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インターハイまであと3日。
『やばい、まじでこのまますれ違って、、別れちゃうんじゃ、、、』
あわあわあわあわあわ
顔が真っ青になるのが分かる。
りっこ「美樹落ち着け」
りっこが背中をトントン叩く。
『でもこのままじゃ…』
廊下から女子に埋もれる賢二郎を見つめる。
りっこ「女子押しのけて話してきなよ…」
『それはさすがに…』
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
イライライライラ
美樹と俺が別れただあ?
誰だよそんな噂流したやつ。
ふざけんな。
キャー白布くん〜
キャーなんの本読んでるの
何も集中できない
うるせぇ甲高い声の後ろに桜井と一緒に
廊下にいる美樹をチラリと見る。
窓の方を向いて俺の方なんか見てない
なんでだよ
こっち見ろよ
話しかけてこいよ
…
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
昼休み。
今日も昼食を食べ終わって直ぐにミーティングだ。
太一が呼びに来る。
タイチ「白布〜行くぞ〜」
『ああ…』
チラリと美樹の方を見る。
桜井と何か話してる
俺の方は見てない
廊下側と窓側。
席替えで離れた席は俺たちの心の距離のようにも感じて…
あれ、お前ってこんな遠い存在だったっけ___