勘違いから始まる新しい物語
「あ、あの、実は、前から蓮のことが、あの、好きでした!付き合ってください!」緊張しながらも人生初の告白をしている私、小野寺莉子(りこ)「ごめん。莉子とはずっと友達の関係でいたいし莉子のことそういう目で見ることはできない。だから付き合うことはできないごめん。」「そっか。ありがとう。じゃあまた明日。」「おぉ」期待はしていなかったが期待もしていた。半分半分だ。家まで泣くのは我慢しよう!と思っていたがじわじわ涙が溢れ出てくる。
翌日 蓮は朝の挨拶が役目だから挨拶しないといけない。「うぅ、どうしよう…このままじゃ天国に行ってしまうぅ」まぁとにかく行くか…「おはようございます」「…」あぁやってしまった…これでは完全なる無視ではないか…
私は、もう一点地獄があることに気づいてしまった。蓮とは席が隣だ!「終わった…」今のうちに朝の用意終わらせとこ!その時…「よう!蓮おはー」えぇもう来たの!?「莉子、おはよ」「おはよ…」いや、きまずーーー!「ねぇ、莉子今日放課後予定空いてる?」「えっ?別に空いてるけど?」「じゃあさ、誰もいなくなった教室で話したいことあるんだけどいいかな?」私は首を縦に動かした。いやいやいや何してんの!私!こんなの絶対に無理あぁぁあああ終わった…放課後 トイレで身だしなみを確認したら教室に向かった。そこには常に蓮がいた。「ごめん。待たせた?」「いや。さっき来たから。」嘘つき。私は知っている。蓮は結構前から教室にいることを普段一緒に帰ってる友達にも嘘をついて先に帰っててと言っていた。嘘はもう嫌だ。「で、話って言うのは?」「あぁ。昨日のことなんだけど、気持ち嬉しかった。」そんなこと絶対思ってないくせに。「本当は、俺、ずっと前からその…莉子のことが好きだった!」「えっ?嘘だ。そんなわけないじゃん。だって昨日蓮告白断ってたじゃん」「あぁ、あれは勘違い!実はあのとき莉子の後ろに男子がいたんだ。莉子があいつらに冷やかされると思ったから…ごめん。」手を合わせて謝ってきた。「そうなんだ…」いや、めっちゃ静かじゃん!「改めて。莉子。ずっとずっと前から大好きだった。俺と付き合ってください!」信じられない!「私で良ければよろしくお願いします!」私がOKした瞬間蓮が私に抱きついてきた。「絶対大事にするから!」「うん。よろしく!」「じゃぁ帰るか?」「うん。」「あっちょっと待て!忘れ物!」「どうしたの?」振り向くと蓮の唇が私の唇と触れている。えぇえええ!?「いいよ。忘れ物終わった。」私の頬は真っ赤になっていた。「めっちゃ顔赤くなってるじゃん。」「もう!うるさい!」「怒るなって」私がすきになった彼は今、私の旦那になっています!今では家族さんにんで日々毎日を送っています。あっ三人というのは、私達の赤ちゃんのことです。「ねぇこの子もいつか、好きな人や彼氏ができるのかなぁ」「どうかなぁあ」
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