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「まずは隊服を支給させていただきます。身体の寸法を測り、その後は階級を刻ませて頂きます。」
「階級は甲から癸まで10段階ございます。」
「今現在皆様は一番下の癸でございます。」
階級か…せめて庚までは行きたい。
その時、乱暴な声が聞こえた 。
「どうでもいいんだよ!鴉なんて!」
「今すぐ刀を寄越せ!色変わりの刀!」
そう言って白髪の子の髪に手を掴んだ 。
私は駆け寄り、乱暴な人の手を振り払った。
「何度も説明してくれたでしょう?刀は十日から十五日かかるって 。」
そう説明すると乱暴な人は手を離した。
「大丈夫?ごめんね 。」
「いえ、手間をかけていただいてすみません 。」
ちゃんと躾られている…
「お話は済みましたか?では、玉鋼を選んでくださいませ 。」
玉鋼って言われても…何を選べば…?
隣の火傷のあとがある青年も戸惑っているらしかった。
直感でいいの?じゃあこれで…
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「そうか…6人も生き残ったのかい。優秀だね。また私の子供達が増えた。どんな剣士になるのかな。」