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市役所主催の野外での小学生向けの勉強会。チバラキVが世話役になり、倫がチバラキブラックの姿で講師を務める。
芝生の上に椅子を並べて20人の小学生が座っている。会場の隅に控えている北野の側に皆川がやって来る。
皆川「あら、北野さん。今日は子ども向け勉強会ですか?」
北野「ああ、先日はどうも。あれからワクチン接種の方はどうですか?」
皆川「それが市民との交流用サイトにあふれてたネガティブな書き込みが突然全部消えてたんですよ。驚きました」
北野「それはよかった。おっと始まるようだ。それではこれで失礼」
子どもたちの前に大きなスクリーンがあり、倫/ブラックがマイクを手に取って語りかける。
倫「今日は歴史の知識という事なので、植民地という言葉について学びましょう。みんな植民地って何だか分かりますか?」
子どもたち一斉の首を横に振る。倫がスクリーンに地図を映し出し、棒である場所を差す。
倫「ここにあるのは何でしょう?」
子どもA「東京ディズニーリゾート! 毎年行ってる」
倫「そうですね。でも千葉県なんです、この場所は」
子どもA「あれ?」
子どもたちがざわつく。
倫「外にも東京ドイツ村とか新東京サーキットなんてのもあります。千葉県なのに。こういう風にいつの間にかよその土地の人たちの物になってしまう事を植民地化と言うんですね。その点、私たちの県はしっかり独立を守っていまして……」
玲奈/レッドがすごい勢いで走って来て倫/ブラックからマイクを取り上げる。
倫「何すんのよ、こっからがいいとこなのに」
玲奈「子どもにおかしな事を吹き込んで、洗脳しないでください!」
倫「マイク返しなさいよ」
玲奈「ダメです!」
マイクを巡ってもみ合うレッドとブラック。その後ろで何が何だか分からず、ポカンとしている子どもたち。
子どもたちの後ろで横に並んで立っている、瑠美/ブルー、沙羅/ピンク、智花/イエロー。
瑠美「倫さんって、千葉県になんか恨みでもあんの?」
沙羅「あの人なりの郷土愛なんだろうけどねえ」
智花「うちの県には東京ナンチャラって名前の観光名所無いですもんね」
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