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よぞらもち
96
#青愛され?
歩夢(仮)
163
第11話 「休んで」
「赤くん!」
紫が赤を支える。
「……ごめん。」
赤は苦しそうに笑った。
「謝らないで。」
「でも……。」
「歩ける?」
「うん……。」
そう答えたものの、足に力が入らない。
紫は小さくため息をついた。
「ほら。」
「え……?」
「背中。」
「だ、大丈夫!」
「大丈夫じゃないでしょ。」
「でも18やし……。」
「関係ないよ。」
紫は少しかがむ。
「乗って。」
赤は首を横に振る。
「恥ずかしい……。」
「今さらでしょ。」
「……。」
「早く。」
赤は少し迷ったあと、
「……ごめん。」
そう言って、そっと紫の背中に身を預けた。
「軽っ……。」
紫が思わず呟く。
「ちゃんと食べてる?」
「食べてるよ……。」
「嘘でしょ。」
「……。」
⸻
部屋まで運ばれ、ベッドに寝かされる。
「毛布かけるよ。」
「ありがとう……。」
紫は赤の額に新しい冷えピタを貼る。
その様子を、部屋のドアから黄と橙が覗いていた。
「赤兄……。」
「大丈夫かな……。」
紫は二人に気づく。
「大丈夫。」
「熱があるだけだよ。」
「ちゃんと休めば治る。」
黄は小さく頷いた。
「ぼく、お水持ってくる!」
「俺もゼリー持ってくる!」
二人は慌ててリビングへ走っていく。
⸻
部屋には紫と赤だけになった。
「赤くん。」
「ん……。」
「しばらく学校も家事も休もっか。」
「え……。」
「無理。」
赤は即答した。
「みんな困るもん。」
「困らないよ。」
「でも……。」
「赤がいなくても、この家は回る。」
その言葉に、赤は目を見開く。
「だから。」
紫は赤の頭を優しく撫でた。
「今度は俺らを頼って。」
赤は何か言おうとした。
でも言葉にならない。
代わりに、
ぽろっ……
また一粒、涙が頬を伝った。
NEXT→♡5000
結構展開えぐくてごめんねって感じ多分みんな掴めてないよねまじそーりー
しかも桃青出てなくて申し訳ない出せるように頑張ります
じゃあばいばい
コメント
2件
うわ…このエピソード、すごく好きです。会話だけで進むスタイルなのに、赤くんの「無理してしまう性格」と紫さんの「もう無理させない」という静かな強さがじわじわ伝わってきて。特に「赤がいなくても、この家は回る」って言葉、一見突き放すように聞こえるけど、実は「頼っていいよ」っていう裏メッセージなんですよね。黄と橙が慌てて水とゼリーを取りに行くところも、家族のあたたかさが溢れてて泣けました。桃青さんはまた次回ですかね…楽しみにしてます!