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股ドン、、、、👏 続き気になる!!
キーンコーンカーンコーン
チャイムが鳴り、今日の授業が終了した。
皆が部活やなんやらで教室から出ていっている中、元貴だけまだ教室に残っていた。
「おい、ここ鍵閉めるぞ。」
「…あっそ」
あっそってなんだよ。
“鍵閉めるぞ”はここから出てけってことだから!
俺これから皆が部活してる中1人で生徒会の仕事終わらせなきゃなのに…
「…もう帰った方がいいんじゃないか」
「嫌。帰るならまだここに居たほうがマシ。」
…?
ここに居たほうがマシ…?
何故だ。
この前まで”学校が嫌。家大好き”という理由で休んでいたはずなのに…
そう疑問に思った俺だが、あまり深くは考えずにいた。
「今すぐ帰らなくてもいいから、取り敢えず教室からは出ろ。」
「…なんで」
「はぁ、俺もやらなくちゃいけないことがあるんだよ 」
「…やっぱどかない。」
…コイツ💢
「先生に言うぞ」
「ぷっ笑笑 お前小学生かよ笑笑」
「…いや、高校なら先生に言うと内申点とか下げられますが? 」
俺がそう言うと元貴は黙り込み、一瞬だが青ざめたようにも思えた。
「…それでもどかない。」
…なんでだよ!!
もう我慢の限界になった俺は、元貴を壁の方へと押しやり、壁に手をついた。
ドンッ
「…っ//」
…何照れちゃってんだよ。
コイツ男からの壁ドンでも照れるのか?
「…な、にしてんだよ//」
ドキッ
…?ドキッ…?
何だこれ…?
初めての感情に一瞬戸惑ったが、俺は目の前で照れている元貴に少しイタズラをしたくなり、顎クイをしてみせた。
「っ!?// 」
「あれぇ〜?こんだけで照れちゃって笑 どんだけ慣れてないの笑」
「なっ、慣れてるしっ!」
元貴の方が身長が低くく、俺が顎クイもしているため、元貴が上目遣いの体勢になってしまう。
ドキッ…
…まただ。
一体何なんだ。この感情は。
胸の奥がきゅっと締められるような感覚に陥る。
「…? 会長…?」
「…はっ、」
俺がさっきの感情について考え込んでいたが、その時まだ顎クイの途中だったため、元貴は少し戸惑っていた。
「…で、早く出ていってくれないとなぁ?笑」
ぐりぐり
「っ!!//ちょっ、やめっ」
「ねぇ〜どうすんの?」
察しのいい皆さんならお気づきだろうが、現在、元貴に股の下をぐりぐりと足で押し上げております。
いわゆる、股ドンと言われるやつですね。
「いいんだよ?別にこの続きしても。」
俺が冗談交じりでそう言うと、さらに照れる元貴。
…可愛いな。
って、何考えてんだろ。
今日おかしいこと多いな。俺。
「まっ、冗談だけどっ」
「…へっ?」
俺はそこから足も手も外し、鞄を取りに自分の机へ向かう。
「……」
元貴が少し照れながらこちらを睨んでいる。
「何?笑 もしかして続きすると思ってた?笑」
俺が笑いながらそう言うと、元貴はガツガツとこちらへ歩いてきた。
「…?」
俺が混乱している間に元貴は俺の手首を掴み、机に押し倒してきた。
「…は、」
「…ねぇ会長。今からヤろーよ笑」