『君に一目惚れ』
注意書きは第一話をご覧下さい。
リクエスト作品です。
青side
俺の名前は青。
ごく普通の男子高校生。
今日は俺のクラスに転校生が来るらしい。
どんなヤツなんだろうか。
女子か?男子か?
美女か?イケメンか?
いろんな予想をしながら教室へ向かう。
HRの時間になり、先生が入ってきた。
先生「席につけー」
先生「今日は前から言ってた通り、転校生が来ている」
生徒「先生!女子か男子どっちですか!」
先生「見たらわかる」
生徒「教えてくださいよ〜!」
先生「見たらわかるっつってるだろ」
先生「入ってきていいぞ〜」
ガラガラ
青「…!」
水「え、えと…水っていいます」
水「これからよろしくお願いしますっ!」
生徒「よろしくー!」
生徒「え、めっちゃかわいい子じゃん!」
青「…」
…やべ惚れた(?)
え、思ってたより何千倍もかわいいんやけど。
聞いてないんだけど((言ってない
どうにかして仲良くなりてぇ…ッ!
先生「じゃあ水は…○○の隣な」
水「わかりましたっ!」
青「…」
あわよくば俺の隣になる少女漫画みたいな展開を期待したが、今の俺の席はどこの角度にもクラスメイトがいる。
くそッッッ……神様は味方してくれねーよかよッ!!
席が隣になったら自然に話しかけれると思ったのに…!!
こうなったら休み時間に話しかけるしかないか…。
休み時間
生徒「ねえねえ水ちゃんってどこから来たのー?」
水「んーっとね、○○ってとこから来たの!」
生徒「へー!そうなんだー!」
生徒「水ちゃん!好きな食べ物ってなに?」
水「シュークリーム!」
生徒「わかるー!私も好きー!」
水「美味しいよねー!♪」
ガヤガヤ…
青「…( ー̀ н ー́ )」
あいつ人気すぎん?
周りは人で囲まれて話しかけれへんし…。
俺だって話しかけたいんやけど!?
あんな調子じゃ今日話しかけれへんって。
俺のミッションがぁぁ…((
放課後
青「…」ダムッダムッ(ドリブルしてる)
気づいたら放課後やしッッ…!!
部活だし!!←彼はバスケ部です。
くそッ!!部活入ってなかったら一緒に帰れたんかもしれへんのに!!
……いや、初対面で一緒に帰るのはキモイか。
顧問「おーい、練習試合するぞー」
青「…」
やる気出ねぇ…。
部長「おっ青!今日もかっこいいプレー見せてくれよなっ!」
青「そんな毎回出来るわけないって言ってるじゃないすか」
部長「って言いながらいつも、スリーポイント決めて勝利に導いてくれてるだろ?」
部長「頼りにしてるぜ!」ポンッ
青「はいはい……w」
部長は話しかけやすいし、いい人やし…そこはマジで救いやな。
青「…今日もやるか…っ!」
今日はいつもよりやる気はないけど、部長に背中を叩かれるとやる気が出る。
勝利に導いてくれるって言ってくれてるけど、俺は部長が背中を押してくれるから頑張れるんやけどな。
そんな事を直接は言えないので行動で示す。
部長「青パスッ!!」スッ
青「はい!」パシッ
青 ダムッダムッ
青 シュッ
ガコンッ!
ピピーッ!(試合終了)
部長「ナイスー!」
青「部長こそナイスパスっす」
今日もしっかりスリーポイントシュートを決める。
部長「やっぱ青がいないとダメだなw」
青「そんなことないすよw」
部長「時期部長はきっと青だな!」
青「俺なる気ないっすよ」
部長「えー!やりたいと思わなーい?」
青「今の所思ってないっすね」
部長「うそー!」
??「あ、あのっ…!」
青、部長「?」クルッ
部長「君は……見たことない顔だけど…どうしたの?」
??「えっと、試合見てたんですけど、2人のプレーが凄いかっこいいなって思って…!」
青「!」
え、待って待って。
目の前にいるのって…水…さん!?
部長「お、まじ?♪ありがとね!」
水「えと…3年生ですか?」
部長「そーそー、俺は部長やってるの」
部長「コイツは2年だよ。チームのエース」
水「…あれ、同じクラス…ですよね…?」
青「あ、そう…俺は青。よろしく、水…さん」
やッッッと話せたーーー!!!!
めっちゃキョドってるけど。
水「水でいいよ〜!よろしくね青くん!」
青 グサッ💘
くん付け!?しかも呼び捨て許可得たんですけど!?
急に神様が味方してくれた〜!!泣
部長「あ、転校生なのね!道理で始めてみる顔だなって思ったわけだ!」
水「そうなんです、今日転校してきたばかりで」
部長「そっかそっか!よろしくね♪」
水「はいっ!」
青「水…はまだ帰ってなかったん?」
水「うん!せっかくだし部活見学しようと思って」
水「バスケ部に来たら丁度試合が始まってばかりでつい最後まで見ちゃった♪」
水「青くんのスリーポイントシュートすっごくかっこよかった!✨」
青「お、おう…ありがと…//」
水から褒められるとか今日命日なんかな?
水「僕もバスケ部入ろうかな〜…」
僕っ子なんですか。そんなとこもかわいいですありがとうございます。
部長「あー…残念だけど、ここの学校男バスしかないんだよね」
部長「入るならマネージャーって事になっちゃうんだ」
水「そうなんですか…」
水「…でもそれって毎回試合が見れるってことですよね!?」
部長「まあ、そうだね」
水「じゃあ僕、バスケ部入りますっ!」
青「ん……!?」
部長「え、ほんと!?✨」
水「はいっ!」
部長「うわー!丁度マネージャー欲しいと思ってたから嬉しいよ!!よろしくね!」
水「こちらこそ!」
水「青くんもよろしくね!」
青「おう…よろしく」
……これは夢?((現実です。
席隣になれなくて残念だと思ってたけど、こんないい事が起こるなんて…!!✨
これはアタックするしかなくない!?
なんか色んな人が水狙ってるって噂が初日にしてあった気がするけどそんなもん俺が奪ってやるわ((急なやる気
部長「水ちゃん…でいいかな。水ちゃんはバスケやった事ある?」
水「いえ…実はあまりなくて…」
部長「そっか。マネージャーでもある程度知識はあった方がいいから…そうだ!青に教えてもらいなよ!」
部長「青はプレーもめっちゃ上手いし!教え方も上手いし!」
青「え、ちょ、めっちゃハードルあげますやん」
水「え、じゃあ青くんに教えてもらおっかな!いい?」
青「いい、けど…」
水「やったー!♪ありがとう青くん♪」
…ありがとう部長。
数日後
青「水〜、部活はもう慣れた?」
水「うん!おかげさまで!」
水「てか青くん凄いね!毎試合スリーポイント決めてて!✨」
青「そうか?w嬉しいな♪」
水がバスケ部に入って数日後。
俺と水も大分打ち解けて、よく話すようになった。
これを気に俺もたくさんアプローチしようと思っているが、なんせ水が鈍感という…。
頑張ってはいるが中々気づいて貰えない。
水「そういえば今休憩だよね!?はいっ!お水!」
青「ありがと」ワシャッ(髪を撫でる )
水「えへへっ♪」
……今見たでしょ??
俺毎回こうやって頭撫でとんのに照れへんの!!
水「青くんの手大きくて撫でられると安心する♪」
青「そ、そうか…///」
逆に俺がやられんの!!
コイツほんまに…///
そんな所もかわええけどッ!!
部長(…なるほどなー♪)
部長「…あれ、バスケボールってこんなに少なかったっけ?」
青「…ほんまっすね。いつもより少ない…」
顧問「…あ、すまん。もう空気が抜けてるのが多くて何個か回収してんだ」
部長「なるほど、そういうことっすか」
顧問「外の体育倉庫にボールがある。悪い取ってくるの忘れたわ」
水「あ、じゃあ私取ってきます!」
部長「…青と一緒に行ってきなよ!」
青「俺も…!?」
部長「だって水ちゃん1人じゃ迷っちゃうかもでしょ?」
青「…わかりました。行くぞ水」
水「うんっ!」
水「ボールいくつ持っていけばいいのー?」
青「う〜ん…5個くらいやな」
水「わかった!」
は〜〜〜〜〜笑った顔かわええ…♡
部長ホンマにありがたい…。
大好きやわ。
野球部「…あっ!そこの2人危ないっ!!」
青組「え?」
水を見ながら浮かれていると、上から野球ボールが飛んできていた。
その方向は水の顔を向いている。
くそッ!俺が外側を歩いていたら水にぶつかる危険性は消えたのに!!
と後悔しながら瞬時に水を守る。
水「きゃっ…!」
パシッ…!
水「…っ、へっ……?」
青「…あぶなっ……大丈夫か?水」
水「ぁ……う、うんっ…大丈夫」
野球部「すみません💦ケガはないですか!?」
青「あぁ大丈夫やで。俺らもよそ見しとったし」
野球部「ケガなくてよかったです!失礼します!」タッ
そういって野球部の部員は去っていった。
青「はぁ…災難やったな」
青「水?」
水「ぇ…?///」
青「!?」
青「だ、大丈夫か!?すごい顔真っ赤やけど…!!」
水「だ、大丈夫……!//」
水「だいじょぶだからっ……は、早く行こっ…!」
青「お、おう…せやな」
…赤面してる水がエロいなんて絶対に言えない((どんどん変態になっていってない?
水「えーっと…どこにあるんだ?」
青「ここやで。俺が3つ持つから水は2つ持ってくれへん?」
水「ん、わかった」
青「じゃ戻ろか」
水「そうだね」
青「…?」
青「さっきから元気ないけど…なんかあったんか?」
水「んぇ…?別になんでもないよ…w」
青「ほんまか?なんかあったらすぐ言うんやで」
水「うん」
青「戻りましたー」
部長「おー、結構遅かったな?」
青「いろいろあったんすよ」
部長「?まあいいが、練習始めるぞ!」
青「はい!」
水「…暑いな…/」
部長「…よしっ、一旦練習やめー!」
部長「休憩後、練習試合始めるぞー!」
青「ふぅっ…今日ホンマに暑いな…/」
水 ボーッ…
青「?水ー?」
水「…//」
青「水ー?」
水「…っ…はぁっ……///」
青「!お前…呼吸荒くねぇか?」
水「っ…暑い…///」
青「もしかして…」
青 ピトッ(水のおでこを触る)
青「熱中症じゃね!?」
水「ねっちゅうしょー…?//」
青「ちょ、ヤバいヤバい!💦」
青「部長!水が熱中症なので保健室に連れていきます!!」
部長「まじか!?頼んだ!」
青「ちょっと失礼するな…」ヒョイッ
水「…?//」
部長「うーん……緊急時にこんな事を言ってはいけないだろうけど…」
部長「青も青春してんなー♪」
青「なんでこんな時に限って先生いねぇんだよ…」
青 ポスッ(水をベッドに寝かせる)
青「取り敢えず…冷たいものを当てとくか」
青 ピトッ
水「ほわっ……ひんやり…/」
青「しばらく安静にしとけよ?」
水「…ごめんね…迷惑かけて……」
青「全然迷惑じゃあらへんよ」
水「青くん戻っていいよ…?もうすぐ試合始まっちゃうよ…?」
青「…いや、水の方が心配やし、ここにおるわ」
水「……そういう所だよ…///」
青「ん?」
どういうところ??((君も鈍感
水「……もう寝るっ………///」
青「おん、ゆっくり寝ぇや」ナデナデ
水「はぇっ……!?////」
青「そんな驚くか?w撫でられるの好きって言っとったやん」
水「そ、それとこれとは別なのっ……!///」
青「理不尽やな〜w」
青「ほら、なでなでしてあげるからはよ寝や」
水「話聞いてた?」
青「はいおやすみ〜♪」ナデナデ
水「………♪///」
ガラガラ
部長「青〜、水ちゃんの調子どう?」
青「大分良くなってきてると思います。触った感じ暑くなくなってきてるので」
部長「そっか、それはよかった!」
部長「今日の部活は終わったから、もう各自帰っていいからね」
青「もうそんな時間か…わかりました」
部長「それじゃまた明日」
青「はい」
ガラガラ(部長が出ていく)
青「…♪」
水の寝顔が見れるとか、最高やな〜♪
顔色も大分良くなってきとるし、大事にならなくてホンマによかったわ。
水「……ん………」
青「あ、起きた?」
水「あれぇ……僕、寝てた…?」
青「おん、ぐっすりな」
水「今何時……?」
青「今は5時半すぎやで」
水「……あれもう部活終わっちゃった!?」
青「せやで?」
水「青くん戻ってないの?」
青「?うん、ずっとここにおったけど」
水「ごめんなさいッ!」
青「なんで謝るん?💦」
水「僕のせいで試合出れなくて…」
青「別に気にしてへんよw試合は毎回やっとるし」
青「試合より水の方が大事やしな♪」
水「!」
水「…無自覚イケメンめ……///」
青「むじかくいけめん…??」
水「も、もう帰ろっ……!そろそろ最終下校時刻でしょ?」
青「せやけど…体の調子はどうや?」
水「もう大丈夫!ほーらっ早く行こ!」
青「そんな急かすなってw」
青「水って家どの辺なん?」
水「んーっとね、あっち側! 」
青「お、俺と同じ方向やん」
水「そうなんだ♪」
……今思ったけど俺、水と帰るの初めてじゃね??
え、家の方向同じなのに今まで一緒に帰ってなかったん!?
てか、帰る時が1番アタックしやすいのに((諸説あり
一緒に帰ってなかったん!?
…え、今までの俺バカやん。
水「……青くんって僕のことどう思ってる?♪」
青「……!?//」
え、そ、そ、それって……そういう意味…?
ここは…正直に言うべきなんか…?
ここは正直に言おう。それでこそ漢だろ俺ッ!!
青「俺は、水のこと好きやで♪」
水「!」
水「そ、それってどういう意味…?//」
青「んー?♪」
青「ふふっ…水」
青「好きだよ」
青「俺と…付き合ってくれへん…?」
水「…!?//」
言ったーーー!!!!
素晴らしいッ!よく言った俺!!
水「そ、それほんと…?///」
水「僕のこと好きなの…?///」
青「信じられへん?w」
水「じ、実感わかない…///」
青「じゃあ…」
チュッ…(ほっぺに)
水「へぁ…?///」
青「どう?伝わった?」
水「…プシュー𖦹.𖦹⸝⸝⸝」
水「……僕も…青くんのこと好きなの…///」
青「…え…?」
それマジ??
俺の聞き間違えじゃないよな…??
水「だから僕も…青くんと付き合いたい…// 」
青「ほ、ほんまに…?」
水「うん…//」
青「〜〜〜〜〜っ!✨」
青 ガバッ
水「ボワッ!」
青「ありがとうな水〜!♪」
青「俺大好きやで〜♪」
水「…僕も大好きっ♪」
まさか両思いだとは思ってなくてびっくりしたけど
水が好きな輩に勝ったし、水と付き合えたし、大満足やな!♪
青「もう一生離させん…」
水「それはやめて??てか帰るよここ道端ッ…!!//」
青「せやったwよし、帰ろか」ギュッ(恋人繋ぎ)
水「…無自覚め……////」
初めて6000字以上書いたかもしれない。
リクエストありがとうございました!
コメント
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描いて下さりありがとうございます!