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ワンクッション!

この小説には以下の要素を含みます。

・擬人化

・勝手な設定が盛られている

・私の妄想全開&推し優遇

・オリキャラ

・軽い暴力表現

・「ゆっくり育てていってね!」のネタバレ(ダンジョン行きますので未プレイの方はゆく育をちょっとでもプレイするか開き直ってからどうぞ)

以上のことが許せる女神のような心の持ち主様はどうぞお進み下さい。苦手な方はブラウザバックをお願いいたします。

それではどうぞ。



冬乃を神社に置いて、3人は再びダンジョンへ向かう。

雷神「さーて、どんな奴でもかかってきな!このあたしが捻り潰してやるわ!」

雷神の声が洞窟内に響く。すると、魔力の気配が流れてくる。

風神「(うっ……!これが……風さんが言ってた魔力……)」

剣豪「(何だ……これ……気抜いたら狂っちまいそうだ……)」

そんな魔力と共に、足音が聞こえてくる。

?「ずいぶんと威勢が良いわね」

金髪の縦巻きツインテールを揺らし、後ろに無数のマスケット銃を構えて1人の少女が歩いてくる。マスケット銃をこちらに向けると、一斉に撃ってくる。

風神「危ないっ!『エア・クッション』!」

風神の声と同時に、3人の前に風の壁が立ちはだかる。銃弾は軌道をあらぬ方向にねじ曲げられ、勢いを失って地面にばらまかれた。やがて風の音がやむ。剣豪と雷神もそれぞれの武器を構える。

?「待って!お願い!その人を……っ!ティロさんを殺さないで!」

その時、悲痛な叫び声が聞こえた。無数のマスケット銃の向こうに、桜色のツインテールの少女がボロボロの状態で倒れていた。

ティロ「いい加減にしたらどうかしら?」

その少女を、ティロと呼ばれた少女がマスケット銃で囲う。

雷神「……!させるかっ!」

雷神が雷の速さでティロの後ろに回り込み、少女を囲うマスケット銃をその大剣で片っ端からへし折った。

ティロ「なっ……!」

剣豪「今だ!」

その時できた隙を剣豪は見逃さなかった。剣豪が剣を振り下ろす。

ティロ「……くっ……良いわ。これは放っておいて、貴方達から相手してあげる。」

咄嗟にガードしたティロは、再びマスケット銃を作り出し、銃口を剣豪に向ける。

雷神「風ちゃん!あとは頼んだ!」

風神「任せて!」

そう言って風神は少女の方へ、雷神は剣豪の方へ走る。

風神「(思ったより酷い怪我だ……魔力反応も薄くなってる……でも、これぐらいなら……)『ヒール』」

風神が少女の傷を癒す。

?「はぁ……はぁ……ありがとう、ございます」

少女は途切れ途切れに礼を言う。風神は剣豪達の方に目をやった。

風神「(よく考えれば、私は今敵の後ろ側にいる……今攻撃すれば……勝てるよね……?)」

風神は持っている杖を握りしめる。しかし、魔力もろくにこもらない。

風神「……(ダメ……やっぱり攻撃するなんて出来ないよ……!はぁ……やっぱりダメだね……私……これじゃ雷ちゃん達のお荷物だよ……)」

ティロ「くっ……今回はこのくらいにしておいてあげる。覚えてなさい!」

やがてティロが逃げ出した。剣豪と雷神が駆けつけてくる。

雷神「風ちゃん!大丈夫!?」

風神「……うん。この子も大丈夫だよ。」

?「ありがとうございます。……ティロさん……」

剣豪「あいつと何かあったのか?」

?「……ティロさんは私の……大切な人……なんです。それで、その……突然姿を消してしまって……私、ティロさんを探してここまで来たんです。そしたら、あんなことに……」

雷神「そっか……ねえ、私達の仲間にならない?私達、この辺の変な魔力の元を辿って冒険してるんだけど。ねえ、良いよね?」

剣豪「ああ。あいつについての情報が手に入るなら……」

風神「私も良いよ。」

魔法少女「いいんですか……!ありがとうございます!」

少女の顔が輝く。少女は立ち上がると、服についた土を払った。

魔法少女「私、魔法少女って言います!見てて下さいね……『ファイアボール』!!」

魔法少女がそう叫ぶと、火の玉が現れ、洞窟の壁を破壊してしまった。

剣豪「スゲー威力だ……」

雷神「……ん?奥、何かない?」

雷神がそう言って魔法少女が破壊した部分を覗く。

雷神「これ……ダンジョンだよ!やったね!」

風神「……でも、今回は帰った方が……」

剣豪「そうだな……まあ、ダンジョンは逃げやしないんだ。」

剣豪が言うと、皆納得した様子で神社へ歩き出した。

この作品はいかがでしたか?

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