安室side
爆弾を一瞬で解体した彼女。
その行動のおかげで警察からちょっと…どころじゃない質問が沢山来たのは置いといて、
なんだあのスピードは。
松田と肩を並べれるくらい早かった。
…松田か。
懐かしいな。
コナン君に連絡すると直ぐに来てくれた。
もう犯人も特定し終えた後なので、簡単に店に出入りできるようになっている。
「ほんと?安室さん。…莉心さんがすごいスピードで爆弾を解体したって。」
「ああ。あの実力は松田と同じくらいかもな。」
「松田刑事と!?」
心底驚いた顔をしているコナン君に、どうでもよかったことを聞かれた。
「安室さん、それ以外に今日、なにかわかったこととか…あった?」
「うーん…僕と付き合う気はないってことかな…」
「どこかに誘ったの?」
「いや、恋愛的に」
「…は?」
案の定、コナン君に呆れた顔をされました。
「ねぇ安室さん。ハニトラ好きすぎない?」
「別に好きなわけじゃないよ。情報を聞き出すために仕方なく…」
なんかひきつり気味な顔になっているコナンくんは見なかったことにして。
「あの速さは絶対只者じゃないよ…」
「安室さんがそう言うならそうなんだろうね…」
今の状況の深刻さを理解して、それ以上追求してこなかったのは助かった。
「任務と言っていたこともあり…組織関係なことはほぼ間違いないだろうね。」
「そしてあの爆弾は組織がしかけたものじゃない。」
「ああ。あいつらならもっと効率よくやっているだろうし…」
「それはともかく、彼女は…」
2人『何者だ…?』