ミク「まぁ、でも…悩んでることがあるなら相談にのるよ」
咲希「そぉだん…、本当!?」
ミク「…?うん」
ミクちゃんは、疑問に思いながらも頷いてくれた。
咲希「じゃあ、ねぇ〜…セカイって、壊れるの?」
ミク「………もちろん、壊れるよ。このセカイだったらあの鶴…まぁ、プアが壊れるっていうか、バラバラになる…?とセカイが壊れるかな」
咲希「…え、ばらばらになる…?」
私はバラバラになるという単語に敏感だった。
ミク「そう。プアは小さな紙鶴が集まってできたの。その紙鶴にも一個一個想いが詰まってるんだけどね」
咲希「アタシの…?」
ミク「もちのろん!w」
咲希「…っあっはは!!」
そこからアタシ達はいっぱい笑った。…ちょっと、笑いすぎたかもしれない。その証拠に涙が出てきたから。一呼吸置いた時、ミクちゃんが話した。
ミク「咲希はもうそろそろ、このセカイとお別れかもね」
咲希「良い方で?」
ミク「さぁ?w」
…セカイとお別れ…?
咲希「…待って、セカイとお別れって言った?セカイって残るんじゃないの?」
ミク「残らないセカイも知ってるでしょう?」
いっちゃんのセカイ。いっちゃんが一人で生み出したセカイは消えた。
ミク「…咲希、髪型ズレてる」
咲希「えっ、うそ!?」
ミク「うん。ちょっとごめんね」
そう言うとミクちゃんは私の頭を撫でた。
咲希「…?ミクちゃん?」
ミク「…ごめんね。咲希」
そこからの記憶は一切無かった。
気づくと、部屋にいた。その前の記憶をセカイに残して。
咲希「…ぁれ…なにこれ」
目が覚めると茶色のネックレスを付けていた。
咲希「茶色…何か意味ってあるのかなぁ〜??」
ピコン♪
咲希「ん?」
えむ〈咲希ちゃ〜ん!!明日、一緒に遊ぼうよ!!〉
咲希「明日は…午後にセカイか」
咲希〈午後は予定があるから午前でいいなら遊べるよ!!〉
えむ〈やった〜!!じゃあ、明日9時にシブヤ公園集合ねっ!!〉
咲希 “了解スタンプ”
咲希「…あれ、セカイって
2つあったっけ?」
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