TellerNovel

テラーノベル

アプリでサクサク楽しめる

テラーノベル(Teller Novel)

タイトル、作家名、タグで検索

ストーリーを書く

シェアするシェアする
報告する

住宅街の角を曲がるまたもや人とぶつかった。

もちろんと言わんばかり私は尻もちをついた。


今日はなんてアンラッキーなの!

そういえば今朝の星座占い12位だった…


そう心の中で喚いていると


「ダッセ…」


ボソッと低い声が降ってきた。

…今なんて?


失礼な言葉にイラッときて、すぐさま立ち上がりパッパッとスカートを大袈裟に払った。


何か言ってやろうかと勢いよく 顔をあげて、

私は目を見開いた。


なぜなら私の目の前にいたのは

端正な顔立ちの青年だったからだ。


初対面のレディーへの一声が

「ダッセ」だと言うのに!

こんな容姿をしているとは!

なんだこいつ!腹立つ!


何か言ってやりたくなったが、

ぶつかってしまったのは私だし、 初対面だし、 なんだか見たことある制服だし!

ここは穏便にすませよう。


私はこめかみをひくつかせながら


「ごめんなさい!さよならっ!」


と手短に謝り、すぐそこの家まで走って

光速で家に入った。


「へぇ…」


青年が笑みを浮かべながらこちらを見つめていたとも知らずに。

この作品はいかがでしたか?

102

loading
チャット小説はテラーノベルアプリをインストール
テラーノベルのスクリーンショット
テラーノベル

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい!がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。

Apple StoreGoogle Play Store
本棚

ホーム

本棚

検索

ストーリーを書く
本棚

通知

本棚

本棚