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Attention
wrwrd!の二次創作、軍パロです
脅威さんがめちゃめちゃ愛されてます
エセ関西弁
レア組の語尾、語彙行方不明
しばらくはci・rp君出ません
※今回はshp君も出ません
後に登場します
太字…視点主の心の声
それでも良い方はどうぞ
これはまだチノレパが
wrwr軍に入隊するより少し前のお話_____
昼下がりの休憩室には、窓から差し込む
気怠い陽だまりとコネシマたちが燻らせる
紫煙の香りが満ちている
任務の合間のひととき_________
ゾムがマグカップを傾け、
淹れたてのコーヒーで喉を潤していた
その時だった
『あ、そういやさ。新しい幹部が来るらしいで』
まるで今日の晩飯のメニューでも話すかのような気軽さでとんでもない爆弾を放り込んできた鬱。
kn ぇっ
あまりにも急すぎる告知に、ゾムの思考の歯車が一瞬でフリーズする
zm ッ!?…ゲホッコホッ____!
言葉よりも先に、飲み込みかけた漆黒の液体が気管へと迷い込みゾムは盛大に咽せ返った
ゴホゴホと激しく咳き込み
ゾムは胸元を押さえて机に突っ伏す
涙目で顔を真っ赤にするその姿は、戦場での『味方最大の脅威』とは程遠いただの不憫な少年そのものだった
ut !??
kn !!
ゾムがここまで驚くとは思っていなかった
鬱はすぐさま煙草の火を消してゾムのもとへと駆け寄る
ut 大丈夫かゾム…?!w
自分が爆弾を落としたことも忘れ
鬱先生は椅子をガタンと鳴らして立ち上がりゾムの背中をトントンと叩き始める
鬱と共に一服していたコネシマも
咽せるゾムを心配して駆け寄ってくる
kn ゾムむせとうやん!!?
大丈夫かお前?!
コネシマは咥えていた煙草を灰皿に放り捨て休憩室の壁を震わせるほどの爆音で
焦り狂っていた
zm ゲホッだいじょッぶケホッ_____!!!
ut す、すまんゾム!!
むせるとは思わんかってんッ!_____
昼過ぎの静かだった休憩室は
ゾムの激しい咳込みとサボり魔二人の的外れな怒号によって、一瞬にしてお祭り騒ぎのような喧騒へと叩き落とされるのだった_________
zm side
休憩室に突然響いた大先生の言葉に俺は
飲んでいたコーヒーを吹き出しそうになった
そんな軽く言うこととちゃうやろ…!!
新しい幹部て!
なんせ俺は幹部の中で1番後輩
まあ身長はロボロがいっちゃん下やけど。
俺にとって初めての「後輩」ができるわけや。そらびっくりもするて……
俺がwrwr国の幹部として入隊したのは
そう昔のことではない
幹部としてはだけど
元々俺は捨て子だったらしい
ガキの頃の記憶なんて全くもってないんやけどトントンが言うとったからほんまなんやろな
捨てられよった俺をトントンが拾って
そっから幹部たちが代わる代わる世話を
してくれとったみたい
まあガキ言うても10代や10代
11才とか?そんくらいやったかなぁ
大先生達も結構若かった
当時まだ幼かったにも関わらずよく俺を
拾ったなぁとつくづく思う
あの時の俺は貧弱で雑魚やったけど
みんなのおかげで幹部という役職にまで
上り詰めることができた
感謝すべきことやな
ほんで…
アイツらはほぼ同年代で後輩なんて
おらんようなもんやったから
少し年の離れた俺は
弟みたいに可愛がられとった
…いや今もか
後輩的存在がいない状態で
長年をアイツらと過ごしてきた
それもあって
年下の相手なんてしたことないから
余計に不安になってくんねんな
けどトントンは
『大丈夫やって。すぐ馴染む』
って言うてくれた
大丈夫やと信じたい。ちゃんと先輩らしく
振る舞えるかが気掛かりやけど。
…あんまり深く考えても不安が募るだけか
そう考えたゾムはできるだけ不安ごとを考えないように1日を過ごした
〜翌日〜
集合をかけられ
総統室に集まった幹部達_________
gr 新しい幹部がくる日にちが決まったんだゾ
どうやら新たな後輩がくる日が
正式に決まったようだ
em おお〜…!
rb ぉおー
新たな後輩に対して良くも悪くも興味が
あったゾムはワクワクで問いかける
zm なあいつ来るん!!教えてーや
重厚な総統室の空気を跳ね飛ばすように
wrwr国の末っ子が身を乗り出した
その瞳に隠しきれない期待と興味の
キラキラとした輝きを宿し、幼子のように
ワクワクを募らせるゾム
そんな無邪気な姿に胸の奥を
くすぐられるような愛おしさを覚えながら
グルッペンはそっと声を和らげて呟いた
gr 明後日に来るらしいゾ!!
tn 明後日か、思ったより早かったな
os せやんね
ut 新しい幹部言うても、何歳なん?
ゾムみたいに若くて可愛い子なんか
それとも俺らみたいなおっさんか
_________と問う鬱先生。
だがその「「おっさん」」というワードを
情報室の主が聞き捨てるはずがなかったのだ
大先生の言葉にすかさずロボロが口を挟む
rb まだ俺らおっさんとちゃうぞ!!w
まだ30もいってへんやんか!
笑いながら正論を突きつけるロボロに
シャオロンもクスクスと笑って話に混じる
sha せやで大先生ー
お前もうおっさん気分か?w
_________とシャオロンも悪ガキめいた笑みを浮かべて話に乗っかる
ut ゾム見てるとおっさん気分になんねん…
鬱は肩をすくめ、どこか切なげに零した
tn まあわからんでもないけどやな…笑
いやなんでやねん、
孫眺めとるじいちゃん的な感じなんか?w
zm えこれ俺のせいなん…?ww
sha んふふ、w
思わぬ飛び火にゾムがけらけらと笑うが
周囲の空気は一瞬で和らいだ
os ゾムが可愛いからって理由もわからなくはないめぅ〜
sn 当たり前やろ〜?
ゾムは何よりも可愛いからねー
ht 至極当然だ
鬱の言葉に、部屋中の親バカ幹部たちが
深く深く首を縦に振った
いやなんでそうなんねん…、!
しまいには
普段は「「鬼の書記長」」と恐れられる男までが手元の書類から顔を上げて平然と言い放った
tn まあそこは誰も否定せえへんやろ事実やし
もう何度も
飽きるほど
くどくなるほど
兄達に言われてきたはずの言葉だった
それなのに
それなのに
未だ免疫のつかない最強の暗殺者は
耳の裏までぽっと鮮やかな朱に染め上げ
フードを深く被り直し顔を伏せるしかなかった
zm ……//
…と、というか
その後輩とやらはどんな感じなん?
顔を赤くしていたことなど
なかったかのように振る舞い誤魔化したゾム。
そんなことはお見通しなグルッペンだったが、ゾムの尊厳の為にもそっと気が付いていないふりをし質問に答えた
gr つい最近の入隊試験で優秀すぎるくらいの成績を残したから幹部に誘った奴だゾ!ゾムよりは年下だと思うゾ
総統の口から優しく告げられた言葉に
総統室へ再び激震が走る。
まさか、あの最年少のゾムよりもさらに若い『後輩』が来るとは誰も予想していなかったのだ
俺より年下って…
そんな若いのに優秀……なんか
ht まさかの年下…
ut ほんまに?!ゾムよりも可愛い後輩が
現れるんか…?
sha 年下って……
よほど凄いやつなんか
em ゾムさんを超える人なのでしょうかね?
rb いやぁ気になるなぁ
もしその後輩が自分よりもはるかに
優秀だったとしたら――
頭に浮かんだ最悪の想像に
ゾムの胸がキュッと締め付けられる
俺より強い奴やったら
俺はもういらんくなるんかな……
かつて泥の中で独りだった幼い頃の記憶が
一瞬だけ脳裏を過ったのかもしれない。
ゾムは少し寂しげに眉を下げ
消え入りそうな声で問いかけた
zm もし俺より優秀やったら俺おろされる…?幹部から……
その瞬間、総統室の温度が凍りついた。
あまりにも健気で理不尽な不安を前に幹部達の過保護な防衛本能が一斉に爆ぜる
ゾムが不安がっていることに気がついた幹部達
「「「「いやいやいや!!!」」」」
部屋が割れんばかりの音量で
全員の声が綺麗に重なり、真っ向から
その言葉を否定し始めた
ゾムのこととなると
幹部達はより一層気を遣う
そのことをゾム本人は知らないが。
tn いやいやいや!!?
なわけないやろこんなかわええ奴を…!
sn 降ろそうとする奴がおるんやったら
俺がお仕置きするよ
トントンが青筋を立てて
書類を机に叩きつければ、しんぺい神も
ふわふわとした笑みを消して
執刀医としてのの冷徹な目を光らせる
os もしゾムが幹部から降りたら俺も降りるで
そこにお茶会のふんわりとした雰囲気を
完全にかなぐり捨てた、
外交官としての絶対的なマジトーンが響く。
普段は語尾を頑張って意識している
オスマンの口からそれが完全に消え去った。
それは彼が『外交官』としてではなく、
一人の『兄』として本気な証拠だった
あまりの本気度に部屋の空気がビシリと震える
そんなオスマンに共感するように
エーミールが珍しく強い口調で叫ぶ
em 当たり前でしょう!
rb 捨てたりするわけないやろ!!
お前は必要不可欠な存在なんや……!
ゾムの華奢な身体へと吸い付くように
勢い良く抱きついたロボロ。
zm んわっ、!
sha せやぞゾム!!
捨てたりなんかせんからな、!
ロボロに負けじと抱きつくシャオロン。
そして鬱も自信満々にグルッペンに詰め寄る
ut グルちゃんもわかっとうやろ!
こんな可愛ええ奴おろすわけがないんよ
鬱先生に応えるようにグルッペンは頷く
グルッペンはただ一人ゾムの瞳を真っ直ぐに見つめて深く、温かく頷いてみせた
gr 当たり前だろう?
その声色には一片の嘘も、打算もない。
ゾムという存在がこの国にとってどれほど
唯一無二であるか。
その一言だけで十分に証明されていた
zm ほんま…?!
幹部達からのなんとも嬉しい言葉に
顔を勢いよく挙げたゾム。
不安が完全に霧散し、ゾムの表情が
一気に晴れ渡る。
まるで暗雲から太陽が飛び出してきたかの
ような極上の満面の笑みが総統室に咲いた
そのあまりの愛おしさに
総統室にいる幹部たちの心臓は一斉に轟音を立てて撃ち抜かれ、ただただ言葉を失いその尊い姿を眺めるしかなかった
rb かわええなぁほんまに…(ボソッ
ut いやほんまに(ボソッ
os ……(ニコニコ
sha エーミールお前何ゾム悲しませとんねん!俺のゾムに……
自分も新人を気にしていた癖に
ゾムの涙目を前にして秒で前言を撤回した
シャオロンが盛大に
エーミールへと罪をなすりつける
em えぇこれ私のせいなんですか?!!
あまりに理不尽な飛び火に
エーミールは眼鏡をガタつかせながら
少し焦り気味に声を裏返した
os さらっと「俺のゾム」って言っためぅね。ゾムは僕のものめぅ〜〜
さすがは国を代表する外交官
シャオロンが口走った失言をオスマンの
地獄耳が見逃すはずがなかった
sn いやいや俺でしょ
ut いや僕ですね
rb いーーや俺だねー!!!
しんぺい神、鬱先生、ロボロの声が
次々と重なり総統室は唐突に
『ゾムは誰のものなのか選手権』の戦場と化す。
謎に自分自身の所有権を巡って
始まった論争に、当のゾムは両手を泳がせておどおどするしかなかった
zm ?、、、汗
tn お前らアホか元はと言えば
ゾム拾ったん俺_____________
不毛な言い合いを遮るようにトントンが
最も強力な『真実』を突きつけようとした、その時だった
いーーーや!!!!
俺のだねーッ!!
鼓膜を直接震わせるような聴き馴染みのある張った声が室内で爆発する。
生粋の特攻隊長___コネシマの乱入だった
この鼓膜が破れそうなくらいの
バカデカボイスは…!
しっま!!!
zm わッ!
シッマいつからおってん!!
鼓膜を突き破らんばかりの大声に
ゾムは肩を跳ね上がらせたが
その驚きは一瞬で大好きな兄を見つけた
仔犬のような満面の笑顔へと変わる
kn ゾム〜!!(頭撫
コネシマは愛おしさが堪らないとばかりに
ゾムの頭へと手を伸ばしその頭をわしゃわしゃと豪快に撫で回した
zm ぉわっ…!
っちょ、しっまフードおちる、!!
犬を撫でるかのような撫で方…
まあ…悪かないけども
声を上げるゾムの姿に、周囲の空気が一瞬で修羅場へと戻る
os ずっるーい
sn 抜け駆けすんなしー
sha この脱税野郎…
kn してへんわお前!!
お茶会の主も
医務室の支配者も
最前線の狂犬も
ゾムの頭頂部を独占するコネシマへ
一斉に冷徹なヘイトの視線を突き刺した
シッマが俺の頭を撫でるなや否や
シッマに一気にヘイトが向く
ut …シッマはついさっきからおったはず
どうせさっき起きてんやろお前
鬱先生が呆れたようにため息を吐き
なんとか場を切り替えようと話題を戻した
なんとか空気を変えようと大先生が
話を戻した…けど
大先生もさっきシッマを凝視してたような……
切り替えようとした鬱も含めて、
結局この部屋にいる全員がゾムの一挙手一投足から目を離せずにいた
kn バレたか…w
鬱に完璧に図星を突かれ
コネシマは頭を掻きながら笑うしかなかった
tn まあそんな気はしてた
ht だな
周りが「でしょうね」と呆れ混じりに笑う
そして鬱は根拠のない自信を胸に張ってみせた
ut 相棒の目は誤魔化されへんで
rb 確かに、寝癖ついてるしな
ロボロは鬱の一言に納得したように
コネシマの頭頂部を凝視する
ロボロの言う通り
コネシマの髪はいつもより跳ねていた
zm 言われてみたらそーやな
kn 今日は任務もないし
まあええか思てな……w
sha 任務あっても
髪型整えたりせーへんやろお前
rb それはそう、w
ここまま放っておけば
無限に話が脱線していきそうな空気を察し、書記長は手元の資料へ視線を戻して鋭く話題を本筋へと引き戻した
tn いやぁしかし…
新人はゾムよりも強なるんやろか
トントンの呟きに、総統デスクの後ろで
グルッペンが不敵な笑みを深めて乗っかった
gr ゾムより強くなったらバケモンすぎるぞただでさえ俺らが束になっても勝てへん相手やで?
冗談ではなく、それがこの国における
絶対的な事実であり序列だった
当の本人であるゾムは、恐怖や焦りを見せるどころかその一言に顔を輝かせた
zm 俺より強い…か
それはそれでええなぁ!
幹部として国に仕え始めてから一度たりとも自身を脅かすほどの本物の強者に
出会ったことのない暗殺者。
強すぎるがゆえの飢えを抱く彼は、好奇心を爆発させて声を張る
それでもいいな!! と無邪気に笑う少年の
そのつぶらな瞳の奥には
どんな牙をも受け止めてみせるという
『絶対的強者』としての圧倒的な余裕が静かに、昏く煌めいていた
sha なんかこいつ楽しそうやなぁw
まあゾムがええならええか!
最強の弟が浮かべた好戦的な笑みを
シャオロンは眩しいものを見るかのように
ニコニコと見つめる
rb うんうん
ut せやな
「「ゾムが楽しそうならそれでいい」」
シャオロンのその一言に
総統室の親バカ幹部たちは今度こそ満場一致で深く、愛おしそうに首を縦に振るのだった
zm …てか前回の試験なにしてん?
グルッペンしか試験官おらんかったやろ
後輩の見た目とか気になるし…
gr 通常通りの試験だゾ!
kn あん時グルッペンしかおらんかったしなぁ…。どんな感じかはアイツにしかわからんな
ut グルトン以外任務やったもんな
rb まあ会ってからのお楽しみや!
事前に調査してガチガチになるよりかは
ラフに行く方があっちもやりやすいやろ!
zm お、よー考えとんなロボロ流石やわぁ!
sha あーー!ロボロ先駆けしたなぁ??
ゾムに褒められるなんて…!
ut 先駆けて……w
rb まあこれくらいは当たり前やな
sha 無駄にドヤるなホビット!!w
その後は色々雑談して解散した
大先生とシッマは残されとったけど…笑
まあ書類サボったんやろな
トントンの怒りが目に見えとった
明後日……か
なーんか緊張する
コメント
1件
あ、めっちゃ良かったわ…! ゾム視点の不安、めちゃくちゃ刺さる。「俺より優秀やったらおろされるんかな」って思っちゃうとこ、幼い頃の記憶がチラついてる感じが切ないね。でもそこからの幹部たちの過保護っぷりが最高で、特に「ゾムが楽しそうならそれでいい」って全員が満場一致になる流れ、愛しすぎるやろ…。 コネシマ乱入の「俺のだねー!!」で笑ってもうたけど、その後の争奪戦も草。ロボロの抱きつきとかシャオロンの飛び火とか、キャラの掛け合いが生きてて楽しかったわ。 後輩がどんな奴か、めっちゃ気になる🔥 続き楽しみにしてる!