第3章 2度目の人生 第4節
ついに美羽はタイムリープする。大切な人が死んだのも、自分が撃たれたのも計画殺人だった。それでも、美羽はみんなを救うため、覚悟を決めて、2度目の人生を歩き始める。その人生を楽しいものにし、みんなを救うという目標を掲げて、行動する。これは最悪な未来がおこる「運命」を変える再挑戦のストーリー
大丈夫大丈夫…。さっきからずっと自分に言い聞かせている。鈴ちゃんは一緒に帰るなといったのだ。一緒に帰らなければ大丈夫なはずだ。
「大丈夫!穂乃果は平気!」
そうだ。私が安心していればいいんだ。無駄な心配はやめよう。
かえって、休憩していると、救急から電話があった。
「えっ?どういうこと?」
混乱しながらも、電話を受ける。
『すいません。いま、穂乃果さんが自転車にひかれて搬送されています。命に別状はありませんが、急いできてください。』
「はい…わかりました…」
そういって、電話をきる。私は混乱していた。どういうことなんだ?確かに、前回よりは楽な症状だ。しかし…。今、できることは病院に行くことだ。私はお母さんにメッセージを打って、家を飛び出した。
前回とは違い、緊急手術は行われていなかった。
「美羽さん。穂乃果さんの病室はこちらです。」
看護師さんが案内してくれる。
「ありがとうございます。そう言ってついていく。」
病室に行くと、穂乃果がいた。
「穂乃果!大丈夫だったの?」
「うん。骨折だけ。」
「何があったの?」
「実は…」
穂乃果はさっきのことを語り始める。
(穂乃果視点)
ふう。今日の美羽なんかおかしかったな。あとで聞こうかな。
鼻歌を歌いながら進む。
帰る道に曲がる、すると、自転車がものすごい速度で突進してきた。
『ドン!』 (←音よくわからんかった)
衝突音が響き渡る。
「えっ…。」
私はその場に倒れる。まずい…足が動かない。
「だれか!助けて!あの自転車の人に轢かれた!」
そう叫ぶと、あたりの人が来てくれて、自転車の人を捕まえ、警察と救急を呼んでくれた。
病院に来て、検査すると幸い、大きなけがはなかった。足の骨折だけだった。まあ、ひとまず大きなけがじゃないからいいか。そう思いながら布団に入る、
「そしたら、美羽が来たってわけよ。」
「そうだったんだ…。まあ、大ごとじゃなくてよかったよ。」
「そうだね。」
つづく
コメント
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よ"か"っ"た"ぁ"ぁ"ぁ"〜〜……泣泣 穂乃果ちゃん骨折だけですんだぁ…泣 にしても穂乃果ちゃん視点になった時一気に安心したわ、なぜか() 自転車最低だなっ☆☆☆ 捕まってよかったぜっ☆☆☆(( とりまお母さん大丈夫か早く知りたいから待ってるぜっ☆☆☆