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#こじあべ
ゆんしょ
38,533
#めめこじ
junp_
246
「お大事に」
病院で注射を受け、血を補充してもらう。
薬を受け取り、病院を出たところで――
💙「……あれ、涼太?」
ふと前を見ると、
友達と連れ立って歩く涼太の姿があった。
楽しそうに笑いながら、
俺の存在には気づかないまま、通り過ぎていく。
💙(……また、友達と一緒なんだ)
俺との休みよりも、友達を優先することには慣れていた。
……慣れていたはずなのに。
いざ、その光景を目の前にすると、
胸の奥が、ずきりと痛んだ。
俺は涼太に血を与える───────
それだけが、俺たちの関係を繋いでいるような気がして。
血を与えることでしか、
涼太に必要とされていないような気がしていた。
💙(……俺は、何なんだろう)
そんな思いが積み重なって、
少しずつ、胸の奥に怒りが湧いてくる。
──────────────
その夜。
玄関の開く音がした。
💙(…はぁ…やっと帰ってきた)
♥️「……何、その目」
💙「……別に」
♥️「……」
宮舘はふと、机の上に置かれた薬へ視線を向けた。
♥️「……病院、行ってきたのか」
💙「うん……」
♥️「いい加減、血が美味しくなる方法は聞いてきたか?」
💙「……っ」
厭味ったらしいその言葉に、胸が締めつけられる。
💙「涼太がもっと……」
♥️「なに?」
💙「……」
鋭い視線を向けられて、
それ以上、言葉が出てこなくなった。
♥️「言っておくけど」
♥️「お前の代わりなんて、いくらでもいる」
💙「……え?」
♥️「お前より美味い血、まわりにごろごろ転がってるわ」
半笑いで言われた。
その瞬間、
胸の奥で何かが崩れ落ちる。
💙「……まさか」
💙「他の人の血……吸ったの?」
この世界では、
パートナー以外の血を吸うことは、
不貞行為と同じ意味を持つ。
♥️「だったら何?」
♥️「俺を満足させられないお前が悪いだろ」
💙「……」
♥️「つーかさ」
♥️「まだ血が足りないんだよ」
♥️「……吸わせろ」
💙「……嫌だ…っ」
♥️「は?」
次の瞬間――
首元に鋭い痛みが走った。
💙「……っ、やめ…!!…」
♥️「…言うこと聞けよ」
宮舘は構わず血を吸い続ける。
💙「っ…!」
💙「やめろ!!」
ドンッ――!!
耐えきれず俺は宮舘を突き飛ばした。
♥️「……おい!」
💙「もう……無理……」
胸が苦しい。
涙が溢れそうになる。
それでも、もうここにはいられなかった。
💙「俺は……涼太の道具じゃない……!」
そう吐き捨てるように言って、
俺はそのまま家を飛び出した。
夜の街へ。
行く場所なんて、どこにもないのに――。
ただ、
ここから離れたかった。
つづく。
コメント
10件
やばい続き楽しみ
一生胸に刺さってる悪だて……好きすぎるううう!!😭😭😭 💙の立場が2パターン見れるからこりゃまたおもろい(◜ᴗ◝ )
( `ᾥ´ )クッ...粗め舘っ... 好きです...꜀( ꜆×ࡇ×)꜆⚐ 悔しいっ(?)