〔 ◨◨ side 〕
花奈 「 え、 」
五条 「 僕も書こぉ 」
な、え?今、何…….された?
状況を整理しようとするが、状況がわかってくにつれ、顔がどんどん赤くなっていく。
今、されたのって、ききき、キス!?
五条 「 お前、饅頭全部食べれますようにってなんだよ、
すぐ終わるじゃねぇか、将来とかないわけ? 」
花奈 「 いやいや、お前、急にキスとかすんなよ!!心の準備とかあるじゃん、!
私がどんなけ可愛いからって、少しはこっちの身にもなってよ!!← 」
こんな外見だけのちょ〜っと優しいだけの男に私のfirstKissを奪われるなんてッ!
私は複雑な思いで、いっぱいいっぱいなんだよ?!平然とし過ぎだろ!!
余裕のある大人ってこういう奴を言うんだなぁ、
大人って怖い。←
五条 「 ……. 」
花奈 「 …….何 」
じっと上から見てくる。
腹立つな、私を見下すな。すごく不快、
五条 「 自惚れんなよ 」
花奈 「 ………………は? 」
そう言って、短冊へと視線を戻した其奴。
花奈 「 ねぇ!ちょっと、今の発言どういうこと?!自惚れんなって、そっちの方でしょぉ?!
ちょ、聞いてんの??ねぇ!! 」
完全シカトされ、短冊を何枚を書き続ける其奴は、何故か顔をりんごのように赤くしていた。
五条、今とてもお前のこと殴りたいんだが、殴ってもいいか??
七夕 当日。
花奈 「 雨だ。 」
五条 「 七夕の日、雨多いな 」
短冊、びしょびしょ。
せっかく書いたのに〜、
これじゃぁ、願い事も叶わないよ。
五条 「 ほれ、 」
花奈 「 なんこれ…….!?饅頭!! 」
上からほいって投げて私に渡してきた。
見てみると、織星と彦姫の饅頭だった。( )
買ってきてくれたんだぁ、
前は、取り合いながら食べてたから戦争だったよ。
お前が頑固だから、←
花奈 「 は、もしや、また1個ずつ……. 」
五条 「 …….全部あげる予定だったけど、お前が言うなら、僕が全部貰おうかなぁ?? 」
花奈 「 殴っていい?? 」
五条 「 遠慮しとくわ。 」
五条 「 願い事だったろ?僕が叶えさせてあげた、 」
花奈 「 あぁ、 」
書いたなぁ、そんなこと。
五条 「 感謝しろよ〜 」
花奈 「 ありがと、 」
土砂降りの雨。
外の風景は全然良くないけど、今の空間はすごく…….
心地いい。
花奈 ( この饅頭って、こんな美味しかったっけ、 )
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