テラーノベル
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クリスプ商事がひっくり返るような大騒ぎになっているとは露知らず。
都心から離れた高級老舗旅館『素能庵』の客室では、あまりにも甘い時間が流れていた。
深澤「ふぁ〜〜〜……。よく寝たぁ……」
浴衣姿の深澤が、大きなベッドの上で心地よさそうに伸びをした。
すぐ隣には、同じく浴衣姿の岩本が、枕を抱きしめるようにして、大きな体を丸めて眠っている。
深澤「ちょっと、照。朝だよ、起きて」
深澤が岩本の頬を突っつくと、岩本はうーんとうなり声を上げ、腕を伸ばして深澤の細い腰をガシッと抱きすくめた。
岩本「ん……あと5分。ふっか、あったかい……」
深澤「デカい、重いっ!! ほら、せっかく有給取って2人きりで温泉来たんだから、朝風呂入ろ?わら」
スマホの電源は2人とも完全にオフ。
会社での立場をすべて忘れて過ごす、誰にも邪魔されない約束の週末。
深澤はふと、サイドテーブルに置かれた時計を見た。時刻は午前10時。
深澤「……あ。そういえばさ、照。行く前、めめに連絡したって言ってたじゃん。『俺のことは探すな』って、アレ、どういう意味?」
むく、と身体を起こした岩本が首を傾げる。
岩本「え? 『ふっかと2人でゆっくりしてくるから、邪魔すんなよ』って意味だけど……なに?」
真っ直ぐな瞳で小首を傾げる岩本に、深澤の背中に嫌な汗が流れた。
あのまっすぐでちょっと天然なめめのことだ。文字通り受け止めて大騒ぎになってんじゃねぇだろうな、と急いでスマホの電源を入れた、その瞬間。
ピピピピピピピピピピピピピッ!!!!!!
凄まじい音を立てて、渡辺からの着信履歴15件、康二からのメッセージ50件、阿部からの緊急業務連絡メールが画面を埋め尽くした。
『ふっか! 社長誘拐された!? それとも駆け落ち!? どこいんだよ!!』(渡辺)
『ふっかさん!社長が探すな言うて消えました!! 警察呼びますか!?ふっかさんも居らんくなってしもうて… 駆け落ち!?』
(向井)
深澤「……っっっ!!!!」
深澤は白目を巻きそうになりながら、スマホを布団の上に放り出した。
深澤「照のバカアアアア!!! めめに言う言葉のチョイスが不穏すぎるんだよ!!! 今すぐ服着て!! 会社戻るぞ!!!」
岩本「ええぇぇ!? やだ! まだ朝風呂入ってないのに!」
甘えん坊モードから一転、怒髪天を衝くふっかに怒鳴られ、岩本は涙目でジャージに着替え始めるのだった。
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終わらなかった …… 笑
本編より長くなりますね 、これ 。
いつも♡やコメントありがとうございます
ではまた ~
コメント
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探すなって言って消えたらそりゃ探しますよねww

ひーの言葉の省略度が😅 そりゃふっかも怒るわ💢
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#いわふか
雪月❄️
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#こじめめ
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