コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
「あのぉ、実はぁ、その」
恐る恐ると言った感じで立ち上がりながらモゴモゴしてます。
この人にはお世話になっているし、恩義も感じるが、それはそれ。いけないことは行けないと考えれることは大切だとも思っている。
「はっきりいってください!」
「はいっ、統括会依頼があります☆」
バギッ、ドガッ、ドッゴーン。
「どーするんですか!いくら、師匠でもそれを蔑ろには出来ないことくらい知ってるでしょう!?いや、全ての依頼に大してですけど。で、期日は!?」
血の気が引いてくる。真っ青な顔で師匠を前後に振る。
まだまだ魔法の世界で、それでもこの世界では偉大な存在な事なのは理解しています。
その統括会の依頼が迫っていて仕事が出来ないなんて、なんて恐ろしい。
「2ヶ月後です。すいません。って、俺が師匠だぞ!もっと、こう、俺を立てるとかさぁ」
「では、師匠を立てたらコレらは解決できるんですね、師匠は凄い人ですもんね。10人しかいない創成のうちの一人ですもんね。では、行ってらっしゃい」
「待て、待て、待て!薄情者!」
「あーもうっ、じゃあ、すぐ行きましょうよ!手伝いますから!」
プンスカ怒りながら言えば、師匠もいそいそ動き出しました。
錬金術の事なんて何も教えてくれないから、何も分からないし、手助けもしてあげられないけど、それでも出来ることはあります。
「あー、準備OK?」
「何をすれば?」
「うん。それじゃあ、先ずは……」