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霧春「咲乃、篠田さんと仲良くなれたか?」
「な、なんでそのことを⁉」
霧春「吹部の中で結構話題になってんぞ。咲乃の推しのこと」
聞くところによると、私があまりにも篠田さんの話をするので篠田さんは咲乃の推しという解釈をされているらしい。実際には、推しではなく好きな人なのだが。まぁそっちの方が今は好都合と思い、そのまま推しということにした。
部活が終わった後。みんなで帰ろうとしたとき、
【ザ――――――――――――――――――――ッッ!!!】
狙ったかのように大雨が降ってきた。
蓮「おー…すごい降ってきたなぁ…」
陽人「やばー!傘、忘れたーー!」
縁介「僕の傘に入れてあげようか?」
みんながそんな会話をしている中で、私は一人冷静だった。なぜなら私はこんなことがあってもいいように、いつも折り畳み傘を常備しているのだ。
霧春「咲乃は傘あるか?」
「心配しなっ…」
そう言いながら折り畳み傘を取り出そうとしたが、
「…ないっ⁉」
忘れたと分かった瞬間、一気に焦りがきた。やばい。どうする?男子に入れて…いやそれはだめだ。変な誤解を招く可能性がある。私は頭をフル回転させ考えた。そこへ
彩希「うちの傘、貸そうか?」
優しい声がし、振り返るとそこには篠田さんがいた。
「あっ…ぇえと…い、いいの…?」
彩希「うんっ!うちは友達に入れてもらうからいいよ!」
(篠田さんは顔がいいだけではなく、性格も良いのか!完璧な人だなぁ…)
そんなことを考えているととんでもない事が発覚した。
彩希「ごめーん。咲乃ちゃんに傘渡してて…」
桃茄「いいよー。咲乃ちゃん良かったね!じゃ、帰ろっか」
なんと桃茄と篠田さんは小学生からの親友らしい。ここまで篠田さんに急接近してたとは気づかなかった。