皆感謝する。これにて修復作業は終わりだ」
あちらこちらから拍手喝采が起こる。
修復に至るまで約1週間が経過した。
協力してくれる人達が多く、予定より早く終わる事ができた。
ゲルタ「参加者全員に協力料金を後程各自に請求させてもらう」
修復は出来たもののヴァンパイア退治を逃してしまい、挙句の果てには仲間がほとんど消滅してしまう始末。私達もしばらくは戦場には行けないだろう。
ツヴェル「何だか申し訳ない気持ちがいっぱいだ。早急に合流することができたら間に合っていたのかもしれないのに…」
ゲルタ「皆誠心誠意戦ってくれた。前を向こう」
ツヴェル「………うん。クヨクヨ引きずっててもアレだしな」
そして、私達はチーム状況が安定する間自粛という形をとることになった。