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あの冷たい色の瞳も、
やけに几帳面な笑い方も、
毒を語るときにだけ光るマニアックな情熱も、
全部ぜんぶ、私の大好きな人。
ジェイド・リーチ。
優しくて、でもどこか底知れなくて、
何を考えてるか分からない
――そんな彼が、私はずっと、好きなんだ。
だからこそ、諦めることなんてできなくて。
でもね、さすがに、ちょっと、こう
……最近、心がすり減ってきたというか。
(……監督生って、そろそろ来る時期だっけ?)
ふと、そんなことを思った。
もし、彼が――
そのときまでに私の気持ちを受け取ってくれなかったら。
……いっそ、陸に上がって
彼を忘れて過ごすのも、アリかな。
なんて。
そんなこと、口に出せるわけないよね。
だって私は、今日も明日も明後日も、
恋するただの乙女だから。