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忘れないで  行かないで

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忘れないで 行かないで

5 - 5. 行かないで

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2024年05月27日

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注意事項

・1話参照。

・続きです。

ワンクッション










































──────────────

「…、ぞ、ぞむ、??」

「…、!!」

ciの手を握ったまま、ウトウトとしていたzmはバッと顔を上げた。

ciはこちらを不安そうに見ていたのだ。

「よかった、少し楽そうやな。」

熱を測ろうと、ciの額に手を伸ばした。

その手は、なぜかciに弾かれた。

ガタガタと震えて、両手で頭を守るように覆った。

「や、やぁだ…。」

「叩いたりせんよ。熱だけ…。」

「…ぅ、う、っ、やぁだ、っ。」

手を近づけるが、ciはいやいやと首を振ってしまう。

どうしようか、と悩んでいるとquを連れたrdがやってきた。

「ci。」

「く、くぅさっ、ぁ、う…、」

布団を頭まで引っ張り、隠れてしまった。

quは傍に座って布団の中に手を入れた。

ぎゅうう、と布団の中で手を握られる。

「混乱してるんかもね。そっとしといたって。」

「…は、はい、そっすね、」

「zm、ちょっと話があるから来て。」

「あ、うん…。」

rdに手招きをされて部屋を出る。

ciの水色髪がぴょん、と飛び跳ねていた。


























──────────────

「ciは、Wr国に帰さない方がいい。」

rdがそう言うと、部屋は静まり返った。

shpが手を握りしめて、rdの方を見る。

「…なんでですか、ciが、俺たちを忘れてるから、?」

「ううん。思い出してると思う。でも、今は前世と今世が混ざってパニックになってる。」

「…じゃあ、なんで、」

「…正直言って、ciがWr国に帰ると死んでしまいそうなんだ。Wr国は戦争国家、子供が耐えられるような環境ではないでしょ??それに、幹部となると余計。」

shpは言い返すことが出来ずに、俯くしかない。

zmが変わるように声を出した。

「戦争を辞めればええ。」

「それはね、不可能に近い。今、ciを狙ってる国が多いのは知ってる??前世の記憶を持つ子供は将来強くなるからね。皆欲しがる。」

rdは壁にもたれて窓の外を見た。

「そんな時、戦争国家であるWr国はすぐに宣戦布告されるんだ、日頃の行いから見て、物理的に奪うことができると考えられるから。」

pnがzmの肩を撫でて言った。

「Q国は平和主義で、さらに世界規模のお祭りも開くから宣戦布告をする国はゼロに近い。それに、貿易とかも強いし。」

「…、じゃあ、ciは、」

「子供の間は、Q国に預けて、大人になったらWr国に返す。勿論、たまに会うことはできるよ。」

zmはくしゃり、と前髪を掴んだ。

「…ciのためなんだ。こんなに頑張って生きてきてここまで来てくれたのに、すぐに死んでしまうのはciも、俺らも悲しいよ。」

pnは書類を渡した。

そう、Q国に預けるための許可証だ。

これにサインをすれば、ciは数年間Q国国民になるのだ。

「…tnに渡しとくわ、」

zmは書類を眺めて言った。





























────────────

「…くぅさ、ぞむは、??」

「zmさんやったら、会議室ちゃうかな。」

「…ぞむ、ぞむっ、ぞぉむ、」

ciはquの膝から降りて、部屋を飛び出した。

「ちょ、ちょっと!?ci!?」

走って会議室まで行く。

扉をドンドン!と叩いていると、扉が開いた。

「あれ??ci??」

rdの足元をくぐって、zmに抱きつく。

zmの足に両手を巻いて、ぐりぐり、と頭を押し付けていると、やはり撫でてくれた。

「ci、どうしたん?」

「ぞむ、ぞむ…、ぞぉむ、」

「zmやで、よっしょ、」

zmはciを抱っこして、ぽんぽんと叩く。

shpが心配そうに近寄ってきた。

「…ぞぉむ、ぅ、ぞむ、ぞむ、?」

「せやで。どうしたん…??」

「いらなくなったの、??す、すてちゃう、?」

「…え??」

ciはぎゅうう、とzmの首に抱きつく。

「すてないで、なんでもするよっ、いたいことでもがんばる…、からっ、すてないで、」

「なんで捨てるんよ。俺がciを捨てるわけないよ。」

「…ほんと、??すてない、?おれ、ぞ、ぞむとず、っといっしょ…。」

「ああ、一緒。もちろん、shpもや。」

隣であわあわ、と見ていたshpの手を握る。

「しょぴ、しょぉぴ…、わすれないで、」

「お前との思い出なんて、忘れられないよ、」

「ぐすっ…、もう、ひとりはやなの、」

そこに、quがやってきてくすりと微笑んだ。

「思い出せたん??」

「いや、まだパニックになってるかも。」

「前世から憧れで大好きやったもんなぁ。ciにとっても、大切な思い出ってわけだし。僕は、ciが幸せになれるならなんでもええよ。」

quは楽しそうに笑い合う3人を見ながらそう言った。

…あれ?

「quさん、記憶が…!」

「ああ、実はそうなんですよ。最近思い出して。」

「全然分からなかった!!!!」

pnが驚いて声を上げる。

「まあ、いつも通りにしてましたからね。思い出して、変に態度を変えた方が、傷を増やすかなって思って。」

「傷を増やす…??」

「うん。思い出したって言って、変に構い出してたら、ciは僕が自分のことを忘れてたって、余計感じちゃうかなって。」

「…、確かに。」

そう話していると、ciがこちらに駆けてきた。

「くぅさっ、」

「んー??zmとはもうええんか?」

「うー、よくはないけどぉ…。ほんとは、もっとだぁこしたいっ!!」

「うん。してもらい。」

「ええのぉ、??」

「もちろん。」

ciの背中を押すと、また嬉しそうに駆けて行った。

zmの足に飛び付くと、また抱っこされる。

そして、shpと手を握った。

「…どうしましょね。これを見てると、ciはWr国の方がええと思うけど…。」

quはpnとrdを見て言った。

「そうだよねー!!でもさ、やっぱ子供だと危ないですよね!?!?」

「うん。せめて十歳を超えた方がいいかもね。いくら前世の記憶を持ってても、身体は子供だし、自分を守ることも難しそう。」

pnがうんうん!と頷く。

「Q国が完全に安全とも、言えないけど…。」

quが呟くとpnがマッチョポーズをした。

「Q国を敵に回すイコール、全国を敵に回すと一緒ですよ!!Q国の大会の規模デカいし、Q国が潰れちゃったら被害が大変なことになります!!!!!!それは、皆知ってますからね!!!!!!」

「そ、そうかなぁ…。」

「quさんが1番分かってますよ!!前世の時、ひとつの国がQ国に宣戦布告して、戦争が始まる前に全国から責められて潰れちゃったこと!!」

「…ああ、そんなこともありましたね。」

「ほんとアホすぎる…っ、ふふ、」

rdがクスクスと笑っていて、それを見てpnも笑い出した。


そんな時だった。



















─────────────

パチンッ!という音と共に電気が切れた。

rdはすぐに理解し、大声で呼びかけた。

「襲撃!!皆周りを見て気をつけて!!」

そう、ここは運営国。

運営国はWr国よりかは平和だが、戦争もする国だ。

つまり、ciが今ここにいることを聞き付けた国が遅いに来たのだ。

「shp!!」

「はい!!」

zmはciをquに預け、shpと攻撃の体制に入った。

「ま、まって!!僕、戦争も攻撃もできないんです!!ciを…ッ!!」

「quさん、俺たちの後ろに。」

pnが無線を使い、snらに連絡を取る。

zmとshpは扉の前で構えていた。

さて、どこから来るか。


ガチャ、と扉が開くと中に小型の爆弾が放り込まれた。

「伏せろ!!」

rdの声が響く。

zmが小型の爆弾を蹴り、外に出そうとするが、扉が閉められ、それは不可能だった。

「ぞむッ!!」

「…ッ!!」

ドカンッッ!!!!!!

大きな音を立てて爆弾を爆発した。

zmはよろめいて、pnにもたれかかった。

「だ、大丈夫!?!?」

「…ッ、まだいけるぜ!!」

「zmさん、ダクト。」

shpが上を指さす。

上にはダクトがあったのだ。

zmはぴょんっ、と跳ねてダクトの中に入った。

「裏に回るわ。shp、そこは頼んだ。」

「任せてください。」

shpは銃をひゅんっ、と回して手に構えた。

「shpさん、俺もやりますよ!!!!」

pnは弓矢を引いた。

「quさん、後ろに。」

「はいっ。」

rdはquの前に立って守りの体制を。

ガチャ、扉がまた開いた。

顔を出した男にpnが飛びかかる。

「まだ生きてッ…!!」

パシュッ、と弓の音が鳴る。


ピピ、ザーザー。

『こちらut。trさんから連絡を貰った。襲撃を受けたんだな。今こっちも動き出した。どーぞ。』

「こちらshp。zmさんが怪我を負ってます、ciもquさんも無事です。どうぞ。」

『了解した。emが今どこの国かを調べてくれとるから、それ次第、どういう作戦を立てるかも分かる。無理をするなよ。』

ぶつり、と切れるのを聞き、shpは1発発砲した。

「うわッ!!」

pnに襲いかかるように男が何人も駆け寄ってきた。

pnは弓矢。大人数には勝てない。

shpは1番最前にいる男を蹴り飛ばし、銃を構える。

「今は生きて行動することを考えてください。」

「わ、わかった!!…でもッ!!」

「…、やばいっすね。」

ゾロゾロと何十人もがやってきた。

流石に相手にできない。

そんな時。

「へいへいへーいッ!!!!俺を忘れちゃいけないぜぇ??」

「俺だっているぜ!!sho様降臨!!」

zmとshoが天井を突き破って敵を踏みながら着地した。

後ろからrdのため息が聞こえてきたのは恐らく、建物を破壊されたからだろうか。

それとも、安心したのだろうか。

「pnさんも入れてフォーマンセル!!勝てるかなぁ??」

shoがシャベルをぶんぶんと振りながら笑顔で問う。

「pnさん、shoさんのシャベルは稀に自分にも当たりますから、気をつけてください。」

「ええっ!!そんなのデタラメだぁ!!」

そのpnの声が終わる前に2人は動き出した。

物凄いスピードで敵を倒していく。

正直言うと、shpとpnは見ているだけだった。

ガタガタ。

「…ん??」

quが上からなった物音に首を傾げる。

ciはquの腕の中できゃっきゃっと喜んでいた。

shoも来たからだろう。

ガタンッ!!

ダクトが開き、男が2人降りてきた。

と、思えばquの頭を殴り飛ばし、ciを連れてダクトの中へ入っていった。

「quさんッ!!」

「ciーッ!!」

突然のことに判断ができず、皆は瞬時に動くことが出来なかった。

「くそがッ!!」

zmはダクトの中へ潜り込んで行った。

quは意識が朦朧としており、rdが肩を貸した。

「quさんを安全な場所に!!」

「shpくん達、ciを頼みます!!」

pnとrdはquを連れて走っていった。

…さてと、まぁ。

逆鱗に触れてしまった訳であるが。


『手加減ナシだ。潰しにかかれ。』

「「「仰せのままに。

マイン.フューラー。」」」

大きくなっていく雑音は、”彼ら”が来たことを表すだろう。



















今回短いです、すみません😭

用事が積み積みになって、ちょっと投稿頻度がただでさえ低いのにもっと低くなりそうなので、今出来ている分を投稿しようと!

さあさあ、だいぶ熱くなってきましたけれども!(気温の話じゃないですよ)

“彼ら”の逆鱗に触れてしまった敵国がどうなるのか。楽しみですね

まあ正直私はバッドエンドが好きなんですが、この作品はハッピーエンドです

ご安心をー!!!!!!

いいねもコメントも待ってます😇

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