「グズッ…グズッ……。」
深澤はSnowManで与えられた楽屋の長テーブルに突っ伏して泣いていた。
「もー泣き止みなって。」
「いー加減にしろよ。」
同期と悪友が宥めていたが全く泣き止む様子はない。
「帰国はしてるんだから大丈夫だって。」
ラウールは昨日のジャニwebを見せる。
「分かってるけどぉ…来ないかも、グズッ。」
「何で来ないんですか。今日は9人で仕事でしょ?」
目黒も何とか落ち着かせようとした。
「グズッグズッ、急に来ないかも…しれないじゃん…グズッ。」
「だから何で?」
「そうそう何でそう思う訳?」
宮舘と佐久間は首を傾げた。
「だって…グズッ。」
そこに現れたのは岩本兄弟だった。
「おはよーさーん!!」
「おはよー。」
ガバッ!!
「うがっ!!」
「ぐわっ!!」
顎にクリーンヒットを受けた渡辺と阿部がひっくり返った。
「翔太!?」
「あべちゃん!?」
「なになに!?何が「康二っ!(ぎゅ!)」
「おー康二熱烈歓迎だな。」
「おん?何があったん???」
岩本兄弟は全く意味が分からず、立ちつくしていた。
「あはは。」
「康二くん来てくれてありがとー。」
目黒とラウールは何だか疲れ気味で、負傷した渡辺と阿部はソファへ宮舘と佐久間に運ばれた。
「ふっかさん?」
「来ないかと、グズッ…思って……グズッ。」
「何でそんなん「生き生きしてたから!!」
「へっ?」
「康二、エキスポでめちゃくちゃ生き生きしてた!!」
「あー、それは反論出来ないわー。」
岩本が言った。
「それはSnowManの為に「もう帰って来ないかと思った!!」
「ふっかさん…。」
「日本よりも、タイがいいって…グズッ、言われたら俺止められ、グズッ、ない……。」
「……そうやね。」
「「「「「「「康二(くん)!!」」」」」」」
「ほらぁ…うぇ、っく、グズッ。」
「(耳元で)愛しとるよ。」
「ひゃ!?」
「俺が日本に戻って来るの待っとってくれてありがと。」
「こぉじー…グズッ。」
「ほら泣き止んでや。」
「うん…。(ぎゅ)」
「戻って来るんはここやって。」
「うん!」
「「「「「「「(良かったぁ。……何だかあさから疲れた。)」」」」」」」
コメント
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主さんの作品大好きです! こじふかのお話もっとみたいです!