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❤️side
柔が倒れた。
あの人に、殴られて、
床に鈍い音を立てて、
❤️「……ぁ、…ひゅ、」
❤️「じゅう、おき、て、…」
倒れている柔のもとへ。
顔と顔は至近距離。
今は、周りの目なんて気にしてられない。
何度声をかけても目覚めない柔。
周りはなにやらガヤガヤしている。
聞きたくもない、あいつの声が薄ら聞こえてくる。
❤️「……おれ、の、せい……、」
元はと言えば俺のせいだ。
俺がもっと危機感を持ってれば。
柔が殴られる前に何かできれば。
なのに俺は、
ただ抱き締められて泣いてるだけ。
最低やん、。
そんなことを考えているうちに、
息の仕方も忘れて。
どんどん荒ぶる呼吸。
目が覚めない柔。
苦しくなって、俺も、…、、
🤍「………、しゅんた、?」
ついに幻聴まで聞こえてきたんかな、
そう思っていた。
🤍「舜太っ!!」
我に返れば、息の仕方を思い出す。
❤️「っぁ、かひゅ、かひゅっっ、」
ぎゅっと抱き締められて、背中をさすられる。
さっきまで引いてた涙が、また出始めた。
🤍side
殴られたのは痛くなかったんだけど…、
勢い任せて床に頭を強打して、
そのまま意識が遠のいてった。
それで目が覚めたら、舜太が酷い顔してたんだもん。
今まで聞いた中でいちばん過呼吸だった気がする。
それくらい、不安にさせちゃったのかな。
舜太も落ち着き、ようやくスタジオでこんなことをしてたんだと我に返る。
あのクソ野郎は終始固まってたけど。
そんなクソ野郎を舜太の視界に入れないように、今日は帰りますと強行突破した。
家に着いても舜太の呼吸はおさまらない。
まともに歩くのも難しい舜太の肩を支えて、リビングのソファに連れてった。
❤️「ごめ、なさ……、かひゅ、、っ」
🤍「舜太は悪くないよ、全部悪いのはあいつだから。」
優しく抱きしめて、頭を撫でる。
身体が触れれば、がくがくと震えているのがわかった。
❤️「っっでも、…、っ、おれ、、ひゅっ、じゅぅ、を、っはーっ、まも、れ、かった…、っ、」
❤️「おれ、…、、なんも、っ、でき、」
震えた声で話し続ける舜太に、我慢できず言葉を遮る。
🤍「当たり前だよ!」
❤️「……は、ぇ、?」
驚きすぎたのか、さっきまでひっきりなしに聞こえていた呼吸音が静かになる。
俺にしては珍しくでかい声だったからだと思う。
🤍「舜太って俺いなきゃなんもできないし、でかくて強くて可愛い大型犬かと思ったらでかくて弱くて可愛くて純粋で小悪魔みたいな超可愛い大型犬だし、混乱したら何も出来ずに泣きながら過呼吸になるし、まあそこも可愛いけど!なのに意外と芯は強くて、俺のためなら頑張れるって自分を奮い立たせられる超いい子で」
❤️「ちょ、ちょちょまってや!」
🤍「え、はい」
止められると思わなくて、冷静な声で返事をしてしまう。
❤️「……、、その、…、」
❤️「…あり、がとう、、」
さっきまで抵抗もせずただ抱かれるだけだった舜太が、優しく俺を抱き返した。
はぁぁぁ…かんわい、、
舜太の優しい力の倍どころではないくらいの力でさらに抱きしめ返す。
しばらくお互いにぎゅっと抱き合っていると、舜太の喉から小さな咳が出た。
🤍「水飲む?」
そう聞くと、小さく頷いた。
あーだめだ。なんか今日舜太の全部がかわいい。
水を持ってきて、両手でゆっくり飲む舜太を隣で眺めながら呟く。
🤍「犯したい、、」
❤️「…っ、ぇ、?」
自分でも無意識だった。気づいたら言葉に出ていた。
本当にそう思ってたかもわからない。
でも、それを聞いた舜太の目は、心做しか輝いているしている気がした。
🤍「したい、?」
❤️「ぅん、っ、したい、、!」
純粋でキラキラした瞳で言われて少し混乱する。
可愛い顔と卑猥な内容が合わなすぎて…
まあでも、最近あんまりできてなかった気がするし、舜太もここ最近ストレスまみれだろうし…。
って、したいって言ったの俺なのに、なんでこんな悩んでるんだろ。
わくわくしているような、犬みたいに可愛い舜太の手を引いて、ベッドへ向かった。
コメント
1件
うわっ…12話、つらかったけど尊かった…😭💕 舜太の罪悪感と過呼吸、本当に苦しそうで読んでてこっちまで息苦しくなったよ…。そこからの柔の「当たり前だよ!」って一喝、グッときた。守る側の柔がちゃんと舜太を支えてて、関係性の強さを感じたわ。 最後の「犯したい」からの流れ、ギャップやばい。キャラの空気感を崩さずに切り替えるの上手すぎる🔥