メルト視点
ロゼ兄が居ない。
らぴす兄は大丈夫だって言ってたけど。
ここは何処?
知らない人が沢山いる。
らぴす兄は
らぴす『信用できる方たちだよ』
って言ってたけど、
世の中に兄弟以外で信用できる人なんていない。
…
どうでもいい、
全部どーでもいい。
危害を与えてこないなら、
煩くないなら
全部
ぜんぶ…
どうでもいいーー。
そして、ロゼが目覚めないまま、1日を終えた。
ななもりに拾われてから3日が経過した。
皆限界だったけれど、特に限界だったのが心音だ。
もともと、俺が転んだりしなければ、ロゼ兄はこんなことにならなかったかもしれない、と、
そもそも、俺が強かったらロゼ兄はこんなに痛い思いをしなかったんじゃないか、と、
心音は、心音自身を追い込んでいた。
俺がいなければ、俺が生まれてこなければ、
心音とてまだ幼いのだ。
小さな子が背負うには少し重過ぎたらしい。
それにいつもいち早く気づくロゼが、今は居ない。
ロゼと他の兄弟は別々の部屋にいる。
メルトは何も知らないからだ。
しかし、心音は夜中にこっそりとロゼの部屋に移動した。
ガチャ
心音『ロゼ…兄』
ロゼ『……』
死人のように、静かに眠る自分の兄。
生まれていままで、ロゼの寝顔をみたことがない心音でも、これが通常ではないことはわかる。
それほど、本当に、死んでいるのではないか?と、思わされるくらいに、静かであった
モゾッ
心音『…ぁったかぃ……』
ロゼ『……』
心音『明日になったら、いつもみたいに、おはようって…ッ言ってくれるよ…ね…?ずっと寝たままじゃッ…ない…よね…?』
ロゼ『……』
心音は布団を握りしめながらつぶやいた。
心音『お願いッッ…お願いしますッッ神様ッ…もしここに居てくださっているのならば…ッロゼ兄をッ…助けッ…てくださいッッ』ギュッ
神様なんていない。
ずっとそう思っていた、今でも、
でも、
これは神様に祈る以外に何があるのか、
心音は、大っ嫌いな神様に1番の祈りをぶつけた。
心音『…スゥ…スゥ…』
ロゼ『し………ぉ……』
心音視点
心音『…』パチッ
ん、今何時だろ…
4時…か、
はやく起きちゃった、
ロゼ兄は……
…トイレ行こ。
心音『ふぁ…二度寝するか』
タッタッタッタッ
ガチャ
心音『ぇ?』
ロゼ『……』
ロゼ兄が…起きてる…?
ロゼ『…ぉはょ、しおん、』ニコッ
心音『ッッッッ‼︎』
ずっと、
ずっとずっと、
聞きたかった言葉、
会いたかった、話したかったー、
謝りたかったー。
聖人のように儚く笑う兄の前でー、
俺は、声をあげて泣いたー。
あの…今回めちゃくちゃ短くない?って思ったそこのあなた‼︎
私もそう思います(((殴
でもなんかめっちゃ完璧なオチできちゃって、これからどう繋げる…?ってなり…こうなりました(笑)
まぁね‼︎(震)次回長くすればいいですからね‼︎(震)
これからも、STPRファミリーの行く先をあたたかく見守っていただければ幸いです!
コメント
13件
え!!!?好きすぎる!!!もうロゼくんが長男の時点で良い!!すごく!!続きまってます!!!!
この物語すごく大好きです!これからも応援してます!