【冒頭モノローグ:中原中也】
失うくらいなら、壊してやる。
世界ごと、全部。
……俺とアイツが、本気で組んだらよ。
“地獄”って言葉じゃ、足りねぇんだよ。
【場面:幻想と現実が交錯する戦場】
ポオの暴走した幻想異能が街を包みこみ、
重力の概念が歪み、空も地面も“ねじれた現実”になっている。
敵兵の1人が、空中で崩れ落ちる幻影に飲まれ消失。
敵兵(絶叫)
「やめろ……ここは、現実じゃ……!」
【乱歩、毒の後遺症で倒れかける】
乱歩
「……この幻想、俺でも見破れねぇ……ポオ、抑えろ、さもねぇと――!」
ポオ(苦しげに)
「ごめん……乱歩。俺、君のことだけ考えてたら……境界が消えそうで……」
ポオの精神が異能の核に飲まれかけている。
【敵側・国家異能兵器:第四災環《ヘルヴォルト》起動】
超広域異能抹殺兵器
発動時、“存在確定値”が低いものから順に消滅
→ ポオの幻想構築、乱歩の超推理は**“現実確定度が低い”**と判断され消される
敵司令官(無感情)
「幻想も理屈も、世界の理から外れた異能は要らない」
→ 複数の幻想領域が崩壊し始め、乱歩とポオが光に包まれていく
【太中、到着:破壊的突入】
中也の重力で地形ごと崩し、太宰が無重力で敵を押し流すように登場。
太宰(平然と)
「やぁ。空間崩壊パーティーには遅れて参加するのがマナーでね」
中也(怒声)
「おい乱歩!! まだ生きてんなら、そいつ抑え込め!!」
ポオ(目が虚ろ)
「世界が、君を……消そうとしてる……俺が守らなきゃ……幻想で……幻想で……」
【太宰と中也の“連携開始”】
太宰
「始めようか。“俺たち”のやり方で」
中也(即答)
「制御は任せる。俺は――暴れるだけだ」
【戦闘描写:連携の嵐】
太宰が中也に触れるたび、“暴走”と“制御”の絶妙なバランス
中也が重力波でビルを押し潰しながら、太宰が“失格”で敵の異能を無効化して走る
幻想領域の中でも現実に強く干渉できる唯一の存在となる太中ペア
【ポオ、精神限界】
幻想が“完全な崩壊世界”を生み出し始める
→ 太中のコンビネーションでも抑えきれなくなる
乱歩(立ち上がり)
「ポオ……戻って来い……お前、あんな幻想じゃねぇだろ……」
ポオの目に、微かに涙が浮かぶ。
【太中、決意】
太宰
「中也。最終手段、行くよ」
中也(即答)
「最悪、俺が死んでも構わねぇ」
太宰
「……その覚悟だけは、昔から変わらないな。
だったら俺が、“ちゃんと制御してやる”」
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