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【冒頭モノローグ:乱歩】
世界が崩れる音がした。
誰かが嘘をついた。誰かが守ろうとした。
……そして今、
あのふたりが“本物の化け物”になるのを、俺は見た。
【場面:幻想と現実が崩壊した街・戦場】
街は“ねじれた現実”と“消滅する幻想”の境界にある。
**第四災環《ヘルヴォルト》**が暴走、
幻想・重力・意識を“存在順”に破壊しはじめる。
乱歩とポオの身体が徐々に薄れ、光に飲まれていく――
ポオ(涙を流しながら)
「君が消えるのなら……僕の存在なんて、もうどうだっていいんだ……!」
乱歩(苦しげに)
「……バカ野郎、そんな愛、許さねぇよ……ッ!」
その時、
“音が消える”――
空間の重力が変質した。
【最終奥義・布石】
崩壊の只中、中央に立つ2人。
中原中也の重力が地面を歪め、
太宰治がすぐそばに立ち、静かに中也の肩へ手を伸ばす。
太宰(静かに)
「君の全てを、俺が背負う。
だから、“一度だけ”、世界に逆らえ」
中也(嗤う)
「おうよ。俺は“お前の制御装置”だろうがよ……!」
太宰が中也の肩に触れた瞬間――
《原作完全再現》:制御された汚濁(人間失格 × 汚濁)発動
【演出:原作リスペクト最大火力】
中也の体が赤黒いオーラに包まれ、全身から破滅的な重力波が放出
太宰の“人間失格”が常時発動状態で、中也の暴走異能を完璧に制御
足元がひび割れ、空が真っ赤に染まり、街全体が空中に浮かび始める
【敵:第四災環、完全反応】
敵司令官(驚愕)
「何だこれは……! “災厄の中に秩序”がある……!?
人間が……制御された兵器に……!」
【戦闘:制御汚濁 vs 世界兵器】
中也が重力で空間そのものを潰す攻撃
太宰がその重力を“必要最小限”に抑えながら移動制御
ポオと乱歩の融合異能すら“砕けるか”と見紛う破壊力
中也(咆哮)
「このクソッタレの世界がぁぁァア!!!」
太宰(冷静)
「君が破壊し、僕が抑える。……まったく、最悪の相性だよ」
【乱歩・ポオ、戦場の隅から見守る】
乱歩(苦笑)
「アレ……止められるの、アイツしかいねぇな……」
ポオ(呆然と)
「……君の世界って、本当に……美しいな」
【フィニッシュ:太中、決めゼリフ】
中也(爆心地へ突撃)
「“全部”潰して終わりだ――!」
太宰(静かに目を閉じ)
「おやすみ、悪夢ども」
大爆発。光と闇が一瞬で飲み込む
【戦闘後:静寂】
周囲の空間が崩壊→復元→崩壊を繰り返し、“幻想”が消えていく
中也は気を失い、太宰の腕に抱えられたまま倒れる
太宰も膝をつきながら笑う
太宰(低く)
「ふぅ……やれやれ。やっぱり、君が最悪の相棒だよ」
【ラスト:静かに手をつなぐ乱ポオ】
破壊された街に降る“白い光”
乱歩がポオの手をとる
乱歩
「もう、幻想も推理も、どうでもいい。
――お前とここにいる。それだけだ」
ポオ(微笑)
「なら、それが僕の“現実”だ」