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#活動報告
ぁまる
22
#ご本人様には関係ありません
パグモチ
140
1,059
Attentionは1話参照
太字…視点主の心の声
ー翌日ー
朝早くからグルッペンに呼ばれた
スピーカーからの呼び出しにゾムは鉛のように重い身体をなんとかベッドから起こした。
時計の針はまだ午前の5時を回ったところ。
いつもならダクトに飛び込むところだが今朝はそんな気分にもなれず、重い足取りのまま歩くことを選ぶ
昼間は幹部たちの喧騒で賑わうはずの回廊は冷え切った静寂に支配され、人の気配は一切しない。
自分の足音だけが静かに響く空間をゾムはゆっくりと総統室へ向けて進んでいった
重厚な扉の前で足を止め、軽くノックを刻む
コンコンッ
zm グルッペン。入るで〜?
寝起きの少し掠れた声音が静寂に溶ける
< 構わん
奥から響いたいつもの傲然たる主の声にゾムはゆっくりと扉を押し開けた
総統室の扉を開けるといつも通りのグルッペンが椅子に腰掛けていた
だがいつも通りじゃない点がひとつ。
部屋に入った瞬間ゾムの秀でた感覚がひとつの違和感を捉えた
____トントンがいない
いつもならグルッペンの右腕として鋭い目を光らせている書記長が不在だった
トントンがおらんな。珍し……
zm …トントンはまだ寝とんの?
珍しい光景にゾムが首を傾げると、デスクの主は待ってましたとばかりに不敵に笑う
gr ああ、アイツは寝てなさすぎるんだ。
新たな後輩に隈だらけの顔の先輩など見せられたもんじゃないんでな。
強引に寝かせておいたんだゾ。
一仕事を終えた、とでも言いたげな満面のドヤ顔を浮かべる総統。
しかしその誇らしげな顔のすぐ隣には、天井に届きそうなほど積み上がった書類の山が鎮座していた
『どうだ』と言わんばかりのドヤ顔…
「やったりました」みたいな感じを醸し出しとるけど隣には書類が積み重なっとる
この書類だけはどうにかならないのか、と
呆れつつも総統の先刻の言葉に納得する
まあ確かに最近のトントン、より一層大変そうにしとったもんなぁ…
寝かせたグルッペン正解や
……でもトントンを寝不足にさせとんは
コイツちゃうか………
その隈の原因である膨大な仕事を押し付けた元凶が誰であるかゾムの脳内で一瞬にして一本の線へと繋がった
トントンのためにも、とゾムはジト目を総統へと向ける
zm …トントンを徹夜にまで追い込んどるんはどこの誰やろなぁ〜
あからさまに怒られる雰囲気を察し、グルッペンの余裕な笑みが一瞬で消え失せる。
gr ぅぐっ……
だらりと眉を下げて言葉を詰まらせた総統。
zm グルッペンサボりはあかんで〜?
、ちゃんとやっときいよ??
窘めるようなゾムの言葉。
けれどそこには本当の拒絶はなく、グルッペンの瞳には自分を案じてくれる(?)可愛い弟の姿だけが映っていた
gr ぐぬ……ゾムがそこまで言うなら_____
「「最愛の弟の頼みならしぶしぶ聞こう」」と言いかけた総統だったがその言葉は最後まで紡がれることはなかった
zm だーめ
俺『が』言うならじゃあかん。トントンや他の皆もやで?
ゾムは優しく、けれど有無を言わせない響きでグルッペンの言葉を遮る。
どちらが国のトップなのか分からないその光景に、絶対君主はただただ情けない返事をして大人しくなるしかなかった
gr はひ……
満足げにニコッと満面の笑みを咲かせるとゾムは本題へと切り替えた
zm んふ、素直でよろし
____んで、今日は何の用?任務?
gr …ま、まあ任務と言えば任務だな。
明日から来る幹部の世話役をしてほしくてゾムを呼んだんだゾ。
――何を言われるのかと思えば主の口から飛び出したのは予想だにしない大役だった
衝撃。
世話?!俺が…?
そんなんできるわけなくね…
自分でもわかるくらい目が見開いとるわ…
まあコイツにはわからんけども…w
――深く被ったフードの奥でゾムはこれでもかと両目を見開く。
自分にそんな器があるはずがない、と余裕のない焦った声で目の前の主へ訴えかけた
zm えっ俺が世話役なん?!
世話ならシャオロンとかトントンのが____
もっと他に向いてる人がいる
と言いかけるゾムだったが、その言葉は最後まで紡がれなかった。
先ほどの仕返しとばかりに、グルッペンは少年の言葉を鮮やかに遮ってみせたのだ
gr 俺はお前がいいんだよ、ゾム。
食い気味で遮ってきた、、
それほどコイツは俺に世話役をしてほしいんか
その瞬間総統の凛とした赤い瞳がゾムの心へと迷いなくグサグサと突き刺さっていく
一切の迷いもないその視線に、ゾムは気圧されるように言葉を失った
綺麗な赤い目が心に突き刺さる
こんなにも輝かしい目で言われたら……
数秒の間、激しい葛藤の末にゾムはがっくりと肩を落とした
zm ぐぅっ…わかった。やるよ、!
総統の圧倒的な押しに見事敗北し渋々ながらも承諾の言葉を口にする。
するとその瞬間、目の前の主の双眸は今までに見たことがないほどの眩い輝きを放ち始めた
gr !本当か?!感謝する!!
一瞬にして世界が晴れ渡ったかのように表情を明るくしたグルッペンを見て、
あぁ、やっぱりコイツには一生逆らえへんな
とゾムは心の底から降伏する
輝きを絶やすことのない真紅の瞳
俺もそんな目が欲しいなぁ……
zm ッ_____!
______一瞬胸の奥を掠めた邪な思考をゾムは慌てて首を振って払い落とす。
っあかんあかん、今は任務の話や、!
暗殺者としての鋭さを取り戻し、意識をこれからの作戦へとシフトチェンジさせた
zm 世話役とはいえ、何したらええん?
仕切り直して問いかけるゾムにグルッペンは満足そうに微笑んだ
gr 基本的には訓練に付き合うくらいだろうな。この国で1番強いのはゾムだし、ゾムと戦ってる幹部たちも徐々に強くなっているのが垣間見える。
こういうのはゾムが適任だと思ってな。
その言葉は彼が『味方最大の脅威』として国を支え続けてきた実力への最上の讃辞だった
zm なるほど…。任務とかはどうなるん?一緒に行く?
gr あぁそうだな。
しばらくは後輩をアシストしてもらいたい
zm りょーかいっ
、あ、あと……
最難関の暗殺任務をこなす時と同じようにゾムは頼もしい不敵な笑みを浮かべて頷いてみせた
___が、そこでふと思い出したかのように
人差し指を立てる。
gr side
_________________________
急に言葉を詰まらせるゾムにどうしたのかと疑念を抱きながらも聞きたい欲を殺して優しく受け答えする
gr なんでも答えるゾ!
zm ぁ……、/
______コイツは何を考えている?
急に言葉を詰まらせ、フードの奥の顔をこれでもかと林檎のように赤く染めるゾム
そのただならぬ様子にグルッペンは優しく声をかけた
gr ?!どうしたんだゾム
ゾムは自身の服の裾をぎゅっと握りしめ、消え入りそうな声でけれど切実な本音をぽつりと零した
zm いや…その………っ
その後輩は…可愛い奴なんかなって……
gr …というと?
zm もう俺は末っ子ポジにおられへん…?
gr ?!!!
なんだコイツ……、!!?
いくらなんでも可愛すぎやしないか
滅多に見ることのできない愛し子の弱々しくも健気な姿。
その聲音に滲む寂しげな響きを鼓膜に浴びた総統様は胸を激しく撃ち抜かれ、内心で悶々とのた打ち回るしかなかった
gr なんだそんなことを考えていたのか!!
可愛がられなくなるのを心配してたのか?
たまらず笑みを零すグルッペンにゾムはさらに顔を赤くして視線を彷徨わせる
zm ……、このポジも悪くないし
なにより…その…嬉しいっていうか…(照
俺は無意識にゾムの頭に手を置いていた
愛おしさが限界値を超えたグルッペンの手は考えるよりも早く、本能に従ってゾムの頭へと運ばれていた。
大きくて温かい掌で優しく、慈しむように髪を解していく。
すると、最愛の末っ子は拒絶するどころか満更でもなさそうな顔をして小さく喉を鳴らした
zm ん、…!
gr 可愛いことを考えるなお前は本当に!
幹部たちも俺と同じことを言うと思うゾ?
zm !ほんまに…?
普段は大袈裟な溺愛にツンツンしている割に内心では愛されていることをこれほど愛おしく思っていたのか。
グルッペンは愛しさが溢れて止まらなくなる
全く…可愛いやつだ、!
gr ほんま。
あと…その後輩は末っ子というよりかは後輩感が強い奴だな。きっとすぐにお前に懐くと思うゾ
自分の居場所は無くならない________。
絶対的な安心感を与えられゾムの胸の仕えが綺麗に流れ落ちる
zm それならよかった……じゃあ明日ね?
まるで幼子が親に語りかけるような甘やかで無邪気な声音
そこに戦場での『味方最大の脅威』の面影など1ミリも残っていなかった。
その無防備な愛らしさに恍惚感すら覚えながら、グルッペンは気持ちを奮い立たせ自身が持ちうる最大の愛情を込めてその背中へエールを送った。
gr ああ!頑張ってくれ!!
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