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やっぱりカッコいい!
レ「なるほど、確かに手強いわね…!」
そう言いながら、紅い悪魔ことレミリア・スカーレットは、自らが生成した槍。
スピア・ザ・グングニルの放つ。
威力は先程より落ちたが、それでも充分の破壊力だった。
ナ「さぁて、そろそろ諦めろ!」
そうナイトメアが、触手で、レミリアを囲み、ブラスターで、トドメを刺そうとするが、
レ「甘いわね、紅符『不夜城レッド』」
そう言って、使ったスペルカードによって、ブラスターごと十字の紅い力に焼かれる。
彼女も霊夢や魔理沙程の力を持っているようだ。
魔理沙「隙あり!喰らえ!」
そう言い、魔理沙が、1つの瓶を投げた。
ナイトメアが、それを避けようとした瞬間、
霊夢「隙を生じぬ二段構え!」
霊夢が御札を瓶に向かって放つ。
その瞬間、
«ボカァァン!!»
その瓶が破裂し、爆発した。
ナ「チッ!」
ナイトメアが、触手で自分を守り、僅かに隙が生じる。
レ「喰らいなさい!」
レ「夜王「ドラキュラクレイドル」!!」
そして、レミリアは自分そのものに力を纏い、弾幕として突っ込んだ。
ナ「ちっ!させる…か!?」
サ「いいや、大人しく喰らってもらうぜ。」
オレだって黙って見てた訳じゃない。
ずっと狙っていたんだ。奴のソウルの色を変え、1秒だけでも、動きを止める瞬間を。
レ「褒めて遣わすわ。」
ナ「くっ!」
そうして、レミリアは、ナイトメアを下敷きに一気に地上まで突っ込んでいった。
その後、レミリアだけが、上がってくる。
レ「こんなものかしらね。」
霊夢「まぁ、たまにはやるじゃない。」
レ「フフ、そうでしょう?」
そんな会話をしているが、まだ妙に嫌な予感がする。
次の瞬間、
サ「危ない!」
霊夢「なっ!!」
魔理沙「おっと!?」
レ「くっ!?」
オレは衝動的に、3人を能力で突き飛ばした。
その次の瞬間、
«ドォォン!»
その下から、三本の今までで、1番でかい触手が、命を奪わんと、跳ね上がってきた。
そして、
霊夢「厄介なことになったわね…!」
魔理沙「嘘だろマジかよ!」
レ「これが、本気って訳ね!」
私こと東風谷早苗は、大ちゃんを抱えたまま、河城にとりさんと、合流していた。
早苗「なんです…!?アレ!?」
ニトリ「げげ!?あんなもの、規格外じゃないか!?」
妖夢「何なんです!?アレ!?」
咲夜「化け物が…!!」
妖夢「霊夢さん達は大丈夫なんですか!」
咲夜「信じなさい、今私達に出来るのは、それくらいよ。」
幽々子「歯痒い、この規模の敵の力を感じても、立場上助けに行けず、ここで指くわえて見てることしか出来ないのが…」
目の前に映っていたもの…それは、
ナ「へへへ、お遊びも、お前達の命もここまでだ。」
この幻想郷すらも囲まんとするほどでかい姿となったナイトメアだった。
霊夢「さてっ、アレをなんとかしなきゃいけないんだけど、何か案はある?」
そんな事を聞かれるが、まったく思いつかない。どうすれば良いか…
魔理沙「そんなのもう、全力をぶつけちまうしかないだろ。」
魔理沙がそう提案した。
レ「それもそうね、こんな状況じゃ、全力を出すくらいしか、出来なさそう。」
そうして、2人は互いに八卦炉とスピア・ザ・グングニルのチャージを開始した。
霊夢「はぁ、もうやるっきゃないわね、やるわよ!サンズ!」
そうオレの名前を呼び、霊夢も、力を溜めだす。
サ「こんな状況でも、なんのそので最善を尽くす…か。」
思わず笑みがこぼれる。
サ「へへへ、お前さんら、最高だな。」
霊夢「当然よ。」
魔理沙「当然だ。」
レ「当然ね。」
そして今、幻想郷を賭けた、最後の戦いが始まる。
サ「へへ、【骨が折れる】ラストになるぜ。」
ナ「終わりだ、死ね!」
そうして、全てを呑み込む黒炎が、襲ってくる。
霊夢「霊符『夢想封印』」
魔理沙「恋符『マスタースパーク』」
レ「神槍『スピア・ザ・グングニル』」
サ「『ガスター』ブラスター」
お互いの最大がぶつかり合う。
4体1でも、相殺状態なのは、ナイトメアの実力なのだろう。
«ゴゴゴ»
膠着状態が、しばらく続いていたが、じりじりと押されてきている。
まずい、このままじゃ
こうなったら。
サンズ「削れろ!『ソウル』!!」
霊夢「神霊『夢想封印 瞬』!!」
魔理沙「魔砲『ファイナルスパーク』!!」
レミリア「『紅色の幻想郷』!!」
全員が限界以上の力を使う。
ナ「チィィィィ!!!」
さっきまで押されていたのが、今じゃこちらが有利に立つまでになった。
後はこのまま押し切るだけだ。
このまま押し切れれば…
サンズ「はぁァァァ!!!」
ナイトメア「かぁァァァ!!!」
これで最後、これが最後の戦いんだ。
もはやこれはオレが帰る物語じゃない。
仲間と共に、オレを受け入れた場所を守り、あるべき場所に最後、『ハッピーエンド』で帰る物語なんだ。