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4話:誰にも言えないヒミツ
次の日の朝起き上がると、暴力を振るわれた場所がズキンと痛んだ。痛みに耐えながらリビングに向かい、朝食をとった後、羅那と慎平のグループラインに「今から行くね」と送った。いつもの集まる場所に着くと、2人は「おはよう」と声をそろえて言った。その明るさに安心した私は、胸を撫で下ろすようにして「おはよう」と言った。そのまま喋りながら歩いていると、校門までついた。羅那も揃って登校するのは初めてだったため、すこし緊張した。すると後ろから、「らだおおはよう」というすこし可愛らしい声が聞こえた。振り返ると、すこし小柄な男の子が立っていた。羅那が言うに、一緒に転校してきた友達だと言った。名前は「翠」。珍しいなと思いながら「初めまして。羅那の知り合いの月です」と言うと、「コノ子、カワイイネ。ナンデ僕タチニ言ワナカッタノ」と羅那に詰め寄っていたところを、慎平が「はいはーい、喧嘩しない!」と翠さんをおさえていた。私はその光景が面白く、プッと笑うと、「かわいいー!」と3人に言われた。こんな私のどこがかわいいのかがわからなく、困っていると「ぺいんとー!」と言う声が聞こえてきた。この人は反対に大柄な人で、慎平は「こいつは虎谷。おれたちはトラゾーって呼んでるから、月もそう呼んでいいよ」と言った。今日は初めてのことが多いなと思いながら1日を過ごすと、いつのまにか放課後になっていた。昨日のことをふと思い出すと、「毎日ここに来いよ」と言う言葉を思い出してしまった。行かなかったら何をされるかわからなかったから、指示に従うしかなかった。屋上に着くと、「遅いんだけど!」と言われ、お腹辺りをまた数回殴られてしまった。「マジ気分害されたわ。じゃあね」と言い捨て、行ってしまった。屋上から降り、靴箱でシューズから靴に履き替えていると、部活帰りの羅那と慎平に会った。私はすこしやつれていたため、「どうしたの?」と聞かれた。このことを言ったら何が起こるかわからない、心配させてしまうかもしれないと言う気持ちから、「大丈夫だよ」と言う言葉しか言うことができなかった。そのまま逃げるように家に帰り、風呂に入った後また深い眠りに落ちた。
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#いじめもあり、、、?
めめぽん
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コメント
3件
「大丈夫だよ」って笑った後の逃げるような帰り方、胸がぎゅっとなりました……。羅那たちと過ごす明るい時間と、屋上の痛みの対比が切なくて。誰にも言えないヒミツ、というタイトルがじわじわ効いてきます。月さんの「かわいい」に戸惑う表情も好きです。続きが気になりますね🤍