テラーノベル
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「――ユメ、次の授業、魔法薬学だったわね。僕と一緒に行きましょうか?」
「え!?ジェイドと!?!?いいんですか!?!?(過呼吸)」
「ふふ、落ち着いてください」
ちょっと待って……何これ。
優しすぎない?この世界、終わる?私、死ぬ??
いや、むしろもう死んだ後の人生だけど!?
……なんて、一人で大騒ぎしてる私の横で、
当のジェイドは涼しい顔で歩いていく。
あぁ……背中が綺麗……(尊死)
授業中も、相変わらず私は彼を目で追いっぱなしだった。
実験中、ビーカーを傾ける指先も美しくて、
毒薬の解説をするときの声音も低くてゾクゾクして、
それでいて、時折こちらに向けてくれる微笑みが、もう罪レベルで……
(好きすぎてつら~~~~~~~~~~い)
私はノートそっちのけで、ジェイドの横顔をスケッチしてた。
これはこれで勉強だよ、うん。
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