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cn視点
ふー。やっと一息つけた
レウさんが攫われてからずっと軍は冷たいピリピリした空気が漂ってたから…
「ん、レウさん起きた?」
「…おはよ」
返事はできるっぽい
「おはよ〜。調子はどう?」
「…まぁまぁかな。聞くの辛いだろうから先に言っとくけど、拷問は情報についてだったよ」
カルテを取り出し、書いていく
「拷問は最初は口で問い詰められて、助けに来てくれる数分前からちょっと暴力かな」
「言ってくれてありがとね。本格的なやばい暴力の前に助けれて本当によかった」
ほんとに…これで間に合わないってなったらみんな暴走しちゃったんじゃない?
「寝てていいよ」
そういうとレウさんは疲れていたのか、ありがとうと一言呟きそのまま目を瞑り寝始めた
体がどうであれ精神的には絶対に疲れてるだろうしいっぱい休憩してほしいね
レウさんと交代したかのようにみっどぉが起きた
一応2人とも個室だけど、俺はこの医務室によくいるから気配でわかるんだよねぇ
あ、ちゃんと防音だよ?
「……コンチャン…。レウサンハ?」
「一先ずは大丈夫だと思うよ」
「ソッカ…ヨカッタ。ネェ、ラダオクンニ 起キタコト言ワナイデ」
「なんで?」
「…ナンデモ」
気になるけど、1人の医師として患者の要望を聞くべきだから仕方ない
けど、みっどぉのその顔はなんでもないって顔じゃないよ
また何か溜め込んでるなぁ…
あのとき、俺がらっだぁと2人きりになったときに言いたかったこと
らっだぁはみっどぉに執着してる
愛とかでもあるけど、それよりも深い…
息ができないような、酸素で満たされすぎてしまった海のような
別に悪いことだとは思ってないよ?むしろらっだぁがそう思える相手が居るのは喜ばしいねぇ
俺だったらそんな深海は息苦しすぎるけど、みっどぉは多分心地よいんじゃないかな?ただの俺の推測だけど
みっどぉとらっだぁなら、その有り余る酸素を上手に吸うんじゃない?
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「ラダオ…クン…タスケテ…」
みっどぉとレウさんのカルテを書いてたら声が聞こえたから来たけど、だいぶ魘されてるね…
涙が今にもこぼれ落ちそう
だけどね、その涙を拭くのは俺じゃない
みっどぉにはダメって言われたけど…
「らっだぁー?ちょっと医務室に来て欲しい」
「おけい」
暫くしてパタパタと足音が廊下に響いてきた
「…みっどぉが魘されてる。」
「…みどり 。…コンちゃん、なんで俺を…?」
「みっどぉが欲してるのはらっだぁだったよ」
そういうと急いでみっどぉのいる個室に入っていった
これはひとつのおまじない
ふたりが幸せでありますように
仲間として、これぐらい願わせてよ?
コメント
4件
仲間だから、、と少し控えるコンちゃん。 控える理由もしっかり分かっていて、 「医者だから患者の願うことは大半叶えてあげたい」などありのままのコンちゃんの意見がそのままみどりくんやレウさん、らっだぁに出たのかなと思いました。🙂↕️🙂↕️