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この小説には以下の要素を含みます。
・擬人化
・勝手な設定が盛られている
・私の妄想全開&推し優遇
・オリキャラ
・軽い暴力表現
・「ゆっくり育てていってね!」のネタバレ(ダンジョン行きますので未プレイの方はゆく育をちょっとでもプレイするか開き直ってからどうぞ)
以上のことが許せる女神のような心の持ち主様はどうぞお進み下さい。苦手な方はブラウザバックをお願いいたします。
それではどうぞ。
「えっと……
ここどこ!?」
えっ待って気づいたらここにいたんだがこれってかなり危機的状況じゃね!?待ってどうしよう!
落ち着け私……落ち着けばなんとかなる……多分……えーっと?私は大学に向かう途中だった。うん。それで大学の玄関のドアだと思って入ったら……えーっとここは洞窟……?だね。うん。
いや訳わからん。
でも帰れないなら仕方ないよね……ここで身一つでサバイバルか……食べ物ないんだが。詰んだ。いや楽しかったな。人生。
……ん?なんか足音……って
「ギャーーーーーーー!」
ヤバいヤバいなんか手から火出してるヤバいのがいるー!逃げろー!
目の前に人影!って……待ってあの人が持ってるの剣!?ヤバいヤバい挟まれた!?
うわー後ろで火のやつ真っ二つにされてるー待ってこれ多分私もこうなるんだよね……?
?「大丈夫?」
あっ優しい人だ
「生きてる……?」
?「傷はない……ですね。良かった……えっと名前は?」
冬乃「北田冬乃……です」
?「ん……?聞き慣れない名前だね……」
?「こいつ人間じゃね?」
冬乃「……?そうですが……えっ人間じゃない……?」
?「えっ俺らゆっくり……」
?「だよね」
?「はい」
あっゆっくり……ゆっくり!?なにそれ人間じゃないの!?
?「人間界……この世界と繋がってるそうですよ。でもゆっくりがあちらに迷い込むことはあっても逆はあまり……」
これが俗に言う異世界転移か……!?
?「うーん……このままにしたらまずいよね……一旦神社連れ帰る?」
?「そうだな……」
雷神「えーっと……どうしよっか」
この人は雷神さん。そうだよね戸惑うよね私見るからに戦えないし使い道無さそうだしね……でも戸惑ってくれるだけ優しいよ。こんな奴でも捨てる一択に出来ないってことだよね?あれ?どうせ死ぬのか、そうか。
剣豪「……お前、人間界で何してたんだ?」
剣豪さんこう見ると圧ヤバいな……ここで変なこと言ったら死ぬ?えっ死ぬ?あ、どうせ死ぬか。
冬乃「えっと……私こう見えても医者やってて……」
まだ試験受けてなくて医療免許ない訳だけど。はぁ……ズルして今年中に試験受けさせて貰えるはずだったのに……まあこっちの世界でやっていくとすれば別にヤブでも勉強すればよし、帰れるんならそれはそれで勉強してちゃんとした医者になればよし。いや……帰りたくない。
二度と……あの生活には戻りたくない。
風神「医者……私で治せない怪我とかでも治せますか?」
はっ……いかんいかん、今圧迫面接の最中じゃん!風神さんだね。優しそうな声だ……でもこいつ絶対腹黒い。断言する。
冬乃「……うーん……どの程度かによりますねぇ……まあ致命傷じゃなければ大丈夫かと……あとあの、もろもろの道具無いと詰みますんでそれだけ……」
雷神「それならある程度神社にあるから安心しなって!」
風神「それなら……私がある程度まで治した傷なら大丈夫ですかね?」
冬乃「アッハイタブンイケマス……」
風神さんなんか無理矢理私をここに置こうとしてないか!?
雷神「んじゃ、今日からここの医者ってことで!」
何はともあれ良かった……死なずにすんだ……!
雷神「えーっと、こっちだよ。必要なものはだいたい揃ってると思うんだけど」
雷神さんに案内されて神社の医務室(?)につく。ベッドがいくつかと机。回るタイプの椅子。そして人間界にもあるような薬の数々と冷えピタ等々。ここまでは田舎の診療所でもあるよね。なんなら学校の保健室でもある……かな?
なんだこの怪しい液体の瓶は??
冬乃「えっと……これは?」
雷神「ああ、この青色が傷薬で、赤色が魔力回復薬。緑は毒消しだね。」
いや……緑の薬の方が毒よりよっぽど毒々しいけど……それよりも聞きたいことが。
冬乃「あのー……つかぬことをお伺いしますが怪我は日常茶飯事なんですよね?」
雷神「うん」
冬乃「怪我とはどれぐらいのものですか……?」
雷神「うーん……普通だったらまあ多少血が滴るぐらいだけど、ひどければ手足もってかれたり、ああ、銃で中途半端に撃たれて弾が残ると痛いんだよね。」
血が滴る……!?手足欠損!?銃弾が体内に!?
雷神「……まあ、だいたい傷薬でなんとかなるから!ほら、塗っとけば何でも治るし、銃で撃たれても銃弾だけ魔法でどけて同じように……さすがに持ってかれちゃったらパーツを持ってこないと同じようにはならないけど」
この薬は万能か?人体専用瞬間接着剤?
ん?じゃあ……
冬乃「病気に関することはほとんど私の裁量……ってことですか……」
雷神「あっ……まあそうなるね……まあ、ここの医学なんて魔法とちょっと人間界から技術持ってきたぐらいだから……」
冬乃「え?持ってきた?」
雷神「うん。輸血とかやってるのは人間界の技術だね。」
持ってきた?そういえば冷えピタとかこんな世界にあるわけないか……でもそれってつまり……
冬乃「人間界と行き来する手段があるんですか!?」
雷神「えっ……急にどうしたの……まああるけど……」
冬乃「それはどうやって……!?」
雷神「えっと……ちょっと近いって……」
冬乃「あっ……すみません」
つい雷神さんの肩つかんでしまった……
雷神「それでね……人間界につながる門がこの世界にはいっぱいあるんだよ。そこを通れば人間界。想像した場所につくようになってるみたい。」
冬乃「へぇ……人間界ではそんなこと聞きませんでしたけど……」
雷神「ほら、私達って何も言わなければ人間でしょ?それでけっこう上手く溶け込めたりするんだ。だからゆっくりの世界自体が認識されてないのかもしれない。それで……人間界から持ち帰ったものが、魔法で複製されて出回ってるって訳。ちなみに、ここ円使えるよ」
冬乃「嘘でしょ!?」
マジか……オッケー。だいたいのシステムはわかった。
冬乃「じゃあ……もし病気で私が対処できないものの場合は人間界の病院に送りますね。」
雷神「おっ!それはいいね!」
冬乃「はい!」
抗生物質とかの薬は私じゃ出せないし、本物の医者にかかれるならこれで私の責任も少しは……あれ?人間界の病院?
冬乃「……あっ!」
雷神「どうしたの」
冬乃「人間界の病院に行くには保険証が必要なんです!でないと……」
雷神「でないと?」
冬乃「ものすごく……お金がかかります。あととても不自然になりますね」
雷神「えぇ!?」
保険証……まず戸籍を作って……それからいろいろ手続きして日本国民に仕立て上げなきゃ……えっ?これ3人分やるの!?それに私がゆっくりの世界で生きていけるようにもしなきゃだし……えっとまず荷物まとめてお金全部引き出して……
待ってください。やること多すぎます。