テラーノベル
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「おーい!そこ、走らない!! 」
「生徒会長じゃん…さーせんっ!!」
俺は若井滉斗。
見ての通り、この学校の生徒会長を勤めている。
生徒会長は問題児の注意をしたり、先生から頼まれた事をこなしたりと、案外することは至って普通。
けれども、最近飛び抜けて厄介な問題児が現れている。
その名も、大森元貴。
そいつは同じクラスメイトの生徒で、この前まであまり登校はしてこなかったのだが、つい最近、また登校するようになってきた。
理由は不明。
けれども、登校してきてくれるのはありがたい。
登校してこなかった時は、いつも俺が課題や手紙などをわざわざ家に行って届けに行っていたのだ。
それが無くなるのはかなり身体が軽くなる。
…まぁ、登校してきたらしてきたで注意だらけだから負担はあまり変わらないけど。
今日も今日とで遅刻してくる元貴を注意しなければならない。
ガラガラ (扉が開く
m「……」
ほら、噂をすれば来た。
もう2時間目なのにも関わらず、堂々と前から入ってくる。
逆にそのメンタル尊敬するよ。
俺は早速、元貴のところへ行き、注意をする。
「…おい、俺昨日も言ったはずだぞ。ピアス、ボタン、髪。全部アウト。おまけに遅刻まで…」
「知らねぇし。なんでお前にそんなに言われなきゃいけねぇんだよ」
早速反抗してくる元貴。
ポケットに手を突っ込み、視線は窓の方を見ていて、「めんどくさい」というのが丸分かり。
「あのなぁ…ちゃんと分かってるのか?」
俺は元貴と目を合わせようと、身長が低く元貴を下から覗き込む。
すると、見事元貴と目を合わせることに成功。
けれども、何だか様子がおかしい。
最近、目を合わせるとずっとこれだ。
これが少し疑問で悩みでもある。
「…っ、うっせぇな。俺は屋上行ってくるからついてくんなよ」
そう荒く言ってくる元貴に「これはついて行かない方が良さそうだな」と背中を見ていると、少し元貴の耳が赤くなっていた気がした。
熱なのだろうか…
新作です
皆さん学パロめちゃめちゃ書いてますよね…
だがしかし、私活動始める1ヶ月前から「問題児×生徒会長」は下書きにも書いてるくらい書こうと思ってたのでパクリではございません(何だこれ)
この作品もぜひ見てくださいね〜😌
コメント
4件
最高、、、、耳赤くなってるの可愛い(?)
大森さんが右か、若井さんが右、ご意見頂けると嬉しいです。